イワナの発眼卵 | SST'S フィールドスケッチ
イワナの発眼卵
おはじきイワナの発眼卵です。孵化まであと数日に迫った卵の中では、体を丸めた稚魚たちが窮屈そうに動き回っていました。
きっと元気な子供たちが生まれてくることでしょう。

イワナの卵が孵化するまでには、積算水温で500℃くらい必要です。
状況次第で相当の幅がありますが、だいたいの目安として、水温10℃ならば50日、5℃ならば100日かかるというわけです。

自然環境では、産卵床の砂礫に埋もれたまま、数10日間も過ごすことになります。その間、渓の状況が安定していないと、孵化率が落ちたり、流されてしまうことがあります。

生まれる前のイワナたちは、卵の中でどんな夢を見ているのでしょうか。

この発眼卵は、群馬県吾妻郡嬬恋村にある知人の養魚場で撮影させていただきました。親魚は吾妻川水系産の地イワナです。

卵の色合いが微妙に違うのは、親魚の違いによるものです。
飼育目的によって与えるエサの性質が異なるため、通常はそれぞれの水槽を分けて飼育されていますが、採卵は一括して同条件で行なわれます。そのため、栄養状態の違いが卵の色に反映されるのだそうです。
色違いのおはじきを並べたみたいで、とてもきれいですね。

吾妻方面も今年はさぞかし雪深いだろうと予想していましたが、嬬恋あたりは平年並みの積雪量とのことでした。国道だけならノーマルタイヤでも走れます。

久々に眺める裏浅間は美しく雄大でした。寒空に噴煙をくゆらせる浅間山は、いつ見ても生き物のようです。

吾妻や嬬恋の渓を釣り歩いた青年時代を懐かしく思い浮かべながら、真冬のドライブを楽しんできました。

冬渓せっかくの機会だったので、記憶にある吾妻川支流をのぞいてきました。
雪に埋もれた渓の中から、イワナたちの寝息が聞こえてきそうです。

春はまだまだ遠いですね。


SS_Parka&T-Shirtsそれから私事で恐縮ですが、SSパーカ&T-シャツのご紹介です。
昨年の夏、友人の志水俊文くんの経営するプロショップ『ジャニス』の依頼で、T-シャツのデザインをさせていただきました。
私の撮影した写真をモチーフに、友人のデザイナーさんにお願いして図案を起こし、期間限定で販売したのです。

おかげさまで好評だったらしく、この冬はパーカを作ってみました。
ついでに夏の限定販売時に最も人気のあったイワナ柄のT-シャツをリニューアルしました。私的にはどうしても白が欲しかったので、白に映えるようなデザインに変えていただいたのです。

そんなわけで、興味のある方はジャニスまでお問い合わせください。

  • 2017.04.23 Sunday
  • 12:06
  • スポンサードリンク
  • -
  • -
  • -
スポンサーサイト
Comment:
2006/01/12 5:49 PM, Brown wrote:
 こんにちは。こんな冬の間の楽しみ方があってうらやましいです。
 同じイワナの発眼卵でも,それぞれ親魚の影響を受けてみんな違うことに驚きました。人間の場合でも親の栄養状態によって,子に影響が出てくるのでしょうね。私の息子たちにもようく教えておかなければ・・・。私個人ではもうスポーニングの時期は昔のこと・・・,でもないか。アハハ
2006/01/12 7:57 PM, ひろぼん wrote:
おばんです。このブログを見だしてから最近つくづく思います。あぁ、マス族がいる地域に生まれたかったと・・。私は兵庫県の真ん中で生まれて、フナ釣りやバス釣りはしてましたが、マス族はいませんでした。父が釣具の製造をしてましたが、ほとんどが海ものでしたし。働きだして車の免許を取ってからフライを始めたので、自由のきいた大学時代がもったいなく思います。ただ、そうなると今の妻や子供たちにも出会ってないから複雑ですが・・・・。
 それとパーカー、既にゲットしてます。予想以上に暖かいです。着心地も良いですし。
riberwalkerさんのグッズは、結構購入してます。むかしあったカルトQ的になってきてます。(笑)スペシャルロッドとか出されないんですか?
2006/01/12 8:50 PM, Rolly wrote:
こんばんわ。
こうして見ると、卵の段階から渓魚って綺麗だなぁ・・・と思いますね。もう10日もすれば孵化してチョコチョコって感じで動き回るのでしょうね。

