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スズメバチの奇妙な行動
10月のある日、上野村"ふれあい館"の軒下に集まるスズメバチの群れを見つけました。 大きさや色合いから推測すると"キイロスズメバチ"のようですが、周囲に巣があるわけでもないのに、何やら奇妙な行動を取っています。 雨どいのトタン板を挟んで、上側のハチは一様に正面を向いて並び、下側では一様にお尻をこちらに向けて……つまり、上と下とで真逆の方向を向いて……並んでいるのです。 秋、巣を離れたスズメバチは、新女王バチとの交尾の機会を求めて、高い木の樹冠付近に集まるといわれています。 このスズメバチが集まっている軒下は、斜面に建てられた建物の裏側なので、川面からの距離は4階〜5階建てくらいのビルと同等の高度があります。 都市部では、秋になると高層ビルの屋上付近に集まるスズメバチが多数見られそうです。 その場合も、建物を樹木に見立てた交尾活動と関係が深いそうですから、この軒下に集まるスズメバチたちも、同じ動機で集まっているのかもしれませんね。 不思議なのは、下側のハチたちは寒いので身体を寄せて暖め合い、上側のハチたちは来るべき時を待っている……それを交代で、あるいは順番で行なっているふうに見えることです。 それにしても、いくら望遠レンズで撮っているとはいえ、スズメバチのカメラ目線というのはあまり気分のいいものではありません。 オスバチなら毒針はないはずですが、撮影している時点では、行動の意味を何ら推測できない状況でしたから、恐る恐るというのが本音です。 女王の飛来を待っているとすれば、あまりに律儀な待ち受け行動ではありませんか! ハチの社会において、ルールや秩序を守ろうとする仲間同士の意識は、人間のそれよりはるかに高いところにあるのかもしれませんね。 |
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スープカレー
函館市にあるスープカレーのお店"吉田商店"へ行ったのは今年の6月下旬のこと。 ご縁があって"FMいるか"という函館市のローカルラジオ局に出演させていただいたとき、局のすぐそばにあったのが吉田商店2号店"ヨシダストア"でした。 とても暑い日だったにもかかわらず、辛味フェチの私は、チキンレッグ・カレーの"炎辛"を注文して汗ビッショリ……。 7段階ある辛味の、辛いほうから2番目でしたが、予想を上回る辛さには驚かされました。スープが辛味を倍増させるようなのです。 昼時だったこともあり、昭和っぽくレイアウトされた店内はお客さんで満杯。人気のほどがうかがえました。 北海道のスープカレーは90年代後半あたりから札幌を中心にブームが巻き起こり、それが全国各地に普及していったといわれています。 しかし、実際にはスープカレーの噂を聞く機会はそう多くなくて、少なくとも、私が住む北関東あたりでは、あまりポピュラーではないようです。 とろみのあるルーカレーに較べると、薄いような印象を受けるスープカレーですが、しっかりとした味、コク、そして風味に至るまで、完全に独自の世界を築いています。 吉田商店のそれも、札幌の有名店に勝るとも劣らないクオリティですから、再び訪れるのが楽しみです。 関東地方も寒くなってきました。 身体の芯から暖まる、スパイスの効いたスープカレーが恋しい今日この頃です。 |
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ミッジでサクラ
穏やかな晴天に恵まれた一昨日の日曜日、"赤城フィッシングフィールド"へ行ってきました。 いつもは男たちの鉄鍋会の舞台となる赤城FFですが、今回はお江戸や地元の友人たちと、のんびり釣りに興じることが目的です。 この時期、赤城FFでは#24以下の極小サイズのフライでサクラマスを狙えるため、毎週のように通われている方も多いとか。 状況に応じて、ラーバ〜ピューパ〜フローティングピューパ〜アダルト〜スペント……と、様々なステージに適合したフライパターンを駆使するミッジ・フィッシングは、自然河川でユスリカのハッチに遭遇したときにも応用できます。 普通(?)に釣れば、もちろん普通にニジマスも釣れます。 ヒレ落ちのほとんどない魚質の良さは、サクラマス、ニジマスに共通でパワーも上々。 クリアな水とあいまって、気分良く釣りができます。 この日は並外れた好天と3連休の最終日ということもあって、魚たちはかなりご機嫌ナナメのご様子。 そこで昼過ぎ頃まではダラダラモードでウロウロしていましたが、夕刻を迎える頃には本能むき出しの、大マジモードに突入いたしました。 さすがにその時間帯だけは好釣でしたが……。 ミッジの釣り、やはり面白いですなぁ〜! ご一緒した皆さん、お疲れさまでした。 そして一日お付き合いいただいたinaxさん、美味しいうどんをご馳走してくださった赤城FFのご主人、どうもありがとうございました。 次回もよろしくお願いします! |
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青空の下で……
昨日の11月23日、秋の恒例行事"ヤリタナゴ移動作業"に参加しました。 今回も見事な晴天に恵まれ、とても貴重な時間を過ごすことができました。 この作業の目的は、流量変化等の理由で下流域に流出したヤリタナゴを中心とした魚類をを集め、それらを上流域の棲みやすく増殖可能な環境の整ったエリアへ移動することです。 主催者は"ヤリタナゴ調査会""ヤリタナゴを守る会""やりたなごの会"の皆さんで、"ヤリタナゴの保護増殖"のため、藤岡市文化財保護係から許可を得て毎年実施されています。 当ブログでも過去の活動について数回紹介していますので、詳細は以前の記事"ヤリタナゴの移動作業 その1."等)を参考にしていただければと思います。 ヤリタナゴの採捕作業は2時間ほどで終了しますが、この間、参加者たちは各々手網を持って、水路の中に潜り込みます。 今回はFF用のウェアを身につけた方々も多数参加しておられました。 小さな流れには、ヤリタナゴの他にも多くの魚たちが棲んでいます。 タモロコ、オイカワ、コイ、アブラハヤ、ヨシノボリ、ジュズカケハゼ、それにドジョウやナマズ、アメリカザリガニ等、なかなかにぎやかな棲息状況です。 移動のため採捕したヤリタナゴの総数、約600匹! 今年はライバル魚種になる外来魚、タイリクバラタナゴはわずか1匹しか捕獲されませんでした。 水路の中の小宇宙は健在です。 ヤリタナゴの繁殖に欠かせないマツカサガイや、マツカサガイの成育に必要な他魚種の棲息状況も順調なことが想像できます。 今回は東京方面から遠路はるばる参加してくださった方も多く、大いに助かりました。 参加された皆さん、主催者の皆さん、おつかれさまでした。 来春の移動作業が楽しみです! |
