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晩夏の渓
約1年ぶりに訪れた県北の美渓、 晩夏を彩るトリカブトの花が咲き乱れ、私たちを出迎えてくれました。 大増水だった昨年に較べれば、遡行はずっと楽でしたが、 大小の滝を乗り越えるには、高巻きの連続、 いやがうえにも体力は消耗して、老体に重くのしかかります。 それでも、こんなイワナたちに会えるのですから、 滑落しても、転倒しても、たとえ戻れなくなったとしても、 私は幸せでございます。 だからといって、単独行する気にはなりませんが。 訪れる者を選ぶ渓…… 年に1度、山の神様へのご挨拶も兼ねて、 体力が続く限り、この渓に訪れることでしょう。 同行したあま党くんとうるし〜、お疲れさまでした。 皆さん無事に帰還できてよかったです(約1名、疲労で夢遊病者状態になっていましたが……w) 今年はもう行けませんが、来年の今時期になったら、 さらに気合を入れて、ぜひまたご一緒いたしましょう〜! |
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佐藤成史 『フォト&フライフィッシング スクール』 開催のお知らせ
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夏空の下で
先週の神流川本谷…… やはり晴れた日の釣りは気持ちよく、 ヤマメたちも浮かれている様子…… 地元の釣友は、 浅瀬でライズする尺ヤマメを"バシッ!"と仕留めてご満悦…… お江戸からの友人は、 金色の頬をした地ヤマメを手にしました。 本谷の夏は駆け足で過ぎ、すでに秋の気配が…… 禁漁まで、あと1ヶ月を切りました。 今週は県北の渓の最源流部へ出かけます。 滝、また滝の峻渓に、"沈"しまくりながら挑んできます。 まさに"年寄りの冷や水"でございますが…… 無事に生還できればよしとしましょう。 |
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『神流川C&Rフォーラム 10th.』 開催のお知らせ
"光陰矢のごとし……" といいますが、今回ではや10回目です。 時間が経つのが早く感じられるのは、 それだけ自分が歳月を重ねてきたわけで(年を取ったわけで)、 次の10年はもっと早く感じるのかもしれません。 上野村漁協主催の"第10回 神流川C&Rフォーラム" 今年の開催は9月12日〜13日です。 今回はドヒャ〜〜っと神流川を楽しむことが趣旨ですので、 どうぞ皆さん、お気軽にご参加ください! なお、両日共にデジカメ教室の講師を務めさせていただきます。 スクールの参加費は無料ですが、人数制限(7名/day)があるため、事前申し込みが必要です。 詳しくはこちらをご覧ください。 撮影用のモデル調達、やっぱり自分でするのかなぁ…… 本谷ネイティブも待ってる……かも! |
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Riverwalkers Rod
地元前橋のプロショップ"Acropolis"にて、 昨年から製作を進めていた"Riverwalkers Rod"の予約受付が始まりました。 まずは取り急ぎ、モデル名、仕様についてご紹介させていただきます。 Model:RW-Y (Riverwalkers-Yamame) 7’8” #3 4pc オリジナルライナー・アルミケース 価格¥65.000(税別) ◎コンセプトは…… 軽やかに、しなやかに、 そしてゆったりと…… スムーズなキャストとソフトなプレゼンテーション、 メンディングやフリッピングも楽々こなして、 #3ラインを自在に操れる楽しいロッドです。 ◎アクションは…… 一般的な基準で判断すれば、"ミディアム・スロー"くらいのアクションではないでしょうか。 手に取ると、素材の性質上"ボヨヨ〜ン"と頼りなく思われるかもしれませんが、 ラインを通せば"シャキッ"として、強いトルクを感じることでしょう。 ロッド名を"スラック・マスター"にしようと思っていたくらいですから、 プレゼンテーション時にラインやリーダーにスラックを入れやすいアクションが特徴です。 