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洋食屋さんのロールキャベツ
お江戸は新宿、アルタ裏の路地を入ったところに、そのお店はありました。 まさに昭和の店構え、古くからこの場所で営業していることが一目で分かります。 "アカシア"は新宿でも老舗の洋食屋さん。そしてこちらの名物メニューは"ロールキャベツシチュー"です。 トロトロに煮込まれたキャベツは甘く柔らかく、スプーンを差し込むだけで簡単に切り分けられるほど。 風味豊かなスパイスで練り込まれたひき肉は、とろけるキャベツと相まって、絶妙な食感と共に口の中に残します。 次の一口が楽しみになるような……そんな美味しさを味わうことが出来ました。 もちろんスープは完飲、ご飯を大盛りにしなかったことを後悔しています。 お江戸のB級グルメ探索は、興味が尽きません。 2日間の江戸出張で疲れ果てたのか、今朝起きたら扁桃腺が腫れて、熱が少しあるようです。数年ぶりの懐かしい感覚ですが、あまりいい気分ではありません。 今日は一日寝ていましょうかねぇ……。 明日は解禁で神流川へ行く予定なのですが……。 |
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もうすぐ解禁!
さてさて、いよいよ明後日の3月1日、ほとんどの都道府県で渓流釣りが解禁になります。 群馬県も解禁ですが、今年は暖かいのでいつもと様子が違うかもしれません。 そうはいっても、当日の天候次第で状況は一変しますから、結果的にはいつもとさして変わらない・・・なんてことにあるかもしれません。 臨機応変に構えていたほうがよろしいでしょう。 群馬県の小野村、神流川のC&R区間では、例年水温7℃前後を境にクロカワゲラの仲間の羽化が目立ち始めます。 それはだいたい解禁直後から2週間ほど続きます。 ただし、7℃といっても、上昇して7℃なのか、下降して……それとも安定して……といった条件でそれぞれ意味が変わってくるもの。このうち上昇か安定なら、羽化する確率は高いのではないかと思われます。 もっとも、7℃以下なら概ねユスリカのみでしょうが……。 写真は羽化直後のクロカワゲラの一種です。 ウィングか伸びきらない状態で、カールしているのが印象的です。 また、ウィングの色合いとボディカラーのコントラストが大きいところも特徴的ですね。 このストーンフライの場合、羽化前からニンフの流下が増えること、水面ギリギリで脱皮する個体が多いためにシャックの流下が多くなること、そしてウィングがカールした状態で流下する個体も意外に多いこと……そんな傾向があるようです。 明後日はこうした状況に対応できるフライをしこたま用意して、出かけることにしましょう。 もちろん外すのは覚悟のうえですが……。 PS: 現在江戸のホテルですが、ロビーに設置してあるPCから更新作業しております。 最近は、こんなところが増えて便利になりました! さて、これから新宿方面へ向かいます! |
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プチ・サイクリング
昨日は気温はそれほど上がらなかったものの、風も穏やかな心地良い1日でした。 昼前から親戚一同の集まる行事があったのですが、午後に3時間ほど空き時間ができたので、いつものサイクリングロード"利根川自転車道"を南へ15kmほど走ってきました。 休日だけあって、自転車乗りの人たちだけでなく、ウォーキングやジョギング、犬の散歩等、たくさんの人たちがこのコースを利用しています。 車も信号もない道というのは、平和そのものですね。 今は梅が満開です。いつもより2週間は早いような……いや、もっと早いかもしれません。この数日で一気に開花したのかな? 地面には"ホトケノザ"がいたるところに群生しています。 もともとはヨーロッパ原産の外来種ですが、オオイヌフグリなどと共に、日本の春を彩る代表みたいな顔をしています。 自転車道沿いの公園に植えられた房咲きのスイセンも今が盛りで、春らしい爽やかな香りをあたりに漂わせていました。 花を見ながら、川を見ながら、そしてちょうどよいエクササイズも兼ねて、春を楽しんだ1日でございました。 PS: 本日、これから江戸へ出かけてまいります。 打ち合わせ&会議等で、今宵は江戸泊まり。帰宅は明日の晩遅くの予定です。 |
