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日光湯川へ行ってきました!
湯川は健在でした。 川の様子は変われども、C&Rの効果でしょうか。 この川で再生産されたブルックたちは、すこぶる元気です。 独特の配色と、大きくて先端の尖ったヒレは実に見事! ブルックという魚は全体で見るより、パーツのひとつひとつに味わいがあると思うので、いろいろな角度から写真を撮りまくりました。 周囲の景色よりも一足先に秋色に染まった魚体は、何ともいえない配色の妙を楽しませてくれます。 昨日、湯川流域には1万人を超える小学生が集結し、さながら子供の国状態でした。 今は秋の修学旅行や遠足のシーズンたけなわなのですね。 そんなわけで、木道ですれちがうたびに 「こんちわ、こんちわ、こんちわ……」 と、軽く5千回以上は言わされたと思います。 さらに決まり文句の 「おじさん何が釣れるの〜〜〜〜!」 この質問だけで千回くらは尋ねられたでしょうか。 答えるのに疲れ果てていると、引率の先生らしき声で、 「アユが釣れるんだよ!」 「…………」 理科の先生でないことを祈ります。 冗談はこれくらいにして…… 午後になって気温が上がると、ブルックたちは浅い流れに入って盛んに流下物を捕食していました。 昨日の場合、種々雑多な小型テレストリアルを中心に、ほとんど選り好みすることなく食べているようだったので、特別なハッチマッチャーは必要ありませんでした。 ただし、フライにスレた魚はけっこう多くて、そんなときはサイズを#20以下に落としてやると反応が良くなりました。#24のレッド・アントが抜群に良かったですが、ストマックまでは見ていないので、鵜呑みにするのは危険ですが……。 昨日は事前情報がゼロに近かったため、どこへ入ろうか迷いました。 結局、湯滝から降りることにしたのですが、魚はどこにでもまんべんなく入っているように思いました。 昔とは少し違って、間口の広い釣り場になったような気がします。 来シーズン以降、楽しみが増えましたね。 |
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キッチン『赤ん坊』のソースカツ丼
昨晩、久しぶりに"キッチン『赤ん坊』"へ行ってきました。 以前、このブログの"ソースカツ丼"のエントリーで、『赤ん坊』のことはご紹介しましたが、その後一度も出かける機会がなく、3ヶ月以上も過ぎてしまいました。 そしてもちろん、昨夜もソースカツ丼をいただきました。 高校生から20代半ば頃まで、こちらのお店のソーズカツ丼をよく食べたものです。 そういう意味では、自分にとって"青春の味"そのものです。 その美味しさは今でも変わらず、食べている最中に思い出すのは、在りし日の出来事や懐かしい友人たちのこと……。 こちらのソースカツ丼は、"酸味の効いた中濃風味"のソースが使われ、表面のカラッとした食感が損なわれることなく、サクッとした歯ごたえが楽しめます。お肉はやや厚めでジューシー、酸味の効いたソースとの相性が絶妙です。 白いご飯にソースがあまり染み込んでいないため、トンカツならではの味わいが、お米本来の美味しさも引き出してくれるようです。 こちらはいわば"下町の洋食屋さん"です。 ソースカツ丼がメニューの中心というわけではなく、各種フライの定食類やハンバーグ、カレー、シチューなどの定番メニューも安くて美味しいです。 今では昼夜共に人通りが激減して、ゴーストタウンと化した前橋のダウンタウンですが、キッチン『赤ん坊』は、小さいながらも昔と変わらぬ店構え。 周囲の様子はずいぶん入れ替わったように思えますが、この空間だけはあの頃のままです。 そういうことが、何となく嬉しく感じる今日この頃です。 前橋にお立ち寄りの際は、ぜひお出かけください。 今日はこれから日光湯川へ出かけます! 20数年ぶりの湯川釣行ゆえ、どんなになっているか楽しみだったり、不安だったり……。 |
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コンパラダン
