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今季初の本流筋へ
現在発売中の「FlyRodders 2015年春夏号」でニンフフィッシングについて書かせていただいていることもあり、今回の釣行は自分自身で積み上げてきたニンフフィッシングに対する考え方の考証や復習といった目的がありました。
ライズがあれば、もちろんそちらを優先させますが(笑)、あいにくライズはほとんどない状況でしたので、思い切りニンフフィッシングを楽しむことができました。 運よく60cmオーバーのニジマスも釣れたりしましたが、最もコンディションの良かったのが上の画像の魚です。
50cmに少し足りないくらいのサイズでしたが、完璧な魚体と圧倒的なパワーとスピードに振り回されました。
日が傾き始めた時間帯に釣れたため、強い斜光の反射を避けきれず、薄紅の頬の一部が白飛びしてしまったのが残念です。
そして…… |
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「春季FFスクール in 神流川」を終えて
先週末、上野村神流川C&R区間にて行われた「佐藤成史春季FFスクール in 神流川」が無事終了しました。
2日間ともに最高のお天気に恵まれ、心地よい時間を過ごすことができました。
数日前の降雨で雪代が入り、気温が20℃に達する勢いの割には水温が低く(22日の昼前で約7℃)、水生昆虫の動きは停滞気味。 季節の進行具合に関して、陸上と水中のギャップが大きいようでした。
ライズのある時間帯や場所も限られ、釣りのほうは思いの他スローでしたが、ニンフフィッシングによる対応で、絶好釣な方もいました。 参加者の皆さん、おつかれさまでした。
皆さんのフライフィッシング・ライフ充実のために、少しでもお役に立てたらと思います。
これからも精進に励み、フライフィッシングを存分にお楽しみください!
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春のうららの上野村
昨日は全国的に暖かな日並となり、前橋市の最高気温は21.8℃まで上昇しました。
上野村も20℃前後まで上がり、うららかな春の1日を過ごすことができました。 ときおり吹き抜ける生暖かい風が大量のスギ花粉を巻き上げ、水辺にも花粉をつけた葉先がたくさん落ちてきます。 まさか花粉症のヤマメはいないでしょうが、今の時期、北関東の山里は濃密な花粉に覆われています。 私は花粉症とは無縁ですが、症状の出る方にとって、この季節はたいへん辛いことでしょう。 さて、肝心な釣りですが……どうしたことか思いのほか不調でした。
まとまったハッチは見られず、ライズもほとんどありません。
川底をガソゴソすれば、羽化間近の水生昆虫たちでザワザワしているのですが……
水温が一気に8℃も上がったそうですから、虫たちもびっくりしているのでしょう。 それでも川の中では、目に見えない変化が次々に起こっています。
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節分草(セツブンソウ)
埼玉県秩父郡小鹿野町にある「節分草(セツブンソウ)」の自生地へ出かけてきました。
以前、スプリング・エフェメラルについて調べているとき、名前は聞いたことがあるものの……実物を見るのは今回が初めてでした。
セツブンソウの容姿は、同じスプリング・エフェメラルのキクザイチゲとよく似ていますが、サイズはずっとコンパクトで花径は2cmほど。
しかしながら、気品ある配色と色合いには驚かされました。林床のささやかな陽だまりで、短い春を謳歌する儚い妖精のようです。
ガクや葉の色調の個体差が大きい植物ですが、光の状態に恵まれ、鮮やかな色合いで撮影することができました。
ちなみに節分はとっくに過ぎましたが、セツブンソウという名称は、旧暦の節分の頃に開花することに由来しているそうです。
自生地はひんやりとした空気の漂う北斜面。
西日が当たらないことが、セツブンソウの好む条件だそうです。
そんな場所の比較的平坦な斜面に、うっすらと積もる雪のような風情で群生しています。 この自生地全体は小鹿野町によって管理されており、見学するには料金が必要です(300円)。 貴重な植物ゆえ、放置されれば盗掘されるのは時間の問題。
人里に近い群生地では、しっかりとした保護管理を行っていくことが大切です。 さて、セツブンソウを観察したとあとは……
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渓流釣り解禁とシャック・イーター
群馬県内も3月1日に解禁したものの、出かけようにも天候とのタイミングが合わず、結局5日の木曜日が初釣りになりました。
出かけた場所は例年通り、上野村の神流川です。
続いて7日の土曜日にはシンプル・フライフィッシング、すなわちテンカラ釣りの講師を務めさせていただきました。
釣りの方は至って好調で、日中はクロカワゲラ、朝夕にはユスリカの適度のハッチが見られました。 今季は不順な天候のせいで、釣り人の数がまだ少ない様子。 魚たちも毛ばりを見慣れていないようでもあり、特にフライを吟味する態度は取りません。 そしてハッチのない時間帯には、やはり水生昆虫の抜け殻、すなわちシャックを食べて飢えをしのいでいるようです。 こんな捕食物を表現するフライはありませんが、こんな現象も解禁フィーバーならではの高密度状態が引き起こします。 一雨降って増水すれば、魚たちも三々五々散らばって、平常を取り戻してくれることでしょう。 シャックはユスリカやクロカワゲラの脱皮殻が砕けたもの。
それにしても、これだけ食べるのはいろいろな意味でたいへんそうです。 |
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「佐藤成史春季FFスクール in 神流川」開催のお知らせ
来る3月21日(土)~22日(日)、上野村神流川C&R区間にて、「佐藤成史春季FFスクール in 神流川」を開催いたします。
2008年から始まったスクールですが、2011年春は東日本大震災の年は中止になったため、今回は7回目の実施となります。
(個人レッスンの風景) 毎年のテーマは、主に小さなフライ・パターンを使ったミッジフィッシングです。 ところが春の神流川は水生昆虫が豊富なため、ユスリカのハッチや流下だけでなく、クロカワゲラ、オナシカワゲラの類、マエグロヒメフタオカゲロウ、コカゲロウなどのダンやイマージャーが複合して流下するコンプレックス・ハッチが見られることもよくあります。
基本的にはライズを狙うマッチング・ザ・ハッチの釣りを堪能でますが、状況の変化に応じて釣り方をどう変えるか、どんなタイミングをとらえてフライ・パターンを交換するか等々、実践的な内容が多く含まれるスクールになるでしょう。
主催はいつもの”老眼天空本舗”。 詳細はこちらをご覧ください。
両日ともに、あと数名の余裕があるとのことです。
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