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4月1日 シャロムの森がオープンします!!
4月1日(土)、『シャロムの森』がオープンを迎えます。 沢入の春はまだ浅く、いきなりドライフライでビシバシ……というわけにはいかないでしょうが、季節を味わったり、とりあえず野生魚の素顔を見るなら、充分に楽しめると思います。 気温が上がってくれれば、クロカワゲラやオナシカワゲラなど、春を告げる水生昆虫で賑やかになる時間帯があるかもしれません。そうなれば、ゆったりとした流れのあちこちで、ライズが見られることでしょう。 大堰堤上流部、最初に川が右にカーブするところの左岸に、毎年鮮やかなアカヤシオの花が咲きます。 周囲の森は枯れたままなのに、この木だけが春を独り占めしているような……そんな印象を見る者に抱かせてくれます。 この写真は昨年の4月中旬に撮影したものですが、意外に長期間咲いているので、来週あたりには目にすることができるかもしれませんね。 昨年のシャロムは、マエグロフメフタオカゲロウの当たり年で、4月中は毎日のようにハッチがありました。 風に飛ばされたダンが水面に落ちたところを捕食する様子や、スピナーフォール時に起こるライズは見事でした。 今年のハッチサイクルはどうなるでしょう? 私の初シャロムは来週半ば以降になってしまいそうですが、あの森や渓の風景を思い浮かべると、たまらなく待ち遠しく思います。 それに何といっても、昨年散々な目に遭わされたヤマメたちがたくさんいますから……。 今年も修行の始まりです!! |
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ラバーソールの勧め
ここ数年、ラバーソールのウェーディングシューズを着用する機会を徐々に増やしています。 ようやく使用に耐える製品ができてきたこと、そして何より体力消耗を最小限に抑えるために作戦です。 ウェーディングシューズとしての総合力では、いまだにフェルトソールには及びません。しかしラバーソールならではの利点もあります。 フェルトソールは、水分を含むと片足につき約300gの重量がプラスされます。例えば乾燥時の重量が700gのシューズも、濡れたら1kgになってしまうわけで、これを歩行時の負担に換算すると恐ろしいことになりますね。 その点、ラバーソールは水分を含みませんから、シューズ本体が吸収する水分による重量増加だけで済みます。 この差だけでも、驚くほど効果を感じるものです。 帰り道の林道歩きで、「今日はあまり疲れてないな……」と感じるのは、決まってラバーソールのシューズを履いているとき。やはり足元重量の軽減は、体力を温存してくれるのですね。 使えるラバーソールの条件は、とにかくシューズそのものが柔らかく作られていることです。 つまり、ソールの接地面が稼げる柔らかい足底構造のシューズでないと、ラバーソールは意味をなしません。 欧米製によくみられる固い靴底のシューズに、いくら専用のラバーを貼っても、期待通りのグリップを望むのはとても無理です。 このラバーソールは、クライミングシューズで有名な米国『FiveTen』社が開発したアクアステルスソールです。ウェーディングシューズに使われるラバーソールとして、最も普及しているタイプではないでしょうか。 冒頭写真の『RIVER GUIDE』社[ガイド・ウェーディングシューズ・タイプ5]にもアクアステルスソールが使われています。 現在、ラバーソールではこのシューズのみを愛用していますが、ステルスソールの特長を最大限に生かせる軽さと柔らかさを備えた唯一の製品だと思います。 このほかでは、『パタゴニア』社のウェーディングシューズ、[Riverwalker-Stickly Rubber]という製品があります。まだ試していませんが、パタゴニアのウェーディングシューズは、軽くて柔らかいのが特長なので期待が持てそうです。 また来月にはあのシムス社から[SIMMS KEEN WADING SHOE]という製品が日本国内にも入ってくるようです。 このシューズは、ソールの中央部にフェルトを組み込んだハイブリッドタイプですが、最近アメリカで大ブレイクしている『KEEN』社が開発したシューズなので、たいへん興味があります。 私はKEEN社のサンダルやトレッキングシューズを何足か持ってますが、いずれも軽量で頑丈。しかも独自のラバーソールは、濡れた路面のグリップ力には素晴らしいものがあると感じていました。 衰えつつある体力を有効に活用して、できるだけ長い間釣りを楽しむためには、足回りの装備から考え直さなければなりません。 さらに最近では、乾きづらいフェルトソールがいろいろな生物を移動させる原因にもなっています。ニュージーランドで問題視され、日本への侵入が危険視されている『ディディーモ』も、フェルトソールに付着して各地へ移動した可能性が高そうです。 まだまだフェルトでないと不安……という人も多いと思います。 でも、慣れてしまえば、ラバーソールでも何とかなってしまうものです。 絶対的なグリップ力の違いはどうにもなりませんが、滑り方のパターンを覚えるまでの辛抱でしょう。 メリットもそれなりに大きいですから、これから試してみる価値はあるかもしれません。 ◎参考記事:『FF徒然草 第21話』 |