巻くのが簡単で、お手軽なハッチ・マッチャーを即座に仕上げられる"コンパラダン"……CDCというマテリアルが一般化する以前は、"ノーハックル・フライ"と並んでライズ狙いの先鋒として活躍したものです。 このフライの美点は、丈夫で使い減りしないところにあると思われますが、本来の性能を発揮させるためには、ウィング・マテリアルに使うディアヘアの質が重要です。 コンパラダンは、主に#14〜#20くらいのサイズに巻くと優れたバランスのフライになります。 それはまた、使用するディアヘアの太さや長さ、そしてヘアのテーパーの程度との兼ね合いがあるからで、良質の"コースタル・ディア"のヘアを手に入れるのはなかなかたいへんです。 上記サイズの範囲内に巻くのなら、写真のようなテーパー具合のヘアでないと、うまく仕上げることができません。 ヘア先端部の細い部分(黒っぽい部分)のテーパーがゆるく長すぎると、コックハックル等で巻いたものと大差ない仕上がりになってしまいます。これでは浮力やボリューム感に欠け、持ち味を生かしきれません。 基本的にヘア全体の長さが15mm〜25mm程度のもので、先端部が短い(テーパーが強い)ヘアならば、きれいな仕上がりのコンパラダンを巻けると思います。 写真のフライでは、テール材にムース・ホックを使っていますが、もちろんコックハックル・ファイバーを数本束ねたものを振り分けても問題ありません。 渓流シーズンも今週一杯で終わってしまう地域がほとんどです。 秋の夜長はフライ・タイングに没頭しながら、イメージトレーニングに励みましょう! |
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待っているネコ
こいつは不思議なネコなんです。 散歩の行きがけには姿がないのに、帰り道には決まって同じ場所に現われるのです。 かなり太目の体型から、どなたかの飼い猫であることは間違いなさそうなすが、どこから来るのかさっぱり分かりません。 だからといって、愛嬌たっぷりに出迎えてくれるわけではありません。 人なつこいイヌのように、尻尾をフリフリ近寄ってくような真似はしないのです。 むしろブスッと不機嫌そうな表情で、 「またオメエかよ……」とでも言いたげに、ちょこんと座っているだけ……。 こっちが立ち止まっても、最初は知らんぷりで視線を合わそうともしません。 撫ぜてあげようと近付いても、 「うるせえな!」とばかりに、スッと避けてしまいます。 しばらくそんなことを繰り返すうち、 「それじゃ帰ろうかなぁ〜」という素振りを見せると、その気配に気付くのでしょうか。付かず離れず、微妙な位置を保つようになります。 そしてこの表情……これが「遊んでくれぇ〜!」の合図らしい……。 ゴロゴロ甘えてご満悦の様子、肉球プリプリ可愛らしいこと! ネコもイワナも同じようなものですな。 それにしてもこの子は、いったいどこから私を見ているのでしょう? |
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2006年『シャロムの森』 第3回FFスクール
9月23日〜24日、今年度第3回目の『シャロムの森』FFスクールが行なわれました。 台風14号の進路が気になった先週末でしたが、気持ちの良い秋晴れに恵まれ、参加していただいた皆さんと一緒に楽しいひとときを過ごすことができました。 今年で3年目、これまで全部で8回のスクールが開催されました。 自然渓流で自然魚だけを相手にするだけに、移ろう自然界の様子を毎回実感できて、私自身もとても勉強になります。 そして今回参加の皆さん、どうもありがとうございました。 ちなみに写真に写っている人たちは、全員がスクール参加者というわけではありません。 "WWOOF(ウーフ)"でシャロムに来ているドイツの若者や中国からの留学生の青年も一緒です。 彼らも含めて、実ににぎやかな週末でありました。 初日のデモ釣行は、いつもと変わりない調子でヤマメやイワナが釣れたのですが、二日目の実釣レッスンのときの渋さには閉口しました。 どうやらこの秋一番の冷え込みが影響していたようで、このあたりの状況分析の難しさにはいつも悩まされます。 今回は実釣に役立つキャスティング・レッスンなども取り入れてみました。 内容の充実を図りつつ、来年度も2〜3回の開催を予定しています。 また、昨年も行なった『シャロムの森 ネイチャー&フィッシュウォッチング』、そして『森と渓流の写真教室2006』が、11月3日〜4日に開催されます。 興味のある方は『シャロムの森』にお問い合わせください。 |
