Didymo(ディディーモ)の脅威 続編 | SST'S フィールドスケッチ
Didymo(ディディーモ)の脅威 続編
泥々藻
前回の記事『バイオハザード . Didymo(ディディーモ)の脅威』では、驚くほどたくさんの人たちに関心を持っていただきました。

自分自身、インターネットの威力を実感しつつも、ネット上を急速に駆け巡る情報に、かえって戸惑ってしまうほどでした。

多くのコメントや寄せてくれた皆さん、そしてトラックバックで記事の内容を広めてくださった皆さんに、この場を借りて感謝したいと思います。

しかしながら、ディディーモの脅威が緩和されたわけではありません。むしろその存在がクローズアップされたことにより、言葉だけが一人歩きを始めているような印象も受けます。
また、受け取る方の解釈もさまざまですから、必要以上に騒ぎ立てたり、妙な憶測が飛び交ったりするのは、多少は仕方ないかもしれません。

ここでご紹介した本来の目的は、これまでほとんど情報のなかった我々にとっての未知の生物『ディディーモ』の存在を知っていただくことです。

また、すでにその繁殖地になっているニュージーランド南島の状況を例に、できるだけ客観的に情報提供したことです。

今のところ自信を持ってお伝えできるような新たな情報は入ってきておりませんが、入手次第、できるだけ分かりやすく皆さんにお伝えしていければと思っています。

けれども、いまだ具体的な対策について、然るべき機関や組織から報じられていません。
私たちとしては、何ができるかを模索しながら、それを実行に移して行くしかないようです。その際は冷静に、そして慎重に。

Mararoa Riverニュージーランド南島、マラロアリバーの流れです。
この川はディディーモの繁殖によって約18ヶ月間もクローズされていましたが、先週禁漁が解除されたとの情報が現地から入りました。
洪水がディディーモにダメージを与え、ディディーモは次第にその量を減少させていったそうです。やはり最終的に始末するのは自然の力なのかもしれません。

けれども、現地では少しも楽観視はしていません。完全に消えて無くなったわけではないので、警戒を緩めることはないようです。

上の写真は2002年1月、マラロアリバーに訪れた際に撮影したものです。
この時点ではまだディディーモの被害を受けていません。こんな川に侵入、繁殖してしまったのですね。

Didymo の様子がよく理解できる写真[BIOSECURITY NEWZEALAND]のページです。
Photos of Didymosphenia geminata

  • 2017.06.08 Thursday
  • 12:24
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Comment:
2006/02/23 4:53 PM, Tomcats23 wrote:
riverwalkersさん今日は。
>『ディディーモ』の存在を知っていただくことです。
しばらく客観視させていただいていました。
対岸の火事と高見をするのではなく、その存在を知り、我が国、我が愛する川に絶対持ち込まないと言う心構えは必要ですね。
また釣り人だけが感心を持つのではなくて、観光客・旅行者もそういうものがあるんだと知って欲しいですね。
riverwalkerさんの記事が、然るべき機関や組織が興味を持ってくれる啓発になることを望んでいます。

2006/02/23 7:49 PM, ひろぼん wrote:
暫くパソコンを開かないうちに、大変な反響ですね。近年AIDSを始めとして、今まで思いもつかなかった驚異が、遭遇してきていると思います。
事前にくい止めれるものは、くい止めたいもんですね。心のよりどころである、フライフィッシングを楽しむ渓流が永遠であることを願います!!
2006/02/23 7:56 PM, トーマス wrote:
こんにちは。
Tomcats23さんもおっしゃってますが、多くの人に関心を持っていただき、大きな力になるようになれば良いと思います。

ましてや、現在の日本では未だ繁殖は認められていません。
今からきちんと対応していけば、規模が拡大させずに済むかもしれません。

しかもディディーモに限らず、河川を越える時のマナーやルールとして消毒等を確立できれば他のトラブルにも対処できますよね。

そんな中で今回の記事のマラロアリバーのケースはほっとさせてくれます。w
自然の力は偉大ですね。w
2006/02/24 12:16 AM, 鱒山 wrote:
riverwalker様
ディディーモの件
広く告知する必要が有ると思います
早期に告知し、適切な対応する事で川を守る事が出来たらと
所属するクラブの会報にも取り上げたら?と担当に話しました
やはり注意深く冷静に正確に伝えるのが一番ですね


2006/02/24 2:24 AM, riverwalkers wrote:
Tomcats23さん、こんばんは。

釣り人だけでなく、一般の旅行者、そして貿易関連の方々にも、情報提供できるシステムがあるといいですね。
すべての面でもう少々、時間がかかりそうです。
2006/02/24 2:34 AM, riverwalkers wrote:
ひろぼんさん、こんばんは。

人の往来がある限り、それに伴うリスクは多かれ少なかれ存在します。
迫り来る危険を完全に食い止めるのは難しいですが、できるだけの対策は事前に検討しておきたいですね。
2006/02/24 2:40 AM, riverwalkers wrote:
トーマスさん、こんばんは。