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シャックイーター
神流川を3連チャンで釣ってきてしまいました。
本当は軽井沢の湯川や、佐久界隈の千曲川本流を釣りたかったのですが、どこから情報集めても全滅状態。 今シーズン、あのあたりはいったいどうしちゃったのでしょう?……てな感じです。 それで結局、軽井沢に滞在しながらも、釣ったのは神流川だけという変則シフトになってしまいました。 さすがに3日間もやればいろいろあったわけですが、私は珍しく体調を崩したまま回復せず、車中でずいぶん昼寝しました。夜は毎晩9時半に寝ていたのに、いくらでも眠れるのですわ。 起き出して釣り始めても、薬でモーローとしてましたから、何が何だかよく覚えてません。 確かなことは、3日目の日曜日が一番状態が良かったことです。暖かかったし、ライズもそこそこ続きましたから。 このヤマメは日曜日に釣ったヤツですが、まったくもって、厄介なモノを食べていらっしゃいますこと。 でも、生き物はぜんぜん食べていません。 大きな図体してるくせに、食べているのは、ほぼ100%がクロカワゲラのシャックのみです。 おおまかな傾向として、底のほうでモソモノやってる魚は、だいたいシャックイーターのようです。 ライズしてる魚も、いろいろな水生昆虫のシャックを食べていますが、生き物の中からは、ユスリカを偏食していました。しかも粉みたいに小さいヤツ……。 ようするに、殻食ってるか、粉食ってるかのどちらかというわけです。 だけど、過剰ストックですから、ストレスのない程度には、何となく釣れてしまうのですね。 いやはや、早く風邪治さないといけません……。ゲホゲホ喉風邪です。 |
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GRヘアズイアニンフ #10
ニンフを使った釣りというのは、ドライフライに較べると、フライフィッシングらしさに欠けるとよくいわれます。 でもそれは、先入観とか個人の嗜好の域を出ないもので、自分にとってはどちらも大切な釣り方になっています。 実際、ニンフでなければダメな場合はいくらでもあるわけで、そんなとき、あっさりと釣りをやめるわけにはいきません。何しろ少なからず、生活かかってますので。 水温の低い時期、降雨や雪代の増水時ともなれば、ニンフの出番は多くなります。 また、いかなる理由があるにせよ、ドライフライに反応がないときは、ニンフに交換する機会は増えてきます。 あらゆるステージを含めて、フライローテーションの重要な一角を占めるのが、ニンフというわけなのです。 自分にとって、パイロットニンフ的な役割をするのがヘアズイアニンフの#10です。 写真のフライはまさにそのサイズですが、2XロングシャンクのTMC2312に巻いてあるので、実際には#8と同等のサイズということになります。 これを見ると、たいていの人が「そんな大きなサイズで……」というふうに、訝しげな顔つきになるのですが、自分にとってはこれがまったく普通のサイズです。 そもそも、ニンフフライを使う背景には、ドライフライに反応し難い理由があるわけですから、その理由を突き詰めていけば、フライはむしろ大きなほうが良いのです。 ○例えば、捕食効率の良い大きなエサを捕食したいのに、そうした流下物がない。 ○水面付近に流下がほとんどなく、そこに気を配る意味がないので、水底付近を動かない。 ○実際に大きなメイフライのハッチが見られる時期なのだが、とりあえずその時点ではハッチを確認できない。 ○増水気味で濁りがある。 これらの状況は、いずれもドライフライでは釣りづらく、ハッチマッチャーよりもフライの存在感が求められる状況です。 こうした局面を打開してくれるがニンフフライ、しかも大き目のもののほうが勝負が早いのが普通です。 ニンフパターンの場合、何となく川虫っぽければ、どんなパターンでも大きな差はありません。 要は自分が自信を持って使えるかどうかなのです。 以前、エサ釣りの友人にフライを使ってもらって、その効果を試したことがありますが、このヘズイアニング#10とハードシェル・ブラックアントの#12がたいへん成績がよかったようです。 もっともそれは夏の終わりの頃でしたから、シーズンを通せばやはりヘアズイアニンフのほうが勝っていたかもしれません。 そんなわけで、ハッチの合間や現状打破したいときには、ちょこっとニンフを沈めてみることをお勧めします。 明日はまたもや神流川へ行ってきます。 |
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☆山梨方面釣行メモ その2.