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ムシトリナデシコ
草いきれのする森のトレールを駆け下りると、そこには別世界が広がっていました。 鮮やかなピンクの花のお花畑が、はるか前方の山並みまで、ず〜っと続いていそうな景色……吹き抜ける沢風を感じながら、ホッと心が安らぐ瞬間です。 この可憐な花の名は"ムシトリナデシコ" 、日本各地で極普通に見られる野の花です。 渓流部でも初夏から晩夏にかけて、荒れた河原に点在していたり、ときにはこのような群落を作っている様子をよく見かけます。 でもこの花、江戸時代にヨーロッパから移入された"外来種"なのです。 私たちは何100kmも車を走らせ、この場所へやってきました。 しかし、そこで出迎えてくれるのは、元々そこにあるはずの風景ではない……。 そう思うと、そんなことに気付かないほうが幸せなのかもしれませんね。 でも、いったいどんな草花と入れ替わったのでしょう? 今となっては本来の風景を想像することすら不可能と分かっていても、かつてそこにあったはずの別の風景にはとても興味があります。 どこにでも見られる"ごく普通の風景"の裏側には、人間たちの所業の影が見え隠れしています。 それを思うと、単純に感動を覚える風景さえ、信用できなくなってしまいそう。 せめて鮮やかな花の彩りを愛で、元気な渓魚たちに心を癒してもらいましょうか……。 今日・明日は『シャロムの森』でFFスクールが開催されます。 シャロムの渓の上流部に棲む天然イワナたち……その希少性をあらためて思い知らされる今日この頃です。 |
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至福の一日
昨日は外にいるだけで気持ちの良いお天気でした。 スタートは、秋光を弾き返して林の中を一気に駆け下る渓流です。 ここは大きな増水がある度に流れの様子が変化して、渓魚たちのつき場も変わっていきます。 そんな不安定な環境なのに、イワナたちはポイントごとに入っていて、機敏な動きでフライを追いかけてくれました。 しかし、この区間で釣れるイワナのサイズは20cmがアベレージといったところ。 この渓の未来を担う青少年たちは元気一杯でした。 すぐに渓相はまとまって、落差のある山岳渓流になるのですが、予定していた区間には先行者が2人入っているようでした。 それはそれで仕方ないので、友人と交互にポイントを釣りながら、のんびりゆっくり釣り上がることにしました。 そんな欲のない、リラックスした釣り方が幸運を呼び寄せたのか、小さな堰堤下のプールで"ドッカ〜〜ン!!"と飛び出したのは「あっ!!」と驚く37cmの♂イワナ! 久しぶりに大きなイワナを釣りたいな……と、昨日のエントリーで書いたことがあっさり実現してしまったのです。 これというのも、同行した皆さんのおかげです。至福の一日をどうもありがとうございました! 夕食のお鮨も絶品でしたね。ごちそうさまでした。 O大兄と一緒に釣ると、なぜか大きい魚が釣れます。6月の50cmイワナのときも一緒でしたね。 Kちゃんの読みがピッタリ当たりました。前日情報、たいへん参考になりましたよ。 AYくん、どうやら泥沼に足を踏み込んでしまったらしいですね。頼りになる諸先輩方の言うことをよく聞きながら、だまされたと思いつつも精進を重ねてください。 こうして私の、今シーズン最後の北陸の旅が幕を閉じたのであります。 |
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日本海ヤマト