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季節を映して……
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ペットボトルの中で……
東北の、とある田舎町での光景……ペットボトルの中に入れられた"マムシ"が、商店の店先に並べられていました。 (ヘビ嫌いの方には酷な絵かもしれませんがゴメンナサイ!) 小さなヘビが一緒に入っているのは、マムシがペットボトルの中で幼ヘビを産んでしまったから……。 マムシは卵胎生なので卵を産みません。体内で卵から孵った子どものヘビを産むのです。 多いときは一度に10匹くらい産むことがあるので、ペットボトルの中はたちまちにぎやかになってしまいますね。 ちなみに写真の下方、中央付近に、一際大きな親ヘビの頭が見えてます。 ペットボトルの中のマムシたちは、"マムシ酒"の材料として売られています。 マムシ酒の効能は、マムシドリンク等に同じく『滋養強壮、疲労回復、体力増強、強精』といったところ。アルコールによって吸収が早まり、即効性が期待できるといわれています。 マムシでなくても、似たような効果が期待できる食品はいくらでもありそうなものですが……。 排泄物を全部出した状態で、しかも生きたまま酒に漬けることが効き目を得る必須条件ゆえ、こうした販売方法が取られているのでしょう。 国内のマムシの棲息状況は、環境変化等によってエサとなる小動物が減少しているため、楽観視できる状態ではないようです。 どこか物悲しさを覚える光景ではありますが、こんなシーンに出会えるのも、今のうちだけかもしれませんね。 |
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『FF&テンカラ・ファンの集い』を終えて
先週末の11月17日〜18日、"老眼天空本舗"のイベント『FF&テンカラ・ファンの集い(第5回 毛ばり釣り勉強会)』が小菅フィッシングヴィレッジ、小菅トラウトガーデンにて行なわれました。 初日は小菅フィッシングヴィレッジでライズの釣り、ミッジの釣りなどのデモフィッシングをさせていただきました。 テンカラではまず使うことのないミッジサイズのフライですが、今の時期、ハッチの中心はユスリカ類なので、これを外すことはできません。 そしてその効果と重要性について、充分にご理解いただけたと思います。 二日目は小菅トラウトガーデンで止水の釣り。 猛烈な魚影の濃さとはいえ、効率良く釣れるフライや釣り方は限られます。 フライや釣り方に一工夫加えることで、魚たちの反応が大きく変わる……。 そんな様子を体感するには、ポンドの釣りが最適です。 主催の老眼天空本舗の倉上亘さん、テンカラの講師を務めていただいた堀江渓愚さん、おつかれさまでした。 そして参加された皆さんに、心よりお礼申し上げます。 |
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真夜中のワインディング・ロード……
曲がりくねった真夜中の峠道、薄気味悪くてついついオーバースピード気味になることも……。 ヘッドライトの照射する極限られた視界を見据えながら、次々に現われるコーナーを通過して行きます。 左コーナーにさしかかったとき、突然視界に飛び込んできた子供たち……今にも道路に駆け下りてきそうな気配です。 急ブレーキを踏んで緊急回避……と、思いきや、それは古着を使って作られた人形(?)でした。 胸はドキドキですが、ホッと一安心です。 そこは上野原から小菅村へと向かう"上野原・丹波山線"の道すがら……。 人形たちは、地域の方々が道路傍に設置したもののようです。 単調な風景にアクセントを……そんな配慮からでしょうか。 道路際にこんな人形たちが配置されている場所がいくつかあるのです。 それにしても、昼間ならともかく、夜道で見たら最初は驚きますよぉ〜! 皆さん、真夜中のワインディングロードの運転にはくれぐれも注意いたしましょう! |
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林 檎
"リンゴ"の美味しい季節です。 関東周辺のリンゴ産地で有名なのは長野県ですが、群馬の沼田市周辺にもリンゴ農家がたくさんあるのですよ。 これからしばらくの間、わが家には様々な種類のリンゴがゴロゴロ転がっていることでしょう。 基本的にどんな品種でもいただきますが、甘いだけの品種は苦手。どちらかといえば、酸味と甘味のバランスが良く、シャリッと瑞々しいタイプ……サンふじとかジョナゴールドなどが好きです。 それに最近では少なくなりましたが、八百屋さんで美味しそうな"紅玉"を見つけたらまず買いますね。 それにしても、リンゴの滑らかな曲線の妖しく魅力的なこと……。 思わず手を差し出してしまいそうですね。 アダムとイブの気持ちが分かるような気がします。 PS: 本日から日曜日まで、江戸〜小菅村へ出かけます。 江戸では会議と打ち合わせ、それに忘年会。小菅では先日お知らせした"老眼天空本舗"主催の"FF&テンカラ勉強会"に参加します。 ちょっと週末の天気が心配ですなぁ。 |
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蝶々(チョウチョウ)
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