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母・娘
以前『メタボ犬 ぷうこ!』というエントリーで実家の飼い犬をご紹介しました。 今回はメタボな母親とは、似ても似つかぬ娘"まーぶる"を見てやってください。 おそらく、外観は全面的にならず者の父親に似てしまったのでしょう。 母親の面影を残すのは、垂れた耳くらいです。 そして食いしん坊の母親と違って、極端に食が細いことが少し心配。 まったくといっていいほど、食べることに関心のない変わった犬です。 だからといって、健康状態が悪いとは思えないのですが……母親を反面教師にしているのかもしれません。 性格は朗らかそのもの。とにかく快活で、賑やかに遊ぶのが大好きです。 外の世界に触れる機会の少ないまま育った箱入り娘のため、散歩をしていて他の犬が近寄ってきても一切無視。視線を合わそうともしません。 母は相変わらず豊満なバディを惜しげもなくさらしています。 これでも少しは痩せたのですが、もはや陸生ジュゴンのような貫禄ですな。 母・娘とはいえ女同士……2匹は常に牽制し合い、何かにつけて嫉妬の炎を燃やします。 露骨に、ときには陰湿に……凄いのですわ、特に母親のぷうこのほうは……。 女性はホントに怖かです。 |
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『永井食堂』のもつ煮
"永井食堂のもつ煮"といえば、群馬の超有名大衆食堂とそのメニューです。 県外の方でも、ご存知の人はたくさんいらしゃることでしょう。 現在では居酒屋の定番メニューとしてばかりでなく、一般家庭でも普通に食べられているもつ煮ですが、自分の場合、小さい頃に食べた記憶がほとんどないのです。 20代に入って、永井食堂で食べたのが最初だったかもしれません。 人によっては、永井食堂のもつ煮は塩辛い……と評されることがあります。各々の嗜好性で感じ方はいろいろですが、北関東においては標準の範囲内のように思えます。 それよりもご飯の盛りに注目してください! これで並ですから! このご飯の量を前提にした味付けなのかもしれませんね。 そしてご飯が半分くらいに減ったら、七味をたっぷりかけたもつ煮をぶっかけ、一気にすすり込むようにいただきます。 特に真夏の暑い盛りに、汗をダラダラ流しながら食べるのが最高です! 渋川市の外れ、利根川沿いの国道17号線脇にある永井食堂には、新潟や奥利根方面への釣行の行き帰り、よく立ち寄りました。 関越自動車道開通後、17号線の交通量に依存していた街道沿いのお店は、次々に閉店に追い込まれました。 そんな中、永井食堂だけは、今でも変わらず繁盛しています。 これも名物『もつ煮』の威力なのでしょう。 先日寄ったときも、昼時とはいえ、席が空くのを待っていたくらいですから。 店内は相変わらず細長いカウンターだけ、もつ煮の味もあの頃のまま……。 今でもここには昭和が息衝き、時代を超えた存在感にノスタルジーを覚えます。 |
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ギンヒカリ
"ギンヒカリ"といっても、コシヒカリの親戚でもなければ、地方競馬の馬の名前でもありません。 2002年5月に商標登録された"ギンヒカリ"は、群馬県水産試験場の"川場養魚センター"で食用のために選抜飼育されたニジマスのブランド名なんです。 ニジマスの成熟は通常2年ですが、ギンヒカリは3年目で成熟する"奥手"のタイプ……つまり成熟の遅い個体を選抜飼育することで、大きくて肉質の良い魚を作り上げたのです。 成熟に費やすエネルギーはたいへん大きいものですから、成熟が始まるとそちらへ栄養が回され、肉質が落ちてしまいます。 成熟さえしなければ、養魚場のニジマスはメタボなバディのままどんどん成長して、40cm超えの大型サイズでも美味しい身肉たっぷり状態で出荷できるというわけです。 そのぶん生産コストもかかりますが、味覚を優先するなら、この方法がベストでしょう。 染色体や遺伝子の操作といったバイオテクノロジーを一切使わず、地道な作業を重ねて作り上げていったところに、水産技師としての気概を感じます。 ご覧のようにギンヒカリの身肉は赤く、まるで海育ちのサケの切身のようです。 そしてなぜか、あのニジマス臭がほとんどなく、何の抵抗もなく刺身で食べられます。 脂分はそれほど強くないですが、むしろヘルシーで上品な感じがします。 まだ刺身しか食べていませんが、香草焼きとかムニエルにタルタルソースで食べると美味しそう。 今のところスーパーマーケット等で小売はされていないようですが、料理の素材としては、大きな可能性を持っているように思えます。 上手く宣伝していけば、群馬の名物になるかもしれませんね。 ■ギンヒカリ参考サイト 『グッドぐんま』 『ギンヒカリというニジマス』 『稚魚期のギンヒカリの養殖』 |
