放流魚のクオリティについて | SST'S フィールドスケッチ
  • 2020.03.06 Friday
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放流魚のクオリティについて
Selection
このヤマメには、今後の放流事業や河川管理を占う可能性が托されています。

なぜならこのヤマメは、C&R区間釣り場のために特別な環境で選抜飼育されているからです。
注文主は上野村漁協、生産者は嬬恋村の鱒谷養魚場……この春、神流川C&R区間には、そんな特別なヤマメたちが放たれました。

これまで、各地の放流事業に利用されてきた魚たちは、その目的のために養殖されたものではなく、生産効率を優先した食料用の魚から流用されてきました。
食料用に育てられた魚は、美味しい肉をたっぷりつけてさえいれば、美しい体型でなくても、きれいに伸びたヒレを持たなくても、充分な商品価値があります。

また、養魚場で継代飼育されてきた魚たちは、超過密の飼育環境に耐え、集団生活を苦にしない遺伝子を保持した個体が優先的に選抜されてきました。

そのようにして育てられた養殖魚を、様々な能力が要求される自然環境に放っても、適応能力に問題があることは容易に想像できますね。

釣り人としては、ましてやC&R区間で釣りをする人たちはリリース前提で釣りをしているわけですから、お肉の美味しさなどまったく問題外の要素です。

ひたすら美しい体型と紋様、ピンと尖ったヒレ、強烈なパワーと明晰な判断力を併せ持った魚を理想とすることでしょう。そして自然界が巡り逢わせたペアが産卵することで、子孫を繁栄させていくことを願っているのではないでしょうか。

でもそれは、一朝一夕に叶うものではありません。

Special Breeding
今回の魚は、その第一歩を担うヤマメというわけです。
このヤマメは、従来のような浅いコンクリート池で過密飼育されていません。食料用種苗としての生産効率とは較べようもない低密度で育てられています。

そのぶん、個体あたりのコストは割高になっていますが、最初から受け入れ先が決まっていることは、生産者にはとてもありがたいことなのです。

このようにして生産されたヤマメは、注文側にとっても充分納得できるクオリティを備えていました。
もちろん、全部の魚が均一というわけではありませんし、写真のヤマメにしても完璧ではありません。しかし、これまでの成魚放流魚に較べたら、魚としての『品質』は雲泥の差があります。

養魚場経営や管理手法の変革は、徐々に訪れつつあるのかもしれません。

PS:
そういえば、今日は3月1日、多くの都府県で渓流釣りが解禁になります。
群馬県も解禁ですから、神流川へ行く人もたくさんいることでしょう。
私の初釣りは今週末になりそうです。

解禁で釣りに行かれる皆さん、どうぞ良い釣りを!

  • 2020.03.06 Friday
  • 00:10
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Comment:
2006/03/01 12:24 AM, akita shindo wrote:
秋田の解禁は、3月21日ですが 本日 岩手・山形が解禁になります。先日 葛×田川と月×川の下見をしてまいりました。  やはり、昨年 同時期
より積雪が少ない感じです・・・・
あいにくの天気になりそうですが、お祭りということで いざ出陣・・・・!
朝、目覚めるまでにどの渓にするか決めるとしますか?  まずは、下見の時に目撃したライズを夢の中で攻めることにします。
釣果は、またコメント致します。
2006/03/01 1:11 AM, Gクリーム wrote:
はじめまして。
あまりにも素晴らしい魚、そして素晴らしい内容
理想です。
こういった展開は養魚の将来も明るくなるのでは
と嬉しくなりますね。
う〜ん、凄い。本当に素晴らしい!!

『神流川C&R』行ってみたくなりました(笑)
2006/03/01 10:16 AM, トーマス wrote:
C&Rエリアの運営の方々もいろいろの試みをされているんですね。
先日お話を聞いたときには、感心、敬服、期待を感じました。w

よりよい釣り場が出来てくるのは嬉しい事です。
そこに関わられている方々の努力は大変だと思います。
少しでも応援できればと思います。
今年は神流川に行ってみたいと思います。w
2006/03/01 12:16 PM, はねたろう wrote:
はねたろうです。
特別に選抜飼育ですか・・・それで、賢いのでしょうか(笑)
もうちょっと、簡単に釣れるように、特別飼育してくれれば・・・
せめて、半分ぐらいはと思うのは 釣りがへたな、はねたろうだけでしょうか(笑)

