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トワダカワゲラ
トワダカワゲラは氷河期の遺存種とされ、その仲間は世界にわずか1属5種! つまり、とても貴重なカワゲラ(ストーンフライ)の仲間なのです。 しかしながら、その生息域と特異な生態から、渓魚たちの常食にはなりえません。 トワダカワゲラが棲む場所は、支流のそのまた支流を上がった水源付近。 そこは冷たい小さな流れに落葉が堆積して、魚類の棲息が不可能になるあたり……つまりイワナの棲息上限域からさらに上流部です。 今回撮影したトワダカワゲラは、群馬県内のとある河川の最源流部付近で見つけました。 釣れたイワナの写真を撮ろうと、小さな分流に魚を移動したとき、水際に堆積した落葉の間でこいつがゴソゴソ動いていたのです。 見つけようとしても簡単に見つけられるものではないので、このときは運が良かったのですね。 トワダカワゲラは羽化して成虫になっても翅を持たず、移動手段は"徒歩"に限られます。 どうして飛翔をあきらめたのでしょうか? それなら脱皮なんて厄介なことはやめてしまえばいいと思うのですが……それがとても興味深く、ミステリアスに思えます。 外観的特徴として最も目立つのは、腹節末端部付近にデコレーションされた鰓です。これがフワフワと揺れ動きながら閉じたり開いたり……何とも不思議な特徴を持った水生昆虫なのです。 私たちが普段触れることもない世界に広がる生き物同士のつながりが、私たちの住む環境の基盤を築き上げています。 そして生き物たちは、それぞれに与えられたささやかな役割をまっとうしながら生きています。 そんな生き物たちの様子を垣間見るたび、生命の不思議さと自然界の奥深さを感じます。 そう考えると、足元にある一枚の落葉さえ、貴重なものに思えてきますね。 ※トワダカワゲラの詳しい生態等については、以下のサイトを参考にしてください。 ■『日本のカワゲラホームページ』 カワゲラってこんな虫!! ■『あおもり昆虫記』 トワダカワゲラ ■『埼玉県立自然博物館』 トワダカワゲラと秩父 ■『群馬県立自然史博物館』 カワゲラの仲間 |
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『シャロムの森』FFスクール2006 第1回
5月の激しい雨は、森にたくさんの恵みを与え、渓魚たちを育む大きな力になります。 今年のシャロムの渓魚は恰幅の良いものが増えて、これからの季節がとても楽しみです。 眩しい光の降り注ぐ日に、ゆっくり渓を歩きながら、元気な渓魚たちと戯れることができたら最高ですね。 先週末に行なわれた今年最初のスクールは、雨・雨・雨……。 どうなることかと心配でしたが、最終的には日曜日の夕方まで、目一杯川に張り付くことになりました。 参加していただいた皆さんのやる気には、正直びっくりしています。 講師も一生懸命やらないと、ついていけないくらいのパワーを感じます。 スクールの模様についてはこちらに詳しく書かれています。 今シーズン、『シャロムの森』FFスクールは、あと2回……7月と9月に行なわれる予定です。 雨にも関わらず、参加していただいた皆さん、おつかれさまでした。 滅多にない増水後のため、日曜日の午後は魚が沈みがちになってしまいましたが、土曜日のデモで渓魚の多さを実感していただけたと思います。 皆さん、ぜひまたシャロムでご一緒いたしましょう! |
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ハコネサンショウウオ