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武尊イワナ
群馬県に生まれ、群馬で渓流釣りを覚えた私にとって、利根川水系のイワナたちとの思い出は数知れず……。 少年時代から憧れたイワナのイメージは、やはりこの"武尊(ほたか)イワナ"と重なります。 "武尊イワナ"とは、武尊山を流れる利根川水系片品川支流で採捕した純系イワナを親に、"川場養魚センター"で継代飼育されてきたイワナのことです。 種や広範囲の系群を意味するイワナの名称ではなく、スポット的なローカル系群の呼び方であると同時に、現在では養殖種苗のブランド名にもなっているようです。 武尊イワナは利根川水系のイワナですから、いわゆるニッコウイワナの系統に含まれます。 ところが染色体の分析を行なってみたところ、ヤマトイワナに近い結果が出たとか……。 確かに背ビレ基底部前方に斑点がなく、外観的にもヤマトイワナの特徴を表わす部分が無きにしも非ず……これを単なる個体差で片付けてしまっては面白くありません。 進化のロマンの可能性を残しておきたいものです。 川場養魚センターでは、県内各地に生息するイワナのDNA分析も行なっているので、いずれは同一種内における位置付けも、明らかにされて行くことでしょう。 イワナたちに対する興味は、尽きることがありません。 今回は川場養魚センターで飼育されている40cm級の武尊イワナに、モデルさん役を引き受けていただきました。 コンクリート水槽ばかりの養魚場では、撮影場所の確保に苦労します。 飼育に使われている湧水が湧き出す付近、わずかながら自然の川床が残っている区間を利用しました。 来週の渓流釣り解禁を前にして、こんなイワナを間近にすると、釣り人ダマシイに火が点きそうです。 |
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ザゼンソウ
"ザゼンソウ"という植物をご存知ですか? 早春に開花するため、渓を歩きながら見かける機会はそう多くないかもしれません。 それでも過去に数回は見ていますが、こんなのが誰もいない渓沿いに佇んでいるとびっくりします。 初めて見たのは大学生のときでしたが、雪野原に鎮座するザゼンソウに恐る恐る近寄り、茶色いカッパを羽織った宇宙人ではないか……と、ビクビクしながら花の内側を覗き込んだくらいですから。 実際、開花時に発熱するという特殊な能力があります。 それも数℃暖かくなるというレベルではなく、外気より何10℃も熱くなるのだとか。 このときにイヤ〜〜な匂いを発するため、欧米ではスカンク・キャベッジと呼ばれています。 発熱や生理機構に関する詳細はこちらにありますので、興味のある方は参考にしてください。 また、友人のこにタンさんのブログ"グッドぐんま"でも、数日前のエントリーで紹介されています。 群馬県では富士見村に群生地があって、何回か見物に行ったことがあります。 写真のザゼンソウは昨年の3月中旬、ここの群生地で撮影したものですから、今年はやはり花期が早いのですね。 なんでもない小さな沢筋の湿地に、この花がコロコロ転がるように群生しているのを見ると、ヘンなところに来てしまったと思うかもしれません。 もちろん現在では群生地は保護され、木道を敷かれて観光客に対応していますが、一見の価値はあると思います。 外観から想像がつくように、ザゼンソウは"ミズバショウ"と同じサトイモ科の植物です。 これらの植物に共通しているのは、花が終わった後に巨大な葉が茂ることです。 その様子を見たら、誰もが「あっ、サトイモだ!」と納得することでしょう。 PS: 確定申告も無事終わりました。、 羽根の生えたような気分なので、今日はこれから川場養鱒センターへ渓魚見学に行ってきます! |
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男たちの早春鉄鍋会 その2.