前日の夕方以降、荒れ模様だった天候が一段落して、二日目の朝は穏やかに晴れ上がりました。 朝一番に入ったポイントでは、瀬頭にヘアズイア・ニンフを入れると、メタリックなふっくらボディのピンシャンニジマスが釣れました。 サイズは43cm、この川ではけっして大きいほうではないですが、期待は高まるばかりです。 ところが昼近くまで同じ場所で粘ったものの、水生昆虫のハッチも流下もほとんどありません。 当然、ライズもないまま時間だけが過ぎて行きます。 そんなとき、上流部では多少ハッチが始まったとの連絡が入り、場所を移動することにしました。 しかしながら、移動先でもオオクママダラの多少のハッチが見られた程度で、魚の上ずる気配はまったくなし。 それでも、ここぞというポイントに粘り強くイマージャー系のパターンを沈めていたら、強烈なストライクが……。 ほんの一瞬、銀白色の大きな魚体が水中で反転したのを確認できたものの、これを痛恨のバラシ! 当の本人以上に地団太踏んで悔しがっていたのは、この日お付き合いしてくださった伴竹さんでした。どうもすみません、修行不足です……。 さらにポイントを移動するうち、ようやくライズするヤマメを発見。 この魚は同行したinaxさんにまかせ、見事に釣っていただきました。 その後、夕方近くになると、気温が急降下して強風が吹き荒れる空模様に。寒いのなんの、指先を動かすのも辛いくらいの冷え込みです。 そんな中、何とか頑張ってライズを見つけ、2尾のヤマメのご尊顔を拝見させていただきました。 予定では、オオクママダラカゲロウやシマトビケラがハッチするはずでした。 実際には、ほんの少しのオオクマ、コカゲロウ、ガガンボといったプアーなコンプレックスハッチのみで、徹底的にスローな二日間でした。 今回、宿泊させていただいた『Silky Wood』さん、現地でご一緒した伴竹さんはじめ、前橋から同行したおやぶん、inaxさんにもたいへんお世話になりました。 あらためて皆さんにお礼申し上げます。 なかなか予定通りに物事は運ばないものですが、かえってそのほうが面白かったりしますね。 自然が相手の遊びですから、想定外の出来事も楽しんでしまいましょう。 いろいろ考えさせられる釣り場でしたが、来月にもう一度出かける予定です。 |
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山梨方面釣行メモ その1.
先週末、富士山の湧水を水源とする山梨方面の有名河川へ行ってきました。 晴天、曇天、雨天、強風、気温の急降下……目まぐるしく変化する空模様、そしてスローなハッチ&ライズ、さらには釣り人たちで賑わう川……。 厳しい条件が重なり、なかなか思うような釣りはできませんでしたが、それはそれでたいへん楽しく有意義な二日間を過ごすことができました。 そこで今回は2回に分けてエントリーしようと思います。 まずは初日のメモです。 実は、河川工事による濁りの影響などで、解禁当初からあまり状態が良くないとの情報が複数のルートから入っていました。 初日はまさにその通りで、ハッチもなければ流下もなく、ライズを見ることもありませんでした。 それでも大き目のニンフで瀬を丹念に探っていくと、25cmくらいまでのサイズは飽きない程度に釣れてきます。 でも、この川の魚にしては痩せ気味で、違和感を覚えました。 川の様子や水生昆虫の羽化状況と同じく、渓魚の状態がいつもと少し違っているのです。 本来どのようなヤマメが釣れるのかは、いつもお世話になっている私の友人、伴竹さんのホームページ『伴竹モード』をご覧になってください。その迫力に、きっと驚かれることでしょう。 この川は、鮭鱒類の棲息する河川として、世界で最も汚いゴミの多い川かもしれません。 その凄まじさは、まさに世界異産級でございます。 「水に流す……」ことが日常的な地域特性なのでしょうか、はたまた行政が河川美化に関心がないのでしょうか? これは一般的に考えると残念なことのように思えますが、その汚さゆえに、訪れる釣り人たちや持ち帰られる魚が少なくなっているとも考えられます。 もしもここがゴミひとつない綺麗な流れであったなら、とっくの昔に渓魚なんかいなかったりして……。 皮肉なものですが、それが現実なのかもしれません。 今回は神奈川県津久井郡にある『Silky Wood』さん宅に二日間泊めていただきました。 おかげさまでアフターフィッシングもたいへん楽しい時間を過ごすことができました。心から感謝しております。 今度はもっとゆっくり、釣りをご一緒できたらいいですね。 ということで、後半はまたのちほど……。 |
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神流川3月15日の釣行メモ 尺イワナも出ました!!