また、フッキングしたヤマメが外れづらい!! という点にも配慮して、アクションを工夫しました。 フッキング直後、千変万化の動きを見せるヤマメに対応して、 ロッドティップは素直な追従性能を発揮します。 それを支えるバット部は、強くもなく弱くもなく、適度の張りを備えています。 これらはあくまで私の主観であることをお忘れなく。 人によって感覚は大きく異なる場合もあります。 *最終プロトはAcropolisに置いてありますので、百聞は一見にしかず……一度手に取って振ってみていただければ、コンセプトに関してご理解いただけると思います。 現在、市販予定仕様のデザインに仕上げたものを製作しております。 具体的な入荷日が分かり次第、当ブログにてお知らせする予定です。 私にとっては初めてのカスタム・モデルですが、どうぞよろしくお願いします。 なお、予約受付の締め切りは9月中旬頃の予定です。 今回は製作本数が限られ、申し込み順にシリアル・ナンバーを入れる関係もあり、受付金として10.000円をお預かりすることで予約確定……というかたちを取らせていただくようです。 仕上がってきたロッドについては、私が一度握って、"気"を注入しておこうと思います。 それが不吉と思われる方は、事前にお知らせください。 いずれにしろ、詳細はこちらでご確認のうえ、
お電話かメールでお問い合わせください。 |
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昼下がりの風景
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残暑お見舞い申し上げます
梅雨の呪縛から逃れられないまま、立秋が過ぎてしまいました。 すでにお盆休みに入られている方も多いと思いますが、 今夏の本格的な暑さはこれからが本番。 熱中症などに注意して、楽しい休暇をお過ごしください。 私は今週一杯は自宅でおとなしくしています。 久々に本でも書きましょうかねぇ……という意欲が出てきたので、 その構成や写真の整理に没頭しようと思います。 ところで、今日は8月12日…… 1985年(24年前)のこの日、群馬県上野村の御巣鷹尾根に日航機が墜落、犠牲者数520名にも達っする未曾有の大惨事"日本航空123便墜落事故"が起こりました。 あの日のことは、私たちの記憶から消え去ることはありません。 御巣鷹尾根の直下には、神流川源流が流れています。 一人の日本国民として、また縁あって神流川周辺によく出かける者としても、 常に心のどこかに置いています。 あらためてご遺族の方々のご冥福をお祈りすると共に、 このような事故が二度と起こらないことを切願しております。 |
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『佐藤成史FF夏季講座IN神流川本谷』が行なわれました!
先週の土曜日(8/8)、上野村の神流川『本谷毛ばり釣り専用区』にて"老眼天空本舗"主催のFF夏季講座が開催されました。
朝方は晴れ間ものぞきましたが、降り出すのは時間の問題…… といった空模様。 そんなわけで、迅速な進行を心がけたのですが…… まずはいつものようにデモフィッシングからスタート。 この数日の降雨で、ようやく歴史的渇水から回復しつつある本谷でしたが、 その変化があまりに急だったせいか、魚たちは沈みがち。 いつもなら、プールのヒラキに大きなヤマメがポカ〜〜〜ンと浮いているのが見えるのですが、この日は浅場に入っている魚さえ、底にぺったり張り付いています。 そんなわけで、本命箇所は後回しにして、最初は一発大物ポイントを狙います。 写真はエリア2にある大淵、 ここの岩盤際をよんまるクラスがクルージングしてくるのを最近よく見かけます。 けれどもフライの着水音や、ティペットの存在を敏感に察知するやいなや、 「キャ〜〜〜〜〜!」 という叫び声を発しながら狂ったように逃げ去ります。 そこまで怖がらなくてもいいのに……と思うのですが、 以前、誰かに虐められた経験がそうさせてしまうのかもしれません。 もちろんこの日も、絶叫が大淵にこだましました。 