寒い季節に欠かせないのが、身体を芯から暖めてくれる鍋料理! 煮込む時間は短くても、素材の風味を逃がすことなくうまく引き出せる鉄鍋は、ポトフにはうってつけの調理器です。 今回はソーセージを使ったシンプルな定番ポトフと、イベリコ豚をトマトソースで煮込んだ2タイプを用意しました。 どちらも甲乙つけがたいくらい美味しくいただけました。 料理長のタゴちゃんは、日本で最もポークの似合う男かもしれません。 今回も寒い中、汗をかきかき一生懸命料理を作ってくれました。 おつかれさま! 感謝、感謝でございます! あまりに料理がたくさんあって、紹介しきれなくなりそうです。 上の写真の左側は鉄鍋得意技の塩釜です。 イベリコ豚のブロックを塩でくるみ、じっくり熱と圧力をかけることで、旨みは内側に閉じ込められ、余分な油分と水分が塩に吸い込まれます。そのため、意外にサッパリしているのですよ。 右は白菜と豚バラのスライスを交互に鉄鍋に敷いて、味付けは塩・コショウだけというシンプルな料理です。 時間の経過と共に白菜と豚肉が馴染んで、体積が1/3くらいになると食べ頃。白菜の甘味が豚肉をまろやかに仕立て、豚肉の脂が旨みとコクを引き出してくれます。 これは白いご飯と一緒に食べたかったなぁ……。 忘れてならないのが、足利はつるやのポテトサラダ。 今回はこれも3kg用意しましたが、あっという間になくなりました。 ポテトサラダにしては甘味が強い味付けが特徴ですが、かえってそれが肉料理との相性を良くするのかもしれません。 この後、さらに素敵なスイーツまで登場します。 先週中に、さわやか検診を受けておいてよかったです。 |
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男たちの早春鉄鍋会 その1.
2月18日(日)、あいにくの雨模様にも関わらず、古今東西から総勢20名の参加者が集まり、早春鉄鍋会が開かれました。 場所を提供していただいたのは、前回の忘年会同様、桐生市新里の"赤城フィッシングフィールド"です。 今回はむさくるしい野郎どもだけでなく、メンバーの奥様ら3名の参加もあり、いつもよりは華やいだ雰囲気もございました。 回を追うごとに豪華なメニューに進化する鉄鍋会ですが、今回のメイン食材は、な・な・なんと"イベリコ豚"! しかも約4kgのバラブロックを用意したのですぞ! まずはイベリコ豚のベーコン風。 クレイジーソルトをたっぷり塗り込んだイベリコ豚のブロックを鉄鍋に放り込み、じっくり加熱。 あたりに食欲をそそる香ばしい匂いが充満してきたら、ナラの燻材でスモークします。 出来上がったら少し冷まして薄めにスライス。 トロトロで甘く、舌の上で溶けてしまうイベリコ豚の脂身は、ベーコン仕立てでも健在です。 お酒をやらない私的には、白いご飯の上に乗せ、濃厚な醤油ダレ&激辛風味でいただきたいと思いましたが……。 イベリコ豚独特の不思議な食感に「やばい、やばい!」と叫びながら、試食だけでワンブロックが瞬く間に消えてしまったのでした。 メタボ狂想曲が鳴り響き、皆の食欲は一気に盛り上がったのです。 今回はタゴちゃん料理長のもと、このほかにもまだまだたくさんのお料理を作りました(私は見ていただけでしたが…)。 そこで明日以降、2回か3回に分けてご紹介しようと思います! 続く…… PS: 私事で恐縮ですが、今回参加していただいた皆さんにお礼を申し上げなければなりません。 実は昨日18日は、私の50回目の誕生日だったのです。 ありがたいことに、お赤飯をご用意していただきました。 誕生日にお赤飯など生まれて始めてです! 感動しました。 そして大好物のチーズケーキに50本のロウソク! なかなか密でございますねぇ。 私の人生はもっとスカスカでしたが…。 ところが屋外で風が強かったこともあって、半分も灯さないうちにロウソクが溶けてくる有様! そこでロウとチーズが一体化する前に、フーッと一息で吹き消すことにしました。 午前中の雨も午後にはすっかり上がって、皆さんとの楽しいひとときはあっという間に過ぎてしまいました。 心より、お礼申し上げます。 |