それにしても、嬬恋では平年並みの積雪量なんですね。美濃市あたりでは、ちょっと山道にはいると真っ白なんです。もう半月もすれば、この辺りは一足早く解禁を迎えるのですが、どんなシーズンになるのか楽しみです。

Tシャツはゲットしました。Xmasパーカーは逃してしまいましたが、ジャニ天でサイズ試着して、サイズが合えばアッシュカラーのパーカーは注文する所存です。

2006/01/12 9:42 PM, rinsui wrote:
生命の尊さを実感しますよこういうのは。天然アユの人工孵化放流を数年間やっていたころを思い出します。
採卵から始まり発眼を確認できるまでの静かな時の流れそして発眼を確認できたとき一転かすかながらに生命の息吹を感じ取れる瞬間です。
あとははじけて旅立ちを待つのみ。春が待ち遠しいく感じているんじゃないかと思います。
イワナforeverです。 
2006/01/12 10:33 PM, small stone wrote:
こんばんは。
私が昨年よく通っていた川でも沢山の稚魚が泳いでいました。
今年もイワナの発眼卵の中の稚魚たちと同じように沢山の生命が川の中で頑張っているのですね。
しかもこれから沢山の困難を乗り越えて成魚になる魚達はほんと強運の持ち主。
頭がさがる思いです。
川の中の宝石、釣り人の宝物を大切にしていかなくてはなりませんね。^^。
2006/01/12 11:37 PM, urushi-iwana wrote:
こんばんは。イワナの卵の色が栄養状態によって違うとは、やはり色が濃いほうが栄養状態が良い固体なんでしょうかね。イワナファンとしては一匹でも多くの元気な魚が生まれ育ってくれる事を願います。
 パーカー、Tシャツは既に入手しました。170cm70kgの中肉中背ですが、Mサイズはちと小さかったかな。でも皆さんおっしゃるとおり、暖かです。Tシャツはもったいなくてまだ着てません。
2006/01/13 12:17 AM, Hariki wrote:
Tシャツが届いて嬉しくて開封してみたらタバコ臭かった〜ので思わず即洗濯機に放り込みました。(笑)
さて、こうして発眼卵を見ると生命のキラメキを感じます。そういえば、DVD『リバーウォーカーズ』のひとコマに稚魚がせっせと流下物にライズするシーンがありましたが、誰にも教わらず捕食活動する姿には生命の尊さを感じました。
2006/01/13 9:48 AM, トーマス wrote:
イワナの発眼卵、可愛いですね。
卵の時点で既に違いが出ているのは初めて知りました。飼育もなかなか一筋縄ではいかないんですね、面白いです。w

この写真を見ているとあと1ヶ月で解禁する川があるっていうのが実感できます。
春も近いですね!w

私はパーカーはクリスマス・バージョンにしました。配送の手違いで最近やっと手元に来ました。ヒイラギのデザインがイワナのパターンにミスマッチでお気に入りでございます。w
2006/01/13 12:41 PM, SAGE愛好会 wrote:
マイクロな世界
私も好きです。
研究室では微生物でしたので、プランクトンばかり
顕微鏡で眺めてました。
奴らがちょこちょこ泳ぐ姿って、なかなかマニアックで可愛いんですよね。

そういえば、同じ研究室の奴が、自分の分身の
オタマジャクシを顕微鏡で観察して、
「本当に泳いでるよ〜」と喜んでいました。
どこでサンプリングしたかは、聞かないで下さい。
2006/01/14 3:09 PM, riverwalkers wrote:
Brownnさん、こんにちは。

良くも悪くも、因果応報というのは真理です。血は水より濃いもので、カタチにしっかり表われるのですね。

人間の場合のスポーニングは、やはり自分でコントローしないといけませんねぇ。カルマとはいえ、泉はなかなか枯れ果てません。
2006/01/14 3:12 PM, riverwalkers wrote:
ひろぼんさん、こんにちは。

私の育った環境にも、ヤマメやイワナの気配は希薄でした。
でも、それくらいでちょうど良かったのかもしれません。

それからグッズの購入、ありがとうございます。
パーカ、本当に暖かくて自分自身も重宝しています。
2006/01/14 3:14 PM, riverwalkers wrote:
Rollyさん、こんにちは。

