Season of Love | SST'S フィールドスケッチ
  • 2020.03.06 Friday
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Season of Love
先週末、上野村の神流川でプチイベントが開催されました。
今回の集まりは、9月に予定されていた恒例のC&Rフォーラムが台風9号のため中止になり、その代替イベントとして企画されたものです。

お楽しみいろいろでしたが、一番気になったのはヤマメたちの産卵状況です。
ヤマメたちの産卵行動を観察するフィッシュウォッチングが中心のイベントですから、それが見られなかったらシャレになりません。
事前に確認する時間が取れなかったこともあって、正直言って心配でした。

ところが川を見ながら歩き出して数分後、そんな不安は一掃されました。

リアルタイムでスポーニング態勢に入っているペアが見られるだけでなく、産卵床の痕跡も多数散在しているではないですか!

生命の鎖をつなぐヤマメたちの儀式は、今年もしっかりと営まれていたのです。

誘惑の舞
二人の世界に没頭するヤマメのペア……強烈なフェロモンを放出しながら繰り返す誘惑の舞に、オスはフラフラのご様子。

例のハイパーヤマメ系の産卵はすでに終了した模様で、斃死寸前のメスの大型個体や産卵床の下流に横たわる亡骸も見られました。

そんなわけで今回の主役は、体は小さくても元気一杯のワイルドヤマメたち。
この川に生まれ育った自然系群の末裔です。

ささやき
大きなオスが小柄なメスを抱き寄せ、何やら耳元でささやいています。
いやらしさ全開の雰囲気ですね。

でも、上の2枚の写真、メスは共通なのですが、オスは違う魚なのですよ。
このときは、3尾のオスの出入りがありました。

ちょっと放っておくと、すぐに他のオスがくっついてしまう……何処の世界にもありがちなお話です。
待つ身の辛さは、すべての生物が抱える心情なのかもしれませんな。

それをわが身に置き換えて、しきりに感情移入している観察者も複数いらっしゃったみたいですが……。

鬩ぎ合い
その一方で、1尾のメスを巡るオスたちの攻防は、絶えることなく続きます。

若いオスたちは、そうすることの意味もよく分からず、本能のままに争い、メスに一番近いポジションを確保しようと頑張るのでした。

うっすら秋化粧
山々はうっすらと秋化粧を施し、静かに佇んでいました。

紅葉は例年より少し遅れそうですが、季節は着実に進行しています。

酔狂な企画ではありますが、渓魚たちの産卵という場面に向かい合うことで、皆さんそれぞれにいろいろな思いを胸に抱かれたことでしょう。

そこから何を学び取るかはご自由ですが、渓魚たちが懸命に生きる様子を間近に見ながら、その背景にあるものを感じ取ろうとする気持ちや姿勢は、自然に親しむことを楽しみにしている人たちにとって、とても大切だと思います。

あたりまえのように繰り広げられる産卵行動は、そこにある自然環境を象徴する現象にほかなりません。
数多くの釣り人が訪れる関東周辺の河川でありながら、そんな現象を安定して観察できるこのフィールドは、とても貴重な存在といえるのではないでしょうか。


イベントに参加してくれた皆さん、そして上野村漁協の皆さん、今回はどうもありがとうございました。

来期もどうぞよろしくお願いします!


  • 2020.03.06 Friday
  • 08:26
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Comment:
2007/10/16 12:43 PM, トーマス wrote:
先日はありがとうございました。
とても面白い観察が出来たと思います。
というか、ドラマでしたね(笑)

勉強させてもらった一人です。www
2007/10/16 1:10 PM, 練馬の住人 wrote:
2日間お疲れさまでした。そして有り難うございました。個人的に色々考えられた2日間ではありました。
しかし暴飲暴食の影響で、しっかり1kg増となりました(泣)「食欲の秋」も堪能できた秋の上野村でございました。
2007/10/16 9:50 PM, N wrote:
riverwalkerさん今晩は。
2日間大変お世話になりました。今回のプチイベントは色々な意味で大変参考になり有意義な時間でした。
また機会があれば開催したいですね。

帰宅後、台所を覗いて見ると・・・大量の栗が山になっておりました。また暫く栗と格闘です(汗)。
2007/10/16 10:17 PM, Kaz-Man wrote:
こんばんは。日曜日はありがとうございました。
普段は中々お目にかかれないヤマメ達の一生懸命な姿を垣間見ることができ、
渓魚達に対する愛しさがさらに深くなったような気がします。
最後に見ていたペア、決定的瞬間までもう少しって感じだったのに
ちょっと残念でしたね。でも、オスの体色が変わっていく様子はスゴかった。

PS:RWさんの消化器官のタフさにはビックリ!ダイエットに励んでください。
2007/10/16 11:11 PM, urushi-iwana wrote:
こんばんは。日曜日はお世話になりました。
 移り気な女性と翻弄される男性、いずこも同じなんですね。
 密漁者に渓魚が必死になってるシーンを見学させてレポートでも出させれば少しは改心・・しないでしょうね。
 私は久しぶりに海水風呂に入って一人モンコーしてきました。お風呂は開店10周年記念で入浴料500円でしたよ。
P.S. 車は両輪ともやられてました。修理代がトホホになりそうです。
2007/10/16 11:17 PM, yu-ko wrote:
rwさん、産卵行動観察会お疲れ様でした!
おっしゃるとおりで、こういう魚たちの子孫のための行動を安定して、確実に見られる場所というのはなかなかないと思います。

人のように理性のない、野性で生き抜いていく魚たち(→これは魚だけではないのですが)の、自然で直感的(と私は思っているのですが)なその行動は、私たちにとってはあまりにも純粋に感じられるものなのかもしれません。

今週末石徹白で清掃会がありますが、もしかしたら川を歩いているうちに行動の瞬間を見られるかもしれない・・・と少し楽しみにしています!
2007/10/16 11:41 PM, あま党 wrote:
こんばんは。
かの森でも番人さんと二時間近く粘ったんですが、
不発に終わりました。

来月は宜しくお願いします。
2007/10/17 3:52 AM, riverwalkers wrote:
トーマスさん、
まさに筋書きのない純愛ドラマでございました。
私も勉強させていただきました。

練住さん、
準備から開催まで、お疲れさまでした。
食のイベントのようでしたね。いまだにおなかがきついです〜!

Nくん、
栗は効きました。さすがにワイルドな木の実は強いです。あれからというもの、驚くべきお通じが続いています。

Kaz-Manさん、
夕方までいたら、その瞬間が見られたことでしょう。かの森のイワナで見られるといいですが。
意外にも、体重増えてません。みんな出ちゃったようです。

urushi-iwanaさん、
海水風呂と1人モンコーとは……!
まるで前橋の住人のようですね。
両輪とはお気の毒に……。

yu-koさん、
観察していると、なかなか巧妙な駆け引きがあったりします。複数のペアが近いところにいたり、極端にオスの数が多いと、見ていて飽きません。

あま党さん、
かの森のほうが近くに見られるかもしれませんね。
イワナではしっかり見届けましょう!

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