SST'S フィールドスケッチ
壁際の絶叫娘

壁際のヤマメ

毎年、多くの釣り人たちの心を挫く大ヤマメ……いつの頃からか、このポイントに入るヤマメたちは「壁際の絶叫娘」と称されるようになりました。
そこは神流川「本谷毛バリ釣り専用区」区間2にある大きなプール。

左岸にそびえるオーバーハングした岩盤直下の流れには、40cm級のヤマメが定位したりクルージングしながら、魅惑的なライズを繰り広げます。


魚の動きの一部始終は、右岸の遊歩道の上からはっきり見て取れるため、誰もが釣ってやろうと躍起になります。

ところが、うまくドリフトが決まらないと見切られるし、もちろんフライが合わないと口にしてくれません。
そして問題なのは、フライを偽物だと見切ったときのヤマメたちの癪に障る行動です。
フライを見つけてスーッと近寄るまでは普通なのですが、見切るやいなや、一目散に矢のような勢いで水底へと逃げ去って行きます。

それはもう「ギャー!」という絶叫が聞こえてきそうな拒絶反応。
「そこまで嫌がらなくてもいいじゃないか…(涙」

プライドを傷つけられ、深い溜息をつく釣り人をこれまで何人も見てきました。

 

ファースト・キャストで決められさえすれば、釣れる確率は高いのですが……

多くの釣り人のメンタルは、プレッシャーを感じるほど脆く危うくなるようで( ̄▽ ̄;)

少なくとも数回は絶叫させないと、結果を出せないのが実態です。


一度逃げ去った魚は、運が良ければ15分程度で戻ってくることもありますが、持ち前のスプーキーな性格は失敗を繰り返すほどに磨きがかかり、時間が経つほどに釣りづらくなります。
運が悪いとその日のうちに戻ってこないこともあります。

戻ってきたと思っても、他の小さな個体と置き換わっていたりします。

そんなときは、日を改めて挑戦するしかありません。

 

絶叫娘との攻防は、ファースト・キャストの大切さを思い知らされる最高の体験になることでしょう。

一般的には、魚に絶叫されるよりも、釣り人が絶叫する回数のほうが多いみたいですが。

 

※画像のヤマメは♂ですが、「山女魚」ということでご理解を(^^;

続きを読む...
大雪の候、そしてテンカラ釣りのことなど

日々の流れに飲み込まれ、ブログがしばらく放置状態でございました。
特に変わったこともなく生きておりますが、世の中はすでに師走を迎えました。

暦のうえでは「大雪」、平野部にも雪が降り始め、山のクマさんも冬眠に入る頃ですね。
前橋では先月24日、11月の積雪としては66年ぶりとなる早すぎる初雪に見舞われました。
それは私自身にとっても生まれで初めての経験でしたが、雪は一瞬にして消え、その後はポッカポカの小春日和になったり、赤城おろしが吹き荒れる日があったり、気象の変化が激しい日々が続いています。

ということで、久しぶりのブログ更新です。

公園の風景穏やかな夕暮れ、近所の公園。

駆け抜ける野球少年を見送りながら、少年時代に思いを馳せる時間……
そんなひと時が、とても貴重に思える今日この頃です。

豊満ハコスチ季節柄、センチメンタルな気分になりがちですが(笑

実はけっこう釣りに行ってます。
このオフは「神流川オフシーズン ニジマス釣り場」”ハコスチ"を釣る機会が多く、今週も二日間取材で訪れました。

続きを読む...
色づく季節に

gradation先週末、今年最後のFFスクールを上野村[神流川オフシーズン ニジマス釣り場]で開催しました。

ほとんど奇跡に近い好天に恵まれた2日間、紅葉の最盛期を間近に控えた川辺の風景……
紅葉のグラデーションに感動しながら、有意義な時間を過ごすことができました。
寒さをまったく感じない11月の上野村なんて、めったに体験できるものではありません。
小春日和は釣り日和、本当に気持ちの良いお天気でした。


金ハコスチお目当ては噂のニジマス「ハコスチ」

当ブログでも何度かご紹介していますが、唯一無二のパワーとスピードは釣り人的興奮をかきたててくれます。
オフシーズンにはもったいないくらいの釣りを楽しめます。

続きを読む...
晩秋のみちのく釣行

季節を見送る毎年恒例の宮城県の鳴子温泉、鬼首を流れる荒雄川C&R区間に行ってきました。

例年は10月中旬を目安に出かけていましたが、今年は秋のコカゲロウのハッチを期待して11月初旬の3日間を選びました。
やはり季節の進行は遅れ気味で、水辺の緑の割合はいつもの10月と変わりません。