時間配分が的中して、本命場所に移動すると活性は上々。 尺上のヤマメやイワナたちを数匹キャッチできました。 毎度のことながら、ファーストキャストの重要性について納得いただけたと思います。 個人講習の部では、皆さん緊張しがちになりましが、 見事な結果を出してくれる人もいらっしゃいます。 そして午後3時を過ぎた頃、早くも雷雨が襲いかかってきました。 雨中の講習となってしまったのが残念です。 皆さんにおきましては、アドバイスを心に留めて、 あとでじっくり練習していただければと思います。 頭では理解できていても、やはり反復練習を行なわないと、 身体がついてきてくれませんから。 参加された皆さん、そして老眼天空本舗のK上さん、 どうもありがとうtございました。 さらなる精進を重ねてくださ〜い! |
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源流行
地元の釣り仲間たちと一緒に、 県北を流れる有名河川の源流へ行ってきました。 この渓を訪れるのは、何と30数年ぶりのこと。 断片的な記憶と目の前の風景を重ね合わせ、 時の流れを感じるのでありました。 数日前から日に数回、現地の天気予報をチェックしていましたが、 晴れ〜曇り〜雨とめまぐるしく予報が変わります。 そして出かける寸前の予報は雨だったのですが…… ところが、関越自動車道を北上するにつれて陰鬱な雨雲は遠ざかり、 早朝の林道には夏の光が弾けていました。 爽やかな夏空を谷底から見上げながら、 素晴らしいお天気になったことに感謝、感謝…… 車止めから渓を1時間半ほど歩いて、上流を目指します。 予想はしていましたが、メジャーな渓ゆえ先行者多数…… 途中には、お湯の入ったコッヘルが放置されていたし、 河原には複数の足跡がベタベタと…… 真夏は源流のイワナたちにとって、受難な季節のようです。 それでも皆さんのおかげで尺イワナも釣れたし、 源流部のイワナ釣りを充分に楽しむことができました。 午後は早めに切り上げて、温泉〜B級グルメのコース。 同行した皆さん、おつかれさま&ありがとうございました! いつも不思議に思うのですが、こんなゴミ空き容器やペットボトルの類が河原に落ちているのをよく見かけます。 多分、こんなゴミを捨てていく人たちは、 釣れた魚はしっかり持ち帰っているのでしょう。 こうした現実を見るにつけ、この国の将来が思いやられます。 同じ場所を利用する釣り人としても、心苦しく感じます。 源流行へも、ゴミ袋は必携のようですな。 |
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ハサミツノカメムシ
いつの頃からか、こんな虫の存在に敏感になってしまいました。 特に渓流を歩きながらカメムシの仲間を見つけると、 カタチやサイズだけでなく、その配色、紋様やらに興味津々…… その印象が自分のフライに反映されてくるわけです。 今回ご紹介するのは"ハサミツノカメムシ"というツノカメムシ科の1種。 見た目から想像できるように、この個体は♂です。 比較的ポピュラーな種のようで、あちらこちらでときどき見かけます。 その名称の所以になっているのは、お尻からニョロリと突き出た赤い突起物。 これは生殖器ではないのですが、色調的にも形状的にもたいへん精力的な印象を受けます。 調べてみたら、交尾のときに♀を動かないようにするためのものらしい…… やはりセクシーな用途に使われるのです。 ボディのグリーンと相まって、美しい(キモイ)コントラストを描いていますね。 腹面の色調は、アブドメンの中央付近はレモンイエロー。外側〜前方に向かって背面と同じようなグリーンに変わっていくグラデーション。カラーでした。 さらに肩の突起の先端が部にオレンジ色のアクセントが入っていたり、 どういうわけか、眼まで赤いのが不思議…… 撮影のモデルに飽きたらしく、気が付くとハサミツノカメムシは後ろを向いていました。 正面から光を浴びて、背中に背負った水滴がキラキラ光ります。 これから♀を探しに行くのでしょうか、 決意と気力にみなぎる様子が伝わってきました。 先週末からフライを量産しています。 今日はカメムシ系のパターンでも巻きましょうか。 |