日本海へ流れ込む川の上流部に棲む"ヤマトイワナ"の外観的特徴を持ったイワナです。 ヤマトイワナは、主に東海地方沿岸に流れ込む各河川の最上流部に棲息していますが、分類学上はイワナ(Salvelinus leucomaenis)の亜種として扱われたり、日本産イワナの地域グループのひとつとされることが多いようです。背部に白い斑点がほとんどなく、体側には朱点を有していますが、各河川ごとの変異も多く、一律に特徴を定義するのはなかなか困難です。 これまで、写真のイワナが棲む河川の下流〜上流部一帯、及び支流群を釣り歩いてきましたが、このタイプが90%以上の確率で棲息するのは、堰堤で仕切られたある区間の数km内に限られます。 同様に、周辺部の河川を何本か調べてみましたが、やはりこのイワナに似たタイプのイワナは見当たりません。 昨日はヤマトイワナを見慣れている岐阜方面の友人らと連れ立って、このイワナの棲む渓を訪れました。 「○○川のイワナにそっくり……」とか、「どうしてこんなところにこんなイワナが……?」などなど、皆さんしきりに感心しておりましたが、実際、自分自身も不思議でなりません。 そんなわけで、いずれこのイワナがどんな遺伝子を持っているのか、しかるべき研究機関でDNA解析でも行なっていただこうと思っています。 本日もこれから北陸方面の渓へ釣りに出かけます。 今日は久しぶりに大きなイワナを釣りたいなぁ……と思っていますがどうなることやら……。 |
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ナナフシ
ロッドを木の枝に立てかけていたら、どこからともなく現われた"ナナフシ"がティップのあたりにつかまって、ウロウロしているではありませんか。 そのとき、こちらの気配に気付いたのか、ナナフシくんの動きが止まりました……。 ナナフシ的には、傍らにある棒状の物体は木の枝にしか見えないのかもしれません。 黄色いラインは小枝でしょうか。 そこでいつもの枝化けのポーズを決めてみました。ビシッと力の入った渾身の擬態です が……残念ながらスコットのフライロッドに化けるDNAは受け継いでいなかったようです。 それは本人も重々承知の様子、スタコラサッサと逃げの態勢に入りました。 ところが、木枝を伝わり逃走中にポロリと落ちてしまったのは、白いガードレールの上……これでは目立ちすぎですね。よほど慌てていたのでしょう。 渓筋には、興味深く、ほんわか楽しいことがたくさんあります。 北陸方面初日の昨日は、散々走り回った挙句、子イワナたちの楽園に迷い込んでしまいました。 きょうはこれから、ちょっと不思議なイワナがいる渓へ出かけてきます。 |
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シャロムの休日
昨日は久しぶりに『シャロムの森』へ出かけ、のんびりとした1日を過ごしました。
心配された天気もどうにか持ちこたえて、日中には晴れ間の広がる時間帯がありました。 最近の雨で渓の様子はずいぶん変わっていましたが、水量も水色も申し分なし。 渓魚たちも元気一杯です! 下流部のエリアはニジマス中心ですが、45cmクラスのピンシャン・ニジマスの姿も見られるようなり、安定したコンディションで釣りが楽します。 整ったパーマークのヤマメたちは、この渓で生まれ育った貴重な魚です。 この日、左沢上流部に入った人たちは、面白い釣りができたようです。 釣行記録によると、数日前には右沢の奥でも凛々しいオスヤマメが釣れた様子。 秋を迎えて、シャロムの渓魚たちの活性が高まってきたようですね。 今回、私たちの目的は、シャロムで知り合った仲間たちとジンギスカン・パーティーを楽しむことでした。材料のラム肉は、岩手県遠野市直送です。 遠野市はジンギスカン料理の盛んなところで、ラム肉の消費量は北海道と並ぶほどだとか。 お味のほうは噂に違わぬ絶品で、ラムとは思えないとても素直な風味でした。 たっぷりの野菜と一緒にいただいて、幸福な時間はあっという間に過ぎてしまいました。 参加した皆さん、どうもありがとうございました! 今夜はこれから北陸方面へ向けて出発します。 帰宅は金曜日頃になるので、例によって更新もままならないかもしれません。 それから今週末の9月23日〜24日は、シャロムで今年最後のFFスクールが開催されます。 まだ若干空きがあるようですので、興味のある方はシャロムの方へお問い合わせくださいませ。 それでは行ってきま〜す!! |