今週末は、神流川に行きますのでよろしくお願いします。
2006/03/01 6:49 PM, SAGE愛好会 wrote:
ここ数年、色々渓流を取り巻く環境、
釣場のシステム、放流の管理方法等々を
色々オフの間、シーズン中に聞いておりまして、
感じることがあります。

それは、「システムの改善、改革には県民性?
見たいのが出ているのかなぁ?」
ということです。
例えば、今回RIVER WAKERさんが取り上げられた
選別した魚の放流。はたまた、今ではポピュラーになったC&Rエリアの設定。それから、サケ釣りに見る
対象魚の設定。
群馬、山形の方々って、新しくていい物はどんどん取り入れようという姿勢を感じます。
他県では、閉鎖的な県民性が濃いと自分で勝手に感じる県では、そういった革新的な挑戦が全くなされない。もっと言えば、他で上手くいったからじゃあウチでもやるか〜位の姿勢を感じたこともあります。

コメントとは逸脱しているかもしれませんね。
今回の選別放流。特にC&Rエリアではとてもよい事と思います。キープしたい方は、放流をガンガンやる川に行ってもらい、キレイな魚を釣りたい人は、
別の場所に行く。こんな住み分けみたいのができれば、トラブルも減るかもしれませんね。
2006/03/01 8:58 PM, rinsui wrote:
こんばんは。
放流魚においては量より質を問われるのはいうまでもないですよね。
ではその質がどの程度のものであればよいのか、これは放流目的にもより多少の違いはあるにせよ一番望ましいことはその放流された魚がその自然界の中で再生産していく能力があるかどうか、適応していけるかどうか、これはどれだけ天然魚に近いかどうかに繋がってくると思うのですが、我々釣り人が理想としている体型や色調あるいは文様がきれいであるという表面的なものだけに止まらず内面的な機能なども欠落していなければ直いいと思いますよね。
子孫繁栄がなされていくことがなによりだと思うしまたそういうネイティブな魚を相手に釣りが出来るところにも価値がありますしね。
上野村漁協の放流事業も僕は非常に関心がありますね。コストは高くついても後々のことを考えればまだおつりがくるんじゃないかと思う次第です。
キレイなヤマメ肌!頬擦りしたいくらいです。
2006/03/01 11:14 PM, urushi-iwana wrote:
 こんばんは。しかしナイスバディですね。こんなヤマメしゃんに遊ばれたい、あれ、違うな。
 神流川には2度程釣行しました。夕方にライズが始まり、やはりselection程ではないにしろ良いヤマメが釣れました。元々魚にとってはいい環境なんでしょうか、これで選抜チームのヤマメが放流されたら凄いことになりそう。今年も行って見ようかな。
 今年はR.Wさんや横浜のTさん(ご存知だと思います)と種の保存等について一緒に考える機会を戴いたので、今迄と少し違った気分で解禁を迎えそうです。
 追伸 岩手共通年券買いました。今年は豪雪でしたが、春の訪れも早いのではと地元からコメントがありました。既に焦ってます。
2006/03/01 11:25 PM, Rolly wrote:
こんばんわ!昨日は有難うございました。

エントリーを楽しみにしてましたよ〜!!
凄く綺麗ですね。これで養殖魚とは、、、ビックリです。

また、低密度っていうだけでも、その飼育方法は渓という自然で生きていくために放たれたヤマメの今後にとっても良い方法のように思えます。

まだまだ遠い先の話になりますが、神流川へ行くのが今からとっても楽しみです!
2006/03/02 2:28 AM, さむらいズ wrote:
river walkersさん はじめまして。。。
といいますか 大変ご無沙汰しておりました。。。
お元気そうで何よりです♪

その昔「○○蕎麦の北海道の歌手」ってあだ名で
ほんの少しでしたが
お付き合いさせて頂いていたのですが
覚えておりますでしょうか???
実は「ディディーモ」のことを
調べていてコチラに辿り着いたんです(笑顔
詳しくお書きになっていて
じっくりと拝見させて頂いたのですが
・・・恐ろしい藻ですね(汗

いま私は北海道で
当時の繋がりとは全く関係なく
一人で細々とガイド業を営んでおります
機会があればお会いしたいとも思っております(笑顔

それではご活躍をお祈り致しております。。。
2006/03/02 2:31 PM, riverwalkers wrote:
Akita shindoさん、初釣りはいかがでしたか?

