STATE | ENTRY | <<new | 1 / 2pages | old>> |
|
スポンサーサイト
|
|
ハリガネムシの恐怖……
※あらかじめお伝えしておきますが、今回のエントリーはお食事中の方はご覧にならないほうが賢明と思われます。特に麺類を食べている方には最悪ですので……。
秋の渓流で足元に蠢く"ハリガネムシ"を見たことはありませんか? あるいはカマキリのお尻から、ピロ〜ンとその一部が飛び出した状態を見たことはありませんか? ハリガネムシは"類線形動物"の仲間で、その幼虫はカマキリやバッタなどの陸生昆虫に寄生することで有名です。 しかしながらこの気色悪い生き物、実は水生生物なのです。 ……水中で産卵→孵化した幼虫が水生昆虫などに寄生→羽化した水生昆虫を肉食の陸生昆虫が捕食→陸生昆虫の体内に寄生、成長→宿主の体内で成熟後、再び水中へ…… 大まかな生活サイクルはこんな感じです。 これだけ見れば「あぁ、なるほどね……」と思うだけかもしれません。 しかし、最後の段階で陸生昆虫の体内に寄生するハリガネムシは、どうやって水中へ戻るのでしょうか? 一説によると、ハリガネムシはある種の神経伝達物質を使って、宿主を水辺へ向かわせるといわれています。 つまり、秋を迎える頃になると、カマキリたちはハリガネムシに行動をコントロールされ、自分の意思とは裏腹に水辺を徘徊させられる……というわけなのです。 そして宿主が体の一部が水に触れた途端、体内からヌルリと抜け出します。 そのあたりのメカニズムはまだ解明されていないようですが、何とも恐ろしい策略を仕掛けるものです。 宿主の体内で自殺を促す物質を出すといわれたり、重力走性に関係する蛋白質も見つかっているそうですから侮れません。 ちなみに、昆虫の体内に入っている状態、あるいは抜け出した直後のハリガネムシは濃い茶色系の色合いですが、水中に入ると白っぽくなります。 また、ハリガネムシをお尻からズルーッと引きずっているイワナを釣ったことがあるので、渓流魚とも密接な関わりを持っているようです。 それから極めて稀ではあるものの、人間にも寄生するそうな……。 水辺がやけに恋しくなるあなた!もしかすると体内にハリガネムシが潜んでいるのかも…… アッ!それってまさに自分のことですね。 そういえば、河原で昼寝しているとき、何かがモゾモゾと鼻の穴から入ってきて…… お医者さん行ってきます〜! ◆ハリガネムシを紹介した動画もあります。 依頼者の関西系の母娘が、ハリガネムシを"ハルサメムシ"と言ったり、最後にハリガネムシを嬉々とした様子で弄ぶ母親が印象的。 最後まで見れば、あなたもハリガネムシ通になれそうです。 |
|
シャロムの森へ、久々のプライベート釣行
一昨日の26日、シャロムの森へ行ってきました。
スクール以外でシャロムに訪れたのは、なんと5月2日以来のこと。実に久しぶりのプライベート釣行でした。 先週末に行なわれたスクールの2日目は、滅多に経験できない良い状況。 せめてあのときの半数程度の渓魚が見えていれば、爆釣まちがいなし……と、思ったのですが……。 それはそれは気持ちの良い朝でした。 秋の陽射しが渓に降り注ぎ、谷筋はキラキラきらめく光の粒子に満ち溢れています。 この調子でスカッと晴れて、気温が上昇してくれれば…… けれども、そんな儚い期待は呆気なく裏切られました。 午前10時を過ぎた頃には、灰色の雲が空を覆い尽くして……。 結局、青空は戻ることなく、肌寒く薄暗い谷間で1日を過ごすことに。 今週に入ってから水量がガックリ落ちたうえに、透明度はグ〜ンとアップ。 ヤマメたちの動きはヒジョーに神経質で、曇天の宙を横切るをラインにさえ敏感に反応ます。 瀬や淵のヒラキに入っている魚は、上流へ向って一目散に逃げ去って、危険を伝達して回ります。 シャロムのお馴染みパターンですね。 それでもファーストキャストにすべてを集中して、イメージ通りのドリフトにつなげられれば、とりえあえず一撃必中の反応を得られます。 それにはかなりの精度を要求されるので、完璧にキメられる確率は決して高くありません。 アベレージは24cm〜25cmでしょうか。 そのサイズならば警戒心も甘めで、そこそこ数を出せるのですが……。 半数くらいはサイトで狙うことができるものの、水面近くに浮いている個体は少なく、中層より下に定位しているのを曖昧に確認できる程度。 それなりの経験がないと、そこにヤマメがいることすら気付かずに、フォルスキャストの段階でそれらを追い払ってしまうことでしょう。 3割程度は泣き尺クラスが混じります。 今年のシャロムは、このクラスのヤマメの完成度が特筆モノ。 素晴らしい魚体にうっとりしますが、暗い谷間ではなかなか良い写真が撮れなくてもったいない。 このヤマメもやむを得ずストロボ撮影で……。 そんなわけで、この日、尺オーバーは痛恨の2度のバラシで見果てぬ夢に……。 雨が降って状況を変えない限り、厳しい状況が続きそうです。 上の写真は先日のスクール後、生徒の皆さんと一緒に釣り上がったM区間で釣れた33cmの♂ヤマメです。 昨年までは、こんなタイプを見る機会は滅多にありませんでしたね。 とにかく、例年になく大きな魚がたくさんいます。 この週末に出かける皆さん、天候や水況に左右されるとは思いますが、ご健闘を祈りいたします。 この次の雨を合図に、ヤマメたちは一斉にスポーニング態勢に入ることでしょう。 来週中にあと一度出かけて、自分自身の今年のシャロムの釣りは終了しようと思います。 |
