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悪夢のような二日間でしたが……
真夏の渓流釣りとしては、あらゆる条件に恵まれた二日間でした。 初日は県北の渓、二日目は神流川本谷へ出かけましたが、両河川ともにこれで結果を残せないようなら、釣りなんかやめたほうがいい……そう断言できるくらい素晴らしい状況だったのですが…… 考えられないようなミスを連発して良型のイワナをハズしたり、ビギナーのごとくそのへんの木枝にフライを引っ掛けたり……特に初日は悪魔に取り憑かれているとしか思えないほど凄惨な内容でした。 そんなわけで、最終的には何とか結果を出せたものの反省材料は山積み。 まずは神社へ出向いて、お祓いしてもらおうと思っています。 写真は神流川本谷の金色尺イワナをMカメラマンが激写しているところ。 撮影には、柔軟な身体と独創的な絵作りが必要なことがよく理解できますね。 二日間、辛抱強くお付き合いしていただいたMカメラマン、そしてロッダーズ編集長のSさん、いろいろとありがとうございました。 今回の取材の様子は、9月22日発売予定の"FlyRodders "11月号に掲載される予定です。 "PENTAX Optio W60"の撮影術も紹介しますので、どうぞお楽しみに! |
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老眼対策
少年時代の私は、地平線を歩いてくる人の顔まではっきり見えましたが、最近では足元に落とした#14のフライさえうまく見つけられません。 そして今や、立派な老眼になりました。 就寝前、布団に入って文庫本を読むとき、文字がやけに見づらく感じたのは、かれこれ7〜8年前のこと。 そこで早速、知り合の眼鏡屋さんに頼んで、しっかりした老眼鏡を作ってもらいました。 ところが、老眼というのは、どんどん進行するわけです。 新調した老眼鏡は2〜3年もしないうちに使い物にならなくなって、それからは100円ショップのお世話になっていました。 急場はしのげますが、レンズの特性上、1時間以上使用すると眼が痛くなってきますし、あのチープ感はどうしようもありません。 そして昨日、ご近所の釣具屋さん"Acropolis"で、なかなかお洒落な老眼鏡を購入いたしました。 テンプル部分が鼈甲調の素材が使われていて、使い勝手もよろしいのです。 テンプルを互い違いに回転させて収納するのですが、なんと厚さ約1cmのケースに収まってしまいます。 これなら邪魔にならず、持ち運びも容易ですね。 それにこの老眼鏡、Made in Italy でございますのよ。 商品の詳細はこちらからご覧になれます。 老眼とのお付き合いも年期の入ってきた中年の皆さん、チェックすることをお勧めします〜! PS: 今日;明日と、県内河川で"FlyRodders"誌の取材です。 先月発売された"PENTAX Optio W60"を使って写真を撮ったり、あまりあくせくすることのない取材かと思われますが、先日の雨が吉と出るか、凶と出るか……。 日頃の行ないが問われるときですね。 |
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暑中お見舞い 2008年・夏
北関東方面は昨日から曇り気味で、暑さも一段落といったところ。 でも、月曜からは再び猛暑が戻ってきそうな気配です。 先週のプチロードが思いのほか効いたようで、なかなか疲れが抜けません。 昨日の午後から自室で休養していますが、ロード中の暴飲暴食が祟って、体重は増加気味。 おまけに帰宅してからの睡眠時間は、12時間を超えています。 これは疲れではなく、ただの怠惰なのかもしれませんね。 休養中とはいえ、居間でうとうとしていると、涼しい渓谷の風景がぼんやり浮かんできたり、渓魚たちが頭の中を泳ぎ回っています。 体調に関わらず、心は水辺を彷徨っているようです。 週明けからお盆前まで、再び慌しい毎日が続きます。 今日は思いきり休んで体力を温存しておきましょう。 皆さんもよく寝て、よく食べて、暑い夏を乗り切ってくださいませ! |
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ヤマトイワナの故郷へ
岡山〜山梨方面へのプチロード最終日、これまで一度も会う機会のなかった富士川水系の在来ヤマトイワナの顔を見ることができました。 大型魚は望むべくもない小さな渓でしたが、流れには元気なヤマトイワナたちが泳ぎ回り、その棲息地が健全な状態に保たれていることが伝わってきます。 棲息環境全体の様子を見たくて、水源地近くまで沢を駆け上がりました。 滅多に人が訪れることのない空間は、灼熱の下界とは無縁の冷気に包まれています。 滾々と湧き出る水を口に含んで、ヤマトイワナと命の源を共有したような気分を味わい、源流部を後にしました。 ささやかな空間が永遠であることを心から祈ります。 同行した山梨の皆さん、ありがとうございました。 今週末はどこへも出かけず、身体を休めようと思います。 溜まったデスクワークを片付けなければならないし、日常生活の雑用も山積みです。 あまりに暑いので、数年ぶりにエアコンを使おうと思ったら壊れてました…… |
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真夏のサイト・フィッシング