今シーズン2度目の神流川釣行は、テンカラの達人&名人の友人、そして某つり情報誌編集長らとご一緒しました。 朝のうちはニンフで釣ればそこそこ出ましたが、前日の冷え込みのせいで10日前よりもスローな感じ。 テンカラ組も波に乗り切れないご様子。 が、しかし……ビーズヘッドをあしらった"スーパー・ヘビーウェイテッド・テンカラ毛鉤(?)"を操る異端のテンカラ名人が、丸々太った35cm超えの大イワナを釣ってしまったのです。 しかもそれは、何とも美しい黄金色の魚体! これには一同びっくり仰天! どうやら重たいニンフで底付近をスイングさせたりすると、こんなイワナへのアピール度が大きいのかもしれませんね。 この週末に神流川行きを予定している皆さん、試してみる価値があるかもです。 ヤマメは相変わらず、まあまあの美形が揃います。 サイズもアベレージで25cm前後ですから、釣り味はなかなかよろしいです。 午後3時を過ぎると、極小のユスリカのハッチが目立ってきましたが、前回のようなクロカワゲラの流下や羽化は見られず、ヤマメたちも食い渋り気味でした。 胃の内容物をチェックしてみたら、極小のミッジラーバを主体に、それよりやや大きなミッジ・ピューパで90%以上が占められていました。 トレイに入れたフライは、TMC 2487の#24に巻いたグレイトーンのミッジピューパです。 こうした状況下では、この手のフライを根気よく流し続けることで、釣果を確保するのが定石。それが最も堅実な釣り方でしょう。 この日は快晴、無風の好天に恵まれ、午後には気温も急上昇しました。 けれども水温は、午後になっても停滞気味。 朝10時の時点で4℃、昼までには5℃に上昇したものの、午後3時過ぎのユスリカのハッチがピークに達する頃でようやく6℃。以降、雪解けの影響のため、それ以上の上昇は確認できませんでした。 前回、クロカワゲラの流下は7℃で始まりましたから、この時期における6℃と7℃の違いというのは、水生昆虫の活性状況に変化を与える臨界点なのかもしれませんね。 釣りの条件は甘くなかったですが、良い日並に恵まれました。 ご一緒した皆さんも冗談を飛ばし合いながら、和気あいあいと楽しい時間を過ごせたようです。 それから上野村漁協の岩井さん、お茶とおやつの差し入れ、ありがとうございました。 でも、川は相変わらず渇水気味。 昨夜の雨がどれくらい水を増やしてくれたでしょうか……。 さて、今夜から山梨方面、K川へ出かけてきます! |
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非接触水温計のこと
水温の変化は、さまざまなヒントを我々に与えてくれます。 例えば、水温10℃のとひとくちに言っても、それが上昇して10℃なのか、下降して10℃なのか、それとも安定して10℃なのかで、その意味合いは微妙に変わってきます。 したがって、水温を頻繁に計測したほうが、状況分析の精度は向上するわけです。 また、陽当たりの良い場所と悪い場所、流れの速い場所と遅い場所、はたまた深い場所と浅い場所では、水温はかなり違うことが想像できます。 そんなとき、それぞれの場所に水温計を入れて正確に測定することなど、現実的には不可能です。 すでにご存知の方も多いと思いますが、この非接触水温計は、物体の表面から放射される赤外線エネルギー量を温度に換算することができます。 したがって、計測物にセンサーを向け、測定ボタンを押すだけで、個体や液体の温度をリアルタイムに測れるというわけなんです。 ですからこれまでのように、いちいち水中に水温計を突っ込み、しばらくそのままにしておくという面倒な計測を行なう必要がないのです。 実際、怠惰な自分にはとても便利です。重量はたった32gなので、持ち運びもまったく苦になりません。 様々な状態の流れを計測することで平均値が取れるし、1時間に一度くらい計測すれば、水温が左右する水生昆虫や魚の活性状況の分析ができますね。 また、普通の細長いペンシル型の水温計は失くしやすいものです。 そのため、今までいったいどれほどの水温計を購入してきたことでしょう! 自分の場合、軽く見積もっても30本以上を落として紛失したり、壊したり……で、手元を離れています。 まさに失うために持っているようなもの、しかも水温計って、信頼できる精度がある製品は高いんですよねぇ……。 実際に釣り場で使ってみると、やはりたいへん便利なものです。 実は昨日、今期2度目の神流川へ行ってきたのですが、この水温計がとても活躍してくれました。 詳細は一両日中にお知らせする予定ですが、この時期、水温を目安にフライローテーションを組み立てるのはとても大切なことなのです。 そんなわけで、今シーズンは水温計りまくってます。 詳しくは『OPTEX計測ホームページ』から、[QT-3]をごらんください。 昨年あたりからプロショップでも良く見かけるようになりました。 釣り具関係では。『T's』さんが扱っていますので、全国のプロショップでも比較的入手しやすいと思います。 私は長野県松本市のショップ『ジャニス』で購入しました。価格は税込みで¥3.150-だったと記憶していますが、ショップ等でご確認ください。 |