フタバコカゲロウDD予想通り、メイフライはハッチしましたが……

初日の午前中にハッチが多かったのは、なんとフタバコカゲロウ(#16〜#18)の仲間でした。

先日の北海道釣行と同様に、季節の巡る様子をいまひとつ掴みきれません。
 

続きを読む...
秋の北海道 2016

紅葉と青空今年も恒例の秋の北海道釣行へ出かけてきました。

通い慣れたフィールドでは、度重なる台風襲来による被害の傷跡が生々しく、いつもとはかなり違った様相を呈しているものの、

川とその周辺の生きものたちは逞しく生き抜いていました。

旅の前半は、これまで体験したことのないインディアンサマーの日々。

まさかと思うような大型魚を目撃したり、水生昆虫のスーパーハッチに出会ったり、戸惑うことが多かったのも確かです。
紅葉の進行は遅く、明瞭なテレストリアルの流下には、一度も遭遇することがありませんでした。
自然界とは本当に不思議で、人間の想像など、いとも簡単に崩してしまうものです。

それにしても好天に恵まれた前半、秋を彩るフィールドの景色が素晴らしかったこと!

LOVE魚たちも想像以上に逞しく、より一層の輝きを放っていました。

素晴らしいコンディションの魚体には、幾度となく感動を覚えました。

そして……

続きを読む...
上野村散策

ペア一昨日の金曜日、秋の上野村を散策してきました。

森や渓流の自然観察……ヤマメの産卵が始まる頃です。

そして山里を歩いたり、まだ行ったことのなかった村内をうろうろしたり……。

新しい発見もいろいろあって、充実した時間を過ごすことができました。

禁漁期を迎えた静かな渓流には、秋の陽射しが降り注いでいました。

今年は夏季の日照時間が少なく、ヤマメたちの産卵も早まるのではないかという予想でしたが……

撮影のため産卵行動の観察を始めてみると、渓魚たちはそれらしいポジショニングを取っているものの、色気よりも食い気が優先されている様子。
ペアリングというよりも、一緒に食事しながら日光浴を楽しんでいるようでした。
産卵前の小休止といった状態で、いつもの年よりも1週間くらい遅れている印象を受けました。

 

それにしても、水が綺麗でほっとしますね。
続きを読む...
秋渓風情

秋ヤマメ秋の訪れというのは、寂しくもあり、嬉しくもあり……

水や空気が透明感を深め、渓魚たちも色づき始めます。

そんな様子を見ているだけで、時節の動きを実感できます。

 

ヤマメやイワナの渓流釣りシーズンが終わってしまうことに一抹の寂しさを覚えるのは確かですが、節目として考えればちょうど良い気分転換になります。

これからは来季に向けて、思いをはせるもよし、各地のニジマス釣り場や管理釣り場へ出かけるもよし……

釣り人にヒマはありません(笑

続きを読む...
夏の思い出

夏空不安定な天候に苛まれ、思うように釣りに行けない夏でした。

北国ロードは最悪の雨の日々、帰宅してからの地元は大渇水……

その後、次々に発生した台風は北日本に未曾有の被害をもたらしました。

 

人間の都合で自然は動いてくれません。
自然をコントロールすることなど、絶対にできないことを思い知らされた夏でもありました。
続きを読む...
CALENDAR
SMTWTFS
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< April 2017 >>


ENTRY(latest 5)
ARCHIVES
CATEGORY
COMMENT
PROFILE
LINK
Copyright 2005〜2010 Seiji Sato. All rights reserved. No reproduction or republication without written permisson.

本ブログにおけるすべての内容は、日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。本ブログに使用している写真・本文の無断転載を禁じます。同様に情報ベースサイト等への流用を固く禁じます。

お問い合わせやリンク等を貼られる際は、プロフィールにあるアドレスへご一報ください。



パタゴニア

パタゴニア
RECOMMEND


メンズ・ナノエア・ライト・ハイブリッド・ベスト


メンズ・レビテーション・フーディ


メンズ・ナノエア・ライト・フーディ


ブラックホール・ダッフル 60L


メンズ ビーニー・ハット













        





無料ブログ作成サービス JUGEM

(C) 2017 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.