子供の頃、こんな生き物が大好きでした。 図鑑を見ては憧れて、どこに行けば会えるのだろうかと思いを巡らせ、わら半紙に未だ見ぬ生き物の絵を描いていた少年時代を想い出します。 ハコネサンショウウオとの初めての出会いは、小学生高学年の頃だったように記憶しています。 それは両親に連れられ、群馬県北西部の吾妻郡の山奥へ山菜採りに行ったときのこと。 小さな小川で石をめくって遊んでいたとき、感動の出会いを果たしました。 そのとき見たのは外鰓を持った5cmにも満たない幼生でしたが、あまりの嬉しさにじっくり観察しすぎて、約束の時間に戻るのを忘れてしまいました。 ふと気が付いて振り返ると、 「こらぁ!おまえ今何時だと思ってるんだ!」 怒り顔の両親がそこに立っていました。 サンショウウオの仲間は、カエルやイモリと同じ両生類に含まれる生物です。 両生類は肺を呼吸器官としていますが、ハコネサンショウウオには肺がありません。 幼生時代は鰓で呼吸していますが、成熟して陸上生活に入ると、皮膚や口内の粘膜から酸素を取り入れるのだそうです。 身体がぶつぶつと凹凸が多いのは、表面積を稼いで呼吸量を稼ぐためなのですね。 高校生の頃、奥利根へ釣りに行ったとき、サンショウウオを捕って売るのだという老人に会ったことがあります。その老人は、竹ビクにごっそりサンショウウオを詰め込んで、 「あんちゃん、これ食うと精がつくんだぞ!」 と言いながら、目の前で生きたままそれを"ツルリ"と飲み込んだのです。 それは初めて見たショッキングな光景でした。 後になって、サンショウウオの生食は昔から行なわれていることを知りましたが、そのときは妖怪を見たような気分になりました。 現在では棲息数が減って、彼らの聖地はどんどん山奥に追い込まれているかもしれません。 それでも渓流を歩いたり、水生昆虫を観察していれば、彼らとの出会いは必然です。 そんなわけで彼らの顔を見るたび、少年時代の想い出と重ね合わせ、可愛くてついつい頬が緩んでしまう私でございます。 |
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道南の渓 その5.堰堤上のプール
堰堤というのは、基本的には不愉快な存在です。
でも、「ヨッコラショ……」と腰掛けて、目前に広がるプールの水面を眺めるときだけは、何となく気分転換になるもの。 そこでライズを見つけようものなら、視線はそのあたりに釘付けで、どこから降りようかと、水辺へのルートを探してしまいます。 堰堤上のプールには、たくさんの魚がストックされていることがあります。 魚たちは堰堤下流部の仲間との交流が断たれてしまったことを知ってか知らぬか、新しくできた生活の場を積極的に利用するように見えます。 すぐに土砂が堆積して、堰堤の機能は失われてしまいますが、プールを利用することに成功した渓魚たちは、河川型の仲間たちよりも健やかに成長する力を手に入れます。 その結果、ちょっと銀色っぽい魚体のプチ湖沼型が出来上がります。 これはどこにでも普通に見られる現象ですが、やはり釣り人口が少なく、個体数も多い道南では、こうしたプールの魚は目減りしづらようです。本州なら一晩でいなくなることすらありますが。 したがって、そこは良いポイントになり、規模が大きいほどに魚の数もサイズも期待できる釣り場になります。 でも、所詮は不自然な工作物ゆえ、いずれはツケが回ってくることでしょう。 堰堤上の個体集団は、何かの原因で一度個体数が減ると、ボトルネック効果により、遺伝的多様性に大打撃を受けます。 個体群の分断による小集団化、すなわち個体数の減少は、あらゆる点で大きなリスクを背負い込み、集団の将来を危うくしてしまうのです。 新しい血の交流ができなければ、劣化した遺伝子が回復することはありません。 本州の場合、良くも悪くも漁協が魚を放流して、血をごちゃ混ぜにしてきました。 これもまた雑種化という別の意味で、大いに問題ある現象です。しかし、個体数の維持によって近交弱勢等の危機は回避できます。 漁協のない北海道では、そうしたことも起こりません。個体数の増加は、天に頼るのみです。 どちらがいいか悪いかは別にして、堰堤が魚集団に与える影響は、けっして小さなものではないということです。 ※今日(27日)の昼から明日(28日)の昼過ぎまで、『シャロムの森』でFFスクールを行ないます。 天気が心配ですが、そのぶんタイングに時間をかけたり、FFシーンの写真をたくさん用意したり、インドアで楽しめるカテゴリーを充実させようと思います。 それでは行ってまいります! |
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フデリンドウ
年齢を重ねるにつれ、今までただ眺めるだけだった花鳥風月に心を奪われたり、季節の移ろいを象徴する物事などに関心が深まるものです。