資源に恵まれている地域ゆえ、放流魚云々のお話しなど、ピンとこないかもしれませんね。
秋田の状況が羨ましいです。
2006/03/02 2:37 PM, riverwalkers wrote:
Gクリームさん、はじめまして。

理想の釣り場、理想の渓魚……人それぞれに価値観の違いがあって、何が最善と決め付けるわけにもいきません。
それでも、漁協という管理組織が将来のビジョンを描きつつ、それを実際の行動に移せる……という点はとても評価できると思います。

今後ともよろしくお願いします。
2006/03/02 2:41 PM, riverwalkers wrote:
トーマスさん、今年は神流川にもぜひぜひお越しください。

典型的な里川なので、かの森のような趣はありませんが、しぶ〜いライズ狙い&スレまくり尺ヤマメのサイト・フィッシングできます。
2006/03/02 2:50 PM, riverwalkers wrote:
はねたろうさん、毎度です。

養魚場の方にうかがったのですが、飼育の方法次第で、釣りやすい魚、そうでない魚を作るのはそれほど難しくないそうですよ。
実際、今ではそうやって解禁直後の急速な資源磨耗を防いでいる場合もあるとか。

今週末の神流川、私も楽しみにしています!
2006/03/02 2:55 PM, riverwalkers wrote:
SAGE愛好会さん、こんにちは。

県民性というか、地域の慣習や不文律には苦労させられます。
でも、群馬と山形では県民性は全然違いますよ。
良い悪いの問題ではなく、群馬的、山形的な相違があると思います。

いずれにしろ、価値観に応じた釣り場作り、管理システムの構築は必要ですね。
2006/03/02 3:14 PM, riverwalkers wrote:
rinsuiさん、こんにちは。

渓魚の容姿というものは、基本的には自然環境が作り上げるものだから、本来は人間が関与するべきではないかもしれません。

けれども、人間の管理下で釣り場を運営して行く以上「できること」からやっていくしかないですね。
そういう点でも、今回の試みは画期的だと思います。
2006/03/02 3:18 PM, riverwalkers wrote:
urushi-iwanaさん、岩手の共通年券を購入しましたか。やる気満々ですね。

私は6月の2週目週末に行なわれる予定の、クボタロッジのスクール前後に、1週間ほど岩手に滞在する予定です。

何だか急に気持ちが盛り上がってきました。


2006/03/02 3:22 PM, riverwalkers wrote:
Rollyさん、先日はお電話でどうもでした。

今回紹介したヤマメの飼育槽はなかなか興味深いものでした。
あらためてご紹する機会があるかもしれませんが、ちょっとした発想の切り替えで、工夫はできるものなのですね。
養魚場見学はとても勉強になります。
2006/03/02 3:28 PM, riverwalkers wrote:
さむらいズさん、お久しぶりです。

HPも拝見しました。いやはやガイドさんやってるとは!
北海道へは今年も何回か行く予定ですので、機会を見つけてご一緒しましょう。
2006/03/02 8:42 PM, さむらいズ wrote:
riverwalkers さん こんばんわ(笑顔

覚えていてくれたんですね・・・
とても光栄です(涙

私の連絡先などをお教えしたいと
思いますので
もし差しつかえが無ければ
メールを頂けると幸いです。。。

以前より少しはお役にたてると思いますので
機会がありましたら
一緒にフィールドへ行きましょう(笑顔
宜しくお願い致します
2006/03/03 1:06 AM, riverwalkers wrote:
さむらいズさん、メール送っておきました。
ご確認ください。
2006/03/03 9:50 PM, flyfishingfrance(fff) wrote:
なかなか腕が上がらず放流魚に遊んでもらうほうが圧倒的に多い私ですが、同じ放流魚でもやはり釣り上げてご対面した時の感動が違いますよね。魚が美しいととてつもなく嬉しいです。
2006/03/03 10:49 PM, riverwalkers wrote:
fffさん、お久しぶりです。

どうせ釣るなら、きれいな魚のほうが嬉しいですよね。
神流川、解禁から好調のようです。

ぜひぜひ春のうちに訪れてみてください!
運がよければ野生のプリンプリンヤマメも釣れますので。
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