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3月12日 渡良瀬川釣行メモ
空気は冷たくても、春らしい爽やかな朝でした。 午前7時過ぎ、栃木県足利市内の渡良瀬川本流に到着したときには、すでにプールのあちらこちらにライズ・リングが……! すでに7〜8人の釣り人が入っていましたが、フライでもルアーでも、それなりに釣れていたのにはびっくりしました。 後で聞いた話では、この日最初のライズのピークは午前6時半頃だったそうです。 釣れる魚のほとんどは、こんな感じの成魚放流されたヤマメでした。 ポイントによってかなりムラがあるようですが、とにかくたくさん魚が入っています。 午後に天候が急変して突風が吹き荒れるまで、ライズは止むことなく続きました。 その後、夕方には天気が持ち直したものの、気温が急降下したためかスローな状況になってしまったようです。 でも、これだけたくさん魚がいると、居つきの大物はなかなか姿を見せてくれないかもしれません。 何回か雨が降って、魚が入れ替わってからが、本格的なシーズン開幕になりそうです。 そうなったとき、川はまた別の顔を見せてくれることでしょう。どちらかというと、そうなってからがこの川本来の魅力を発揮されるのかもしれません それから、ありがちなお話しなのですが、この日、カディスのハッチはほとんど見られませんでした。 前回の記事でお知らせしたように、カディスのハッチ多数……という情報を受け、カディスパターンをたんまり用意していったのですが、ハッチの主体はこの時期としてはオーソドックスな極小のユスリカだったのです。 水際にはシャックがたくさん打ち寄せられ、場所によっては真っ黒な帯になるほどでした。 気温の上昇と共に、ユスリカとほぼ同じサイズのコカゲロウの仲間やガガンボが混じりましたが、ドリフトさえうまく決めてやれば、食欲旺盛な渓魚たちはフライパターンにあまり関係なく反応してくれました。 でも、前日までのカディスの痕跡、家に帰って写真を見たらしっかり撮れてました。つまり、羽化の事実確認はできているということです。 ただ種類が判らないので、今調べているところです。 この日ご一緒した足利市の皆さん、たいへんお世話になりました。 また、町の中にこんな釣り場があるのも、ここを管轄する渡良瀬川漁協の皆さんの努力のおかげです。これからも、たくさんの人たちが楽しめる良い釣り場を管理・運営してください。 また近いうちにお邪魔しますので、そのときもよろしくお願いします!! |
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渡良瀬川へ行ってきます!
きょうはこれから渡良瀬川本流へ行ってきます。
渡良瀬川へ行くのは本当に久しぶりです。 前回出かけたのはどれくらい前だったのか……記憶を辿ってみたものの、まったく思い出すことができません。 渡良瀬のデジタル画像が全然ないので、デジカメを使い始めてから一度も行ってないようです。 ということは、21世紀になって以来、初めての渡良瀬川釣行になるのかもしれませんね。 今日行くのは、その昔にさんざん通った桐生エリアではなく、それより下流の足利方面です。 足利エリアには一度も行ったことがないので、とても楽しみです。 事前情報では、数日前からカディスのハッチが増えているとか。 今の時期にどんなカディスが羽化しているのかでしょう? ちょっと見当がつきません。 まさか、こんなシマトビケラが羽化してくるとは思えませんが……。 とりあえず、いろいろなカディスパターンを用意してみました。 カディスのハッチや流下があって、それに伴うライズが出てくれれば、このうちのどれかで当たるんじゃないかなぁ……と、期待しています。 けれども時期的に、ユスリカやガガンボ、コカゲロウなどが来る可能性もあるわけで、まずは行ってみないと判りませんね。 なんだかワクワクしてきました! さて、そろそろ友人が迎えに来る時間です。 |