|
中秋の名月
一昨日の晩、南の空に煌々と輝いていた中秋の名月です。 きれいな月や月明かりも、自然からの素敵な贈り物です。 できればリアルタイムでゆっくり眺めていたいですね。 中秋の名月というと、誰もが完全な満月を想像しがちです。 けれどもこの月がそうであるように、満月とは限らないのだそうです。 ちなみに今年の満月は27日、つまり本日です。 でも、前橋市内は朝からどんより曇り空。 今宵の満月は拝めそうにありません。 残念〜! |
|
神流川『渓流魚産卵行動観察会』開催のお知らせ
台風9号の影響で中止になってしまった9月の『神流川C&Rフォーラム』でしたが、その代替イベントが来る10月13日〜14日の2日間、『渓流漁産卵行動観察会』という名称で開催されることになりました。 開催名の通り、イベントのコンセプトはヤマメたちの産卵行動ウォッチングです。 その一部始終を観察できれば完璧ですが、仲睦まじくペアリングする様子や、メスを独占できないのにテンパッテいる哀れなオスたちを見たり、産卵直後の卵を虎視眈々と狙うイワナたちを見るだけでも興味深いものです。 秋景色の渓で粛々と繰り広げられるヤマメたちの恋愛劇場を垣間見れば、ヤマメたちに対する愛情もよりいっそう深まることでしょう。 昨年、私がヤマメの産卵を観察したときの様子は『ヤマメたちの情熱の秋 その1.』 『ヤマメたちの情熱の秋 その2.』でご紹介していますので、興味のある方はご覧になってください。 今回のイベントでは、ふれあい館付近の秋冬季釣り場でニジマス釣りもできますし、昼には楽しいBBQ、コンデジスクールも用意されています。 そして夜には、あのめくるめく興奮に包まれる大宴会も用意されていますのでお楽しみに! 参加申し込み、及びイベントの詳細については、上野村漁協のサイトから こちら のページをご覧下さい。 |
|
秋のシャロム FFスクール2日目
山猫軒の屋根を叩く雨音は、強くなったり弱くなったり……。
確かなのは相当量の雨が降ったとことで、それが2日目のスクールに吉と出るか、凶と出るか……それが気がかりでした。 初日は曇天になった途端、渓魚たちの活性が急激に落ちたこともあって、やはりシャロムの幸運はお日様第に左右されるのか……そんなイメージばかりが膨らんできます。 ところがどうしたことでしょう! 朝から渓魚たちの活性は上々、猛烈な土砂降りの中でさえ、岸寄りのたるみや反転流に、大きなヤマメが浮いているのがよく見えます。 そして生徒さんが釣られたヤマメたちです。 見えることと釣れることは別問題ですが、こんなヤマメたちに翻弄されるのが嬉しかったりします。 尺にはわずか足りないものの、素晴らしいクオリティーのシャロムワイルド。 スポーニングを数週間後に控えた魚体には、生命感が漲っていました。 終日、雨……しかも時々土砂降り……という悪天候でしたが、定員8名の皆さん全員が集まってくれました。 レッスン中、できるだけチャンスが平等に訪れるようにマンツーマンの時間割を工夫しましたが、あのサイズを間近に見たら、誰だってビビります。 ミスキャスト、ミスドリフトによるスプーキーな反応がストレートに返ってくる川ですから、皆さんも悔しい思いをされたことでしょう。 そのぶん、ご自分の修正点等を確認できたと思いますし、こちらのアドバイスもご理解いただけたのではないでしょうか。 参加された皆さん、どうもありがとうございました。 これからも日々是精進の心意気で、皆さんそれぞれに思い描くフライフィッシングの世界を存分に楽しんでいただければと思います! |
|
シャロムの森 FFスクール初日
|
|
日光浴
雨上がりの朝……気持良さそうに日干しするアマガエルたち。 目の前をうろつくアリなど気にもせず、惰眠を貪る姿の可愛らしいこと! ちなみにニホンアマガエルの皮膚の粘膜には、強い毒が含まれているそうです。 触った後に眼をこすったりすると、失明する危険さえあるのだとか……。 可愛いものにも毒ある……ということで、くれぐれも注意しましょう! |
|
今週末はシャロムでスクール!