NZへの侵入に人間が関与していたことは確かなようですが、拡散速度が急なことに怖さを感じます。

ましてや人口が多くて、釣り人も多い国では、なおさら急激に拡散するかもしれませんね。
2006/02/24 2:43 AM, riverwalkers wrote:
鱒山さん、こんばんは。

少なくとも、釣りをする皆さんには伝えておきたい情報かと思います。
現在、こちらには様々な機関や組織から情報が入ってきています。
何かのときにはお声をかけてください。
2006/02/24 8:21 PM, MANI-HANA wrote:
こんばんは 有事の際に今回のような対応ができると頼もしいですね。できれば関係機関にこそ望みたいところですが・・・
それにしても上の”ヒレ”見事ですね、こちらに刺さったりしてます(笑 不謹慎な発言失礼致しました。
2006/02/24 11:15 PM, riverwalkers wrote:
MANI-HANAさん、こんばんは。

マラロアリバーは素晴らしい川で、とても素晴らしい釣りを楽しめました。
それだけに川だけの写真というものがなく、魚の存在が最も目立たないカットを選んだのですが、やっぱりこれを見て刺さったりする方もおられるのですね。
実際、素適な尾ビレだと思いますが。
2006/02/25 12:16 AM, urushi-iwana wrote:
こんばんは。私も尾ヒレに平手打ちされました。というか、癒されました。
 こんなに沢山の釣り人が危機感を覚えてるのに、万一ディディーモが国内に入ってきたら、釣り人のせいにされるのかしらん。一昨日某番組でriverwalkersさんの母校を設立した方を取り上げてましたが、昔と比べて今の研究者の方々は意気に感じて仕事をされる方が少ないのでしょうか。と人のことばかり言っても仕方ないですね。一連の記事はとても興味深かったです。
 自然の力は偉大だと書いていたThomasさんと同感であります。
2006/02/25 1:51 AM, riverwalkers wrote:
urushi-iwanaさん、こんばんは。

ディディーモばかりが問題ではないですが、入ってこないことを祈るばかりです。
釣り人のような人種は、スケープゴートにされやすいものですが、対応次第だと思います。そうならないためのネットワークを構築していかないといけませんね。
2006/02/25 2:48 AM, Rolly wrote:
話題は、少しそれてしまいますが、テレビで名古屋城のお堀の石垣が白くなったという話題を報じてました。
お堀は運河と繋がっていて、運河にはボラが遡上してきているそうです。そしてそこにはカワウの群れが・・・・。
そのカワウの糞が石垣を白くしている、、、という事でした。

それを街の人も、名古屋城の職員も、テレビのパーソナリティーも、都会にサカナや鳥がやってくることは素敵、、みたいに言うんです。
ボクはこれを見たときに、ボクの知りうるカワウの事、それから抱くカワウへの考え方って偏ってるのかな??と考えてしまいました。
いや、もっともっと考えて、釣り人だから知ってるカワウのことを釣り人なりが伝えることが不足したからこういう報道になったのかな??とも考えてしまいました。

ディディーモは見た目もエグイので、素敵な苔ね、、みたいな報道にはならないと思いますが、カワウの二の舞にならないためにも釣り人として正しい情報を身につけて、伝えていかなくちゃ、、、と心から思いました。

長文失礼しました。
2006/02/25 11:39 PM, YY社員 wrote:
ディディーモの存在、私も今回始めて知りました。
人間が生態系にあたえる影響の大きさを
改めて認識いたしました。
ディディーモの件のみならず、
生態系を崩すもの全てに対して、
人間は再度重大さを認識するとともに、
それに対して真摯に取組まなければ・・・
と心より感じました。
貴重な情報、ありがとうございました。
2006/02/26 9:21 AM, riverwalkers wrote:
Rollyさん、おはようございます。

情報はしばしば歪められ、誤解や曲解と共に伝達されるものです。
そうならないためには、やはり広く社会に伝播することが必要だと感じますね。
2006/02/26 9:23 AM, riverwalkers wrote:
YY社員さま、はじめまして。

多くの方たちに関心を持っていただきました。

今の時代、どこから環境に影響を与える要因が転がり込んでくるかわかりません。

これからもよろしくお願いします。
2006/02/27 4:03 PM, flyholic wrote:
私も梅村さんの了解得まして写真お借りし、ブログにて警告させてもらいます。釣りができなくなるなんてありえないですよ。
2006/02/28 12:20 AM, riverwalkers wrote:
flyholicさん、はじめまして。

国内ではまだ確認されていないようですが、入ってたときにどんなことになるかは予測できません。

ただし、文献をいろいろ調べていると、北方系の生物だけに、温度による制約をかなり受けるようですね。
だからといって、楽観的な材料とはいえませんが。
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