少し前まで、自分が野に咲く花を近接撮影するなんて、想像すらしませんでした。 長い間、マクロレンズを向ける先は、渓魚の顔のアップや水生昆虫に限られていましたから。 ところがこの数年、川を歩きながら視線がいろいろなところに向けられます。 以前とは明らかに眼のやり場が違ってきているのは確かなようです。 フデリンドウは、渓筋に桜の花びらが舞う頃、湿った落葉を押しのけるようにして、花を咲かせます。よく似た種類にハルリンドウというのがあるそうです。 花言葉を調べてみましたが、いろいろあるのですね。 『本当の愛』『悲しむあなたを愛しています』……というふうに、なかなか露骨にロマンティックで、思わず頬を赤らめてしまいましたわ(ポッ また、『正義・貞節・誠実』ともありましたので、ようするにこれらの言葉の意味を拡大解釈して、より印象深い言葉にすり替えたような印象を受けます。 で、花言葉というのはどんな由来があるのが調べてみたら『雑学花言葉』というサイトに詳しく載ってました。 どうやら地域の伝承や分布による違いなど、複合的な要素が介入するため、必ずしも世界共通とはいかないようです。 フデリンドウは天気の良い日中にはきれいに開きますが、夜間や天気の悪い日は閉じたままです。 その状態が筆先に似ているところから、『筆竜胆(フデリンドウ)』と呼ばれるようになったそうです。 朝、釣り場に着いたとき、フデリンドウがしっかり花を広げていれば、少なくとも午前中は晴れるのではないでしょうか。 特にデータは取っていませんが、この花が咲いているときはいつも暖かく、日中に良いハッチが来るような記憶があります。 花はハッチの指標、そして記憶に残しやすいヒントを与えてくれます。 そんなふうに花鳥風月と付き合っていけば、それらをより身近に感じることができるのでしょう。 |
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いわなっ仔の成長
鳥取出釣へ出かける数日前、嬬恋山女魚岩魚生産組合の戸部さんからお電話をいただきました。 「例の天然イワナの子供たち、しっかりエサ食べてますよ。ずいぶん成長したので見に来てください!」 そんなわけで、鳥取から戻るやいなや、可愛いイワナたちの成長ぶりを観察してきました。 系統保存のため、放流実績のない渓から採捕してきたイワナたちの最初の子供たちです。 前回の『いわな仔』のエントリーが3月3日でしたから、約2ヶ月と3週間ぶりです。 思い起こせば『イワナの発眼卵』、 『小さな命』、『浮上間近』というように、成長の様子を見守ってきました。 今回は親魚の棲む渓を歩いて、ついでに親魚の兄弟や親戚たちとも対面してきたのですが、その様子は別の機会にお伝えすることにして、とりあえずようやくイワナらしくなった姿を見てやってください。 孵化後半年足らずで、サイズはあまり大きくなっていませんが、姿かたちはまさにイワナですね。 天然魚は尾ビレの赤が強く出るそうです。尾ビレのサイズも、心なしか大きく見えます。 以前は金色に光っていた箇所が赤みを帯び、コパーメタリックに輝いています。 表情も豊かになりました。動揺している様子が見て取れます。 ポーカーフェイスとは縁遠い、イワナらしさを感じますね。 一般の当歳イワナの飼育槽では、選別作業の真っ最中でした。 成長に大きな差が出始める頃ですから、選別を怠ると、共食いや競争が激しくなって歩留まりが悪くなってしまいます。 自然界の淘汰を人工的に行なうようなものですが、養殖の場合は弱い魚だからといって、それを見捨てるわけにはいきません。成長が遅く、脆弱な魚たちでも育てる環境を与えてこそ、養殖業が成り立つわけです。 イワナは天然魚であっても、餌付けさえきちんとできれば、とても丈夫なのだそうです。 ただし成長は遅いので、生産コストの面ではヤマメやニジマスのようにはいきません。 嬬恋村は落葉松の新緑が眩しい季節を迎えていました。 これからも、イワナたちの成長を時々観察に行きたいと思います。 |
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鳥取出釣から帰宅しました!
