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再び函館へ・・・
昨夕、十勝川上流部の川辺を発ち、日勝峠を越え日高で一休み。 鵡川町に出てからは噴火湾沿いの道をぐるりと回って一路函館へ。 深夜0時を過ぎた頃に睡魔に襲われ、道央道の有珠山SAで夜明けまで熟睡。 約5時間の睡眠ですっきり爽やか、朝の天気もすっきり爽やか快晴です。 駒ケ岳が見えてくると、何となく故郷へ帰ってきたような気持ちになるのはなぜでしょう? 明日から"ファグスクレナータ"の皆さんとご一緒します。 はたしてどんなドラマが待っているのでしょうか・・・! |
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然別湖とミヤベイワナ その2.
28日未明、道東地域に降った大雨で、河川はどこも大増水。 引き続き天候も荒れ気味という予報だったため、河川のオショロコマ釣りは急遽中止。 そのため、3日連続で然別湖にボートで漕ぎ出すことになりました。 それにしても、ミヤベイワナの色彩というのは絶妙です。 持ってる色素そのものは、イワナ属独特の構成なのですが、発色バランスが絶妙なのですね。 エメラルドグリーンの湖水にルビーのかけらを投げ入れたら、それをそのまま身にまとった魚が現われた……そんな感じの色彩です。 ミヤベイワナあらため、"雅(ミヤビ)イワナ"と称したほうがいいかもしれない……なんて勝手に思ってます。 昨日は地元鹿追町在住のフィッシング・ガイド、澤田耕治さんとご一緒させていただきました。 澤田さんは然別湖の管理を委託されている"NPO法人 北海道ツーリズム協会"のメンバーでもあります。 湖内のポイントを的確に探り出してくれたおかげで、いくつもの美しいミヤベイワナの顔を拝むことができました。 然別湖だけでなく、十勝方面でガイドをお探しの方がいらっしゃいましたら、ぜひ連絡してみてください。 ■澤田耕治 〒081-0341 北海道河東郡鹿追町瓜幕西1-43 Tel:0156-67-2765 090-8270-1984 E-mail:minamo-21-f.f.-kj@k5.dion.ne.jp 今回の滞在中は"NPO法人 北海道ツーリズム協会"の皆さんにたいへんお世話になりました。 3日間の取材・撮影へのご協力、心より感謝いたします。 この場を借りて、皆さんにお礼申し上げます。 また来年もよろしくお願いします。 今日は朝から十勝晴れ! これから大雪山の渓へオショロコマを釣りに行きます。 その後釣りが終わったら、約450kmの道のりをひた走り、再び函館へ向かいます。 今週末には"ファグスクレナータ"の道南ツアーがあります。皆さんのお伴をさせていただきながら、道南のブナの森の自然を、じっくり見て歩きたいと思います。 |
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然別湖のミヤベイワナ その1.
函館から徹夜で走り、ヨレヨレになって鹿追町まで辿りつきました。
そのまま道路脇のパーキングに車を停めて5時間ほど眠り、午前7時から始まる然別湖の釣りにギリギリ間に合いました。 鮮やかなグリーンバック、華奢なボディラインとは裏腹の、空を飛びそうな大きなヒレ……然別湖に棲むミヤベイワナは、優雅に水中を舞う天女のような魚です。 この麗しい姿を見れば、疲れなんて吹っ飛びます。 昨年から始まったNPO(北海道ツーリズム協会)による然別湖の遊漁管理は、今後の釣り場マネージメントの指針にもなり得る手法として注目を集めています。 もう1日然別湖で釣る予定ですが、十勝晴れに恵まれた昨日から一転して、明日は雨模様とか……。 今夜は布団で寝られます。 |
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幸運なフライ
まだ3尾しか釣っていないフライですが、ずいぶん疲れたふうに見えます。 キャスティング回数もおそらく5〜6回以内だと思います。 けれども、このフライがもたらしてくれた魚はすべて40cm以上です。 沢筋を歩きながら大きな魚を見つけたとき、あるいはユラリと浮上した潜水艦にフライを見切られたとき・・・それまで使っていたフライをあきらめ、まるで導かれるようにこのフライに手が伸びてしまうのですね。 そうして、逸る思いに指を震わせながらこのフライに結びかえます。 その数分後、目の前に横たわる魚の口辺には、当たり前の仕事をしたような風情でこのフライが突き刺さっているのです。 魚を釣っているのは自分ではなく、何かが乗り移ったフライ自身なのかもしれません・・・。 CDCライツロイヤル、#8、グリーンバンド・・・自分にとってこのフライは、理屈抜きの大物キラーです。 |
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緑に埋もれて
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スローモーション
大きな魚がユラリと浮上して、水面に浮いたフライを"カポッ"とか"ブチュ"っと吸い込む瞬間はとても魅力的です。 その様子はスローモーションの映像で脳裏に焼きつけられ、一生消え去ることはありません。 浮上した魚が40cmクラスのイワナだったりすると、あまりに緩慢でゆったりした動作とは裏腹の畏怖堂々とした態度に驚かされます。 そんなとき、思わず慌てたり、ビビッたりして平常心を失い、待ちきれずに早合わせしてしまうのが人間というものでございます。 けれどそこをグッとこらえて、むしろ送り込むような気持ちでゆっくり合わせればいいのですが……。 頭では分かっていても、そこには繕いきれない自身の性格やらが関わってきますから、身体が勝手に動いてしまうのですね。 不気味な好釣さは、北海道滞在中の現在も続いています。 一昨日、緑に埋もれた源流の流れを友人たちと歩いたときも、ナイス・バディ、グッド・サイズのイワナたちのオンパレード! 皆で釣ったイワナのうち、40cmオーバーが3本混じりました。 今日は原稿の〆切に間に合わせるため、一日部屋で原稿書きの予定です。釣りには行きません。 天気も悪いので、こんな日に身体を休めておかないと心身のバランスが取れません。 スローモーションの映像を再生しながら、お仕事に励むことにいたします。 |