真夏の岡山県、湯原温泉で開催された"JFF(ジャパン・フライフィッシャーズ)"の西日本ミーティングに参加してきました。 気温は30℃を超え、強烈な陽射しが照りつけるコンディションでしたが、湯原のテール・ウォーターは15℃以下の低水温を保っています。 魚たちも極めて元気。大きな魚がクルージングするコースを見極め…… 巨大なドライフライで"ドッカ〜〜ン!" 管理釣り場とはいえ、抜群のコンディションの巨大ニジマスは、猛烈なパワーで突っ走ります。 もちろん釣りだけが目的ではありません。 川作りのお話しやらさせていただいたり、意義ある二日間を過ごすことができました。 参加された皆さん、お疲れさまでした。 そして拙いお話しを絶妙にフォローしてくださった西日本某放送局アナウンサーのNさん、ありがとうございました! 今日はプチロードの後半の目的地、山梨の甲府へ入ります。 |
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プチ・ロードへ
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Dangerous Zone
木洩れ日の渓、生気に満ちた美しい空間にいられるだけで幸福を感じます。 けれどもその一方で…… これな〜に? それはこいつ"ヤマビル"の吸血器官でございます。 つまり、この吸盤で吸血対象の体表に喰らいつき、体液を吸い取るわけです。 先日出かけた隣県の渓は、アブとヤマビルで有名な地域…… 当初はアブを警戒して、その対策を考えていました。 ところがいざ出かけてみたら、そこはまさにヤマビル・パラダイスでした。 人間が近付くと、杣道に積もった落葉の間から、こいつらが一斉に立ち上がり、吸着の機会をうかがいます。 その数ときたらもう…… 吸血前は体長2cm程度で痩せていますが、いざ吸血すれば、最終的には直径3cm以上の球形になることも。 そしてこのヤマビルがぷっくりとラブリーな体型になっているのは、私の血液をたっぷり吸血した直後だからです。 もっとも半分くらいは搾り出してやりましたが……。 吸血されていることに気付いたのは、宿に戻って入浴しているときのこと。 なんと、あごの無精ひげの間に潜んでいたのです。 それにまったく気付かないのですから、鈍感なのですねぇ。 そんなわけで、これらの写真は身体から取り外した後、洗面器の中に入れ、水中撮影したものです。 すでに薄暗かったこともあって、そのようにして動きを制御しないと撮影できませんので。 民宿のおじさんによると、アブは7月27日から大量発生するとのこと。 日付指定付きですので、それ以降はしばらく近寄らないほうがいいと思うのが普通ですが……でもその逆に、人が足が遠のくアブの発生期を選んで来る人たちもいるのだとか。 ついでにもうひとつ…… 水辺にとぐろを巻いて、威嚇の態勢を取るマムシにも出会いました。 体内に子供が入っているのか、全体的に太目ですね。 森は様々な生物たちに棲息の場を与えますが、中にはこのように不快なヤツらも多数棲息しております。 でもそれは人間の勝手な解釈……侵入者は私たちの方ですので、受け入れるしかありませんな。 |
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夏到来!
今シーズン初めて、夏を感じた釣行でした。 二日間ともに天気に恵まれ……いや、恵まれ過ぎです。 そして強烈な夏の陽射しを浴びながら、総勢8名のメンバーで、束の間の休暇を過ごしてきました。 ヤマメの棲む開けた里川はあまりに暑すぎて、早々に退散。 やはり源流へ入らないと…… 身のこなしや足取りの軽い人、重い人、それぞれに渓を渡り、岩を乗り越え、ひたすら上流を目指します。 現地は渇水のせいもあって、全般的にあまり調子よくありません。 ところが、いったいどんな運の巡り合わせなのでしょう。 イワナの女神様が一瞬降臨して、奇跡を起こしてくれました。 それまで20cm程度の魚しか姿を見せなかったのに、いきなり大きな♀イワナが飛び出したのです。 同行した皆さん、そして女神様に感謝、感謝でございます〜! |
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釣りに行ける!
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群馬県立自然史博物館 企画展「フィッシング 魚の生態と人の知恵」スタート!
前回のエントリーでご紹介したように、7月12日から"群馬県立自然史博物館"において、第30回企画展「フィッシング 魚の生態と人の知恵」の開催がスタートしました。 この企画展では、淡水魚の釣りを広範囲に紹介しながら、魚たちの生態や食性についてわかりやすく解説しています。 8月31日まで開催しておりますので、夏休みを利用して、お子様とご一緒に来館されてはいかがでしょう。 2m以上に成長した(?)北海道然別湖産のミヤベイワナのバナー画像が、展示室出口付近の天井から吊り下げられていました。 展示室や通路の壁面等には、友人たちの後姿があったり、かつて出会った渓魚たちの写真が飾られてあるので、何だか自分の部屋にいるような気分……。 なお、8月3日に開催を予定していた自然教室『フライフィッシングの世界ー水生昆虫の生態とフライー』については、おかげさまで募集開始後数日間で定員に達したため、募集を締め切らせていただきました。 PS: 先週の木曜・金曜に山梨県の甲府市で行なわれた"第33回 全国養鱒技術協議大会"は無事終了しました。 拙い講演に耳を傾けていただいた参加者の皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。 また、全国の養鱒関係の方々や、各県の水産行政の担当者と親交を深めることができただけでなく、たくさんの興味深い情報を得る機会にも恵まれました。 その点でも、関係者の皆さんにはたいへん感謝しております。 また機会がございましたら、どうぞよろしくお願いいたします。 |