約1週間の日程で鳥取方面の渓を歩いてきました。 昨夜、大阪発の前橋行き夜行バスに乗り、午前6時前に前橋駅南口に到着しました。 鳥取では季節外れの台風や春雨前線の影響を多少受けたものの、取材やミーティングの運営に支障はなく、楽しい時間を過ごすことが出来ました。 先週末(6/20〜21)に行なわれた『第4回フライフィッシングミーティング FFMM』に参加していただいた皆さん、そして会場となった『若桜氷ノ山ユースホステル』の皆さんには、たいへんお世話になりました。心からお礼申し上げます。 時間の過ぎるのが早くて、なかなかゆっくりお話しできませんでしたが、次の機会には、さらに濃密な集まりになればよいと思います。 雑誌の取材は大山方面で行ないましたが、ミーティングの会場周辺の氷ノ山を中心とした山岳地帯は、千代川水系上流部の核心部にあたります。 京阪神の人口過密地帯に近いため、魚影はそれなりですが、渓の美しさにはびっくりしました。 管理次第でさらに状態を良くできるのではないかと思いました。 そして自分のライフワークである、全国イワナ画像収集にもたいへん役に立ちました。 これまで、福井県若狭湾へ流れ込む河川から西側では、鳥取の天神川まで空白部があったのです。 今回の千代川水系の探釣で、すぉの空白部が少しだけ埋められました。 これが千代川水系のイワナです。 たったひとつの個体を見てどうのこうのもないのですが、着色点があまり濃くなく、せいぜい黄色までの濃度で、オレンジ色までいかない個体が大多数でした。 まったく着色点を持たない個体もあったくらいですから、ニッコウ系のイワナの仲間としては、かなり特殊な印象を受けました。前々回の『大山の森』で紹介したタイプとはかなり違った感じがしますね。 それから私の留守中、ブログのランキングサイトのポイントが飛躍的に伸びていて驚きました。 自分がいないほうが良いみたいですが、引き続きバナーのクリック、よろしくお願いします。 さて、これから洗濯、掃除、そしてたまったメールや郵便物の整理です。 |
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ヤマメの瞳
ヤマメの瞳は、とても魅力的です。 黒くつぶらな瞳を囲む金色の環が大きく、そこに黒い模様が入るのがヤマメの瞳の特徴ですが、その様子は千差万別。 環境によって特徴が異なるかもしれませんし、系群による特徴の違いもあるかもしれません。 好みは人によって意見が分かれることでしょう。 黒い瞳だけでなく、金色の環……つまり金色のアイラインの輝きや質感にも、いろいろなタイプがあります。太さや輝き、そして黒い模様にも、実にたくさんのパターンがあります。 『目は口ほどにものをいう……』といいますが、それはヤマメにしても同じです。 瞳は彼女らの表情を知的に見せたり、ときには狂気や怯えが伝わってきます。 瞳から感じ取れる様々な情報は、生きているもの同士だけが感じ合える生命の証なのかもしれません。 一般的には若い個体ほど、パチッとつぶらな瞳をしています。 小さな個体ほど瞳が印象的に思えるのは、体長に対する瞳のサイズの割合が大きいからです。 人間も同じようなものですね。 釣れた魚の大きさや体型ばかりに気を取られているのではなく、たまには瞳の輝きや、瞳が語る何かを探ってみてはいかがでしょう? ※嵐が去って、ようやく青空が戻りました。 現在、鳥取県八東郡若狭町にある『若狭氷ノ山ユースホステル』に滞在中。 昨日、今日と鳥取市のショップ『STREAM』主催のミーティングにて講師やらせてもらってます。 早起きできたので記事を更新しておきます。 明日の晩、大阪からの夜行バスで自宅に戻る予定です。 |
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大山の森
昨年、大山に訪れたときの森の風景です。