今週末の9月22日〜23日は"シャロムの森"にて、本年度3回目のスクールが開催されます。 このところの雨で渇水も解消され、万全のコンディションで望めることでしょう。 秋のシャロムは、ワイルドヤマメのサイズも期待できます。 今日の時点で若干空きが出たとのこと。 詳細はこちらからどうぞ。 PS: 昨日、県北の渓では惨敗に終わりました。 期待の上流部は不発に終わり、本命区間入渓点には先行者が……。 台風9号の通過から先週末の3連休にかけて、渓は銀座状態だったとのこと。 厳しい現実を見せ付けられました〜! トホホのホのホ…… |
|
群馬県隊グンマレンジャー!
ちょっと見逃せない群馬限定キャラクター商品です。 そこは"上野村ふれあい館"、土産物が並べられた陳列棚で一際異彩を放っていたのは"群馬県隊グンマレンジャー!"という名のお菓子でした。 群馬の味 こんにゃくグレイ 群馬の主 天狗レッド 尾瀬の香り 水芭蕉ホワイト 群馬のアイドル ねぎグリーン 群馬のいやし 湯上がりイエロー 群馬を象徴する名物、名産品をイメージした5人(?)が、群馬のために誠意を尽くして働く……という発想らしいですが、敵は冷たい浮世の風……でしょうか。 欲をいえば、『群馬の誇り、本谷ハイパーヤマメ』ってのも入れて欲しいですな。 さて、肝心な商品の中身はカスタードケーキです。 試食していませんが、お味よりも存在の方に大きな衝撃を受けたのでご紹介させていただきました。 今ならオリジナルステッカー付き! 5つのキャラのアクションストラップも別途商品化されています。 昭和を感じさせる発想、デザイン、そしてキャッチコピー……。 企画者はそれなりに年齢の方なのでは……と、直感しました。 なにはともあれ、ヒット商品になることを期待しています! PS: 群馬県内のヤマメ・イワナ釣り禁漁まであと2日。 今日はこれから県北の渓へ出かけます! |
|
『秋季FFスクール IN 神流川』を終えて
台風9号とその後の大雨による増水&濁りが続き、開催さえ危ぶまれた『秋季FFスクール IN 神流川』でしたが、河川状況は予想を上回る回復力で不安を一掃してくれました。 そのうえ天候にも恵まれ、いつも以上に充実したスクールになったことは、幸運というほかありません。 本谷毛ばり釣り専用区では、濁りは取りきれなかったものの、渓魚たちは増水時における典型的なポイントに入っています。 岸寄りの緩流帯ではサイトフィッシング、その周辺ではブラインドフィッシング、そして深みに入っている渓魚にはニンフフィッシングで……それぞれに充分な結果を出すことができました。 そんな状況には、自分自身でもたいへん勉強になりました。 やはり渓魚たちの多い環境では、いろいろなことを学び取れます。 代替場所に選んでおいた流れでも、土曜日スクール開始直後は好調でした。 ところが災害復旧工事による濁りが入ったり、禁漁間際の釣り人ラッシュで予想外の展開が……。 現実はなかなか厳しいものです。 参加された皆さん、ありがとうございました。 サポートしていただいた"練馬の住人さん"と"上野村漁協"の皆さん、お世話になりました。 そして主催の"老眼天空本舗"の倉上さん、いろいろ心配事の多い中、無事開催できてよかったですね! 来年は解禁直後の3月中、上野村役場前の神流川C&R区間にてミッジフィッシングに特化したスクールを開催する予定です。 |