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函館アングラーズハット主催『佐藤成史FF塾』
毎年、6月の第3日曜日は、函館市内にあるショップ『アングラーズハット』主催のFFスクールが行なわれます。
一昨年からは『パタゴニア』社協賛というかたちになり、毎年スタッフの方たちがお手伝いに来てくれます。 そして昨日、第5回目のスクールが開催されました。 函館方面はこのところ天気が悪く、日照量不足の状態が続いていましたが、昨日はそれがウソのような晴天に恵まれました。 悪天候続きの後、スッキリ晴天となれば、釣りが悪いわけがありません。 このスクールは実釣主体なのですが、開始直後のデモ釣行ではほぼ入れ食い。 ドライでもニンフでも、次から次に良いサイズのイワナが釣れてくれました。 写真の魚はマンツーマン形式のレッスン中、毎年参加のNORIさんが釣った32cmのイワナです。 眩しいくらい完璧なプロポーションをしていますね。 現地の河川は雪代と雨の影響で水量が多く、未だやや不安定な状況が続いています。 本格的なシーズン・インはこれからです! 『アングラーズハット』さんではガイドサービスも行なっています。 問合せ先は以下を以下に記しますので、こちらへの釣行を予定されている方は、ぜひコンタクトしてみてください。 ■『ANGLERS HUT アングラーズハット』 〒041-0824 北海道函館市西桔梗町827-24 TEL:0138-48-7553 FAX:0138-48-7554 |
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北海道上陸、イワナの渓へ直行!
車庫の開門を待つ車たち……昨日の早朝、青函フェリーに乗って北海道に上陸しました。 全車両のうち、乗用車はたったの3台です。 平日の最終便利用者なんてそんなものでしょうか。 津軽海峡は大雨・強風で、船も大揺れでした。 でも、疲れがたまっていたせいか、泥のように眠りこけていました。 函館に到着するやいなや、早速釣り場へ直行です。 少しでも雨量の少ない地域を探して、日本海側の河川に回りました。 終日小雨がやむことはありませんでしたが、まあまあのコンディションで釣りができました。 いつもの年に較べると、やはり季節の進行は大分遅れている様子。 天候のせいもあって、底に張り付いたままの個体が多く、反応はいまひとつパッとしません。 ただ単純に流すのではなく、止めたり、フラッタリングさせて、やっと浮いてくる感じです。 最終的には尺上6本を含め、多数のイワナが釣れてくれましたが、本格的なシーズン到来までにはもう少しかかりそうです。 |
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本日の尺イワナ
本日は長期ロードの前半戦、初めての休日です。 というか、仕事でも遊びでも、釣りしかやることがありません。ノルマの有無が仕事との境目ですが、やはり遊びのほうが気が楽ですね。 今日は新しいロッドの使い初めの日でした。 源流用に7フィート#3、6pc.というパックロッドを『AONS IWATE』さんにお願いして組んでいただいたのです。懐かしいラミグラス社のファイバーグラスのロッドです。 このところ、イワナばかり釣っていたので、そろそろヤマメを……と思ったのですが、今日はカンカン照りで気温が高く、里川はあまりコンディションがよくありませんでした そんなわけで、20数年前に一度行ったことのある支流筋の上流部に入りました。 そして今日も勘が冴えていました。あるいは神様のお導きなのでしょうか。 尺上だけで4本、最大38cmのイワナに巡り会うことができたのです。 入魂式は無事終わりました。 いつまで続くかこの調子、少し怖い気もするので、車の運転を気を付けることにしましょう。 明日の晩、青函フェリーで函館へ渡ります。 |
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ムハンイワナ
昨日、今日と、ある調査の手伝いを兼ねて、ムハンイワナの棲む渓を歩いてきました。 ムハンイワナというくらいですから、体側にはイワナらしい紋様もなく、一見するとウグイかアブラハヤのような印象を受けます。 しかし、"種"ではなく、あくまで同一種内の中の変異型という位置付けです。 イワナに限らす、サケ科魚類の魚たちには、紋様を持たないムハンタイプがよく出現します。いわゆる突然変異で生まれてきた個体ですね。 しかし、本来あるはずの紋様がないということは、自然界で生き残るためにはとても不利になります。だからなかなか生き抜くことができません。 体側に刻まれた紋様は、同じ仲間たちに自分もそのグループの一員であることを知らせる役割があるといわれています。共通の紋様は、同一種内の秩序を保ったり、仲間同士の無駄な争いを避けるために機能するのですね。 けれどもある少数の河川では、個体集団の中にムハンタイプを残すことがあります。 その確率はとても低く、狙って釣れるほどの密度でないことがほとんどです。 この渓では過去に数匹のムハンイワナが釣れていて、その確率は約2%程度です。 自分の知る限り、それは相当に高い確率に思えるのですが、実際はどんなものなのでしょうか。 それでも今回、二日間で2匹のムハンイワナの顔を見ることができました。 もちろん、撮影後は即リリースです。 無秩序な放流事業やら、堰堤による寸断など、自然のままの個体集団に影響を及ぼすような行為によって、こうした貴重な遺伝子が失われてしまうかもしれません。 何らかの方法によって、保護する手段を考えるべきかもしれませんね。 |