その雰囲気を味わっていただければと思います。 根元近くで大きく二又に分かれる木は、神様が降りてきて腰掛けるので切らないそうです。 いわゆる『窓木』と呼ばれる木は、一度分かれた幹が再びくっついたものをいうようですが、そこまで完璧なものは滅多にありません。 このあたりは鑪(たたら)が多かった土地柄ゆえ、原生林はほとんど残っていません。二次林、三次林……あるいはもっと刈られた経緯があるかもしれませんが、森は蘇り、現代に引き継がれています。 そうした人と森との関係は、宮崎駿監督の『もののけ姫』でも表現されています。 イワナの体側に散りばめられた着色点、見事なオレンジ色ですね。 背部の斑点の感じなど、やはりゴギに近い血筋であることを彷彿させてくれます。 森の中の流れは、様々な水生昆虫を育て上げます。 大型で肉食性の水生昆虫、オオヤマカワゲラは、そのエサとなる他の水生昆虫を必要とします。 古くから人間との密接な関わりを持ち続けている森は、東北や北海道の森とは少し違った雰囲気を持っています。 いずこの森にも独特の個性が漂い、その心地良さもまた違った趣を感じます。 そして多くの生物のつながりを司り、ひとつの生命体として機能していることに変わりはないのです。 森を巡る旅からも、当分離れられそうにありません。 *鳥取関金温泉の宿泊先にPCがあって、とりあえず用意していた記事を更新することができました。 こちらの天気ですが、昨日は曇りときどき雨、本日は晴天突風、午後から大雨注意報が出ています。 取材の方はすこぶる快釣、昨日は33cmのイワナが釣れましたよ。 さて、これから取材です。どうなることやら・・・。 |
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鳥取へ出釣です!!
今夜(17日)、新宿駅発の岡山行き夜行バスで関東を離れます。 岡山駅に着くのは明朝ですが、ここからは岡山の友人に車で迎えにきていただいて鳥取方面へ向かいます。 最初の目的地は大山周辺、宿泊予定地は『関金温泉』です。 今回、前半の二日間は雑誌の取材です。 大山から流れ出す渓は、ニッコウ系イワナ最西の棲息地。大山から西はゴギの領域に入ります。 でも、このあたりのイワナはゴギと同じように、頭部に斑点が入っているタイプがけっこう見られます。 ゴギほど特徴的ではありませんが、興味深いことです。 "イワナ巡りの旅"は自分のライフワークでもあるので、大山周辺の渓に棲むイワナたちをじっくり眺めてこようと思います。 週末は鳥取のショップ『STREAM』主催の"第4回フライフィッシングミーティング"に、講師として参加してきます。昨年に引き続き、今回は2回目の参加になります。 今回の会場は『若桜氷ノ山ユースホステル』。 参加者の皆さんとご一緒するのは千代川水系の渓になりそうです。 昨年参加された方たちも多数いらっしゃるようですので、再会するのがとても楽しみです。 千代川には15年くらい前に一度だけ来たことがありますが、そのときはヤマメ釣りだったため、在来のイワナの顔を見ていません。 自分のイワナのサンプリング記録では、福井の若狭湾に流れ込む河川から、大山までの渓流に棲むイワナの画像がありません。今回はその穴を埋める良い機会でもあります。 昨年、大山周辺の渓ではタニウツギの花が満開でした。 今年はどんな花や風景と出会えるでしょう。 旅の楽しみは、やはり釣りだけではありませんね! PS: 鳥取からの帰宅は来週の火曜日(23日)予定です。 現地の通信環境の予測ができないため、その間、ブログを更新できないかもしれません。 いくつか記事は用意してありますので、状況次第で更新は可能なのですが……。 コメントとトラックバックはスパムの関係で認証制を取らざるを得ない状況ですので、これにも迅速な対応ができないと思われます。 そんなわけでいろいろご迷惑をおかけしますが、いつも遊びに来ていただている皆さん、ランキングのバナーを毎日1回、"ポチッ"とクリックお願いします! |