中部の雪もたいへんみたいですね。
前橋は今期、積雪ゼロ状態です。

そうですね、来月は解禁になる川もあるのですね。こう寒いと、なかなか実感湧いてきません。
2006/01/14 3:17 PM, riverwalkers wrote:
rinsuiさんにとって、アユとの付き合いは日常だったのですね。

私は大学4年のときは、只見の研修所でイワナの採卵やってました。飼育日誌をつけていると、生命の重さを感じたものです。
2006/01/14 3:29 PM, riverwalkers wrote:
small stoneさん、こんにちは。

川へ行って稚魚の姿が見られるのは良いですね。
違う世代がそれぞれ確認できると嬉しくなります。

最近では、そんな健全な川が少なくなって残念です。
2006/01/14 3:34 PM, riverwalkers wrote:
urushi-iwanaさん、こんにちは。

最近では市場のニーズによって、いろいろな特徴のある魚を作らなければならないそうです。
そのためにはエサを変えたり、飼育方法を変えなければなりません。
そんなわけで、卵の色の違いは飼育状態の違いが出ているだけで、栄養状態の良し悪しではないそうです。
2006/01/14 3:37 PM, riverwalkers wrote:
Harikiさん、こんにちは。

生命の息吹を感じるのは気分の良いことです。
川にはたくさんの生命があるので、それを感じるだけで気分が良くなります。

T-シャツの件は伝えておきました。
「申し訳ございません!」ということでしたのでご勘弁を!
2006/01/14 3:41 PM, riverwalkers wrote:
トーマスさん、こんにちは。

私もどちらかというと、クリスマスバージョンのほうが気に入ってたりします。
暖かくて着心地良いですし、絵柄と地色の色合いが思ったよりうまくマッチしました。

あれはもう手に入らないのかなぁ……。
2006/01/14 3:43 PM, riverwalkers wrote:
SAGE愛好会さん、こんにちは。

私も学生時代は自分のを顕微鏡で観察しました。
トイレから見えた吉浜湾の青かったこと。

理系で顕微鏡使う学部なら、たいていの人はやってるんじゃないでしょうか?
2006/01/14 5:31 PM, Hariki wrote:
Tシャツの件はそんなつもりではなかったのですが、わざわざありがとうございました。
2006/01/21 5:57 AM, terry wrote:
はじめまして、おはようございます!
Rollyさんのブログからお邪魔しました。
terryと申します。

先日ジャニスのサイトでriverwalkersさんのデザインされたTシャツを拝見して
思わず“カートに入れる”をクリックしました(笑)
ブログを始めてらしたんですね。
これから春のシーズンインに向けての更新も楽しみにしてます。
またボクのブログにもリンクさせていただきたいのですが
よろしいでしょうか?
また遊びにきますので、よろしくお願いします!!
2006/01/21 12:17 PM, riverwalkers wrote:
terryさん、はじめまして。

私もRollyさんのブログ経由で、ときどきterryさんのブログを訪ねておりました。
とてもセンスの良い写真と文体、楽しく拝見させていただいております。冬の島牧、寒そうですね。

Tシャツの件、ありがとうございます。気に入っていただければ幸いです。ぜひ勝負服としてご活用くださいませ。
その際、何もTシャツだけで川に入る必要はまったくございません。アンダーウェアとして着用くださっても効能は同じです(笑)。

もちろんリンクしていただいてけっこうです。
これからもよろしくお願いいたします。
2006/01/21 4:02 PM, terry wrote:
riverwalkersさん、こんにちわ!
さっそく、リンクさせていただきました。
ボクのブログにも来てくれていたとは、とても嬉しく思います。

本日の東京は雪が降ってますが
今日はこのTシャツをきてホットココアでも飲みながら
フライタイイングでもしようと思ってます。

リンクの件ありがとうございました!!
Add a comment:









CALENDAR
SMTWTFS
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< April 2017 >>


ENTRY(latest 5)
ARCHIVES
CATEGORY
COMMENT
PROFILE
LINK
Copyright 2005〜2010 Seiji Sato. All rights reserved. No reproduction or republication without written permisson.

本ブログにおけるすべての内容は、日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。本ブログに使用している写真・本文の無断転載を禁じます。同様に情報ベースサイト等への流用を固く禁じます。

お問い合わせやリンク等を貼られる際は、プロフィールにあるアドレスへご一報ください。



パタゴニア

パタゴニア
RECOMMEND


メンズ・ナノエア・ライト・ハイブリッド・ベスト


メンズ・レビテーション・フーディ


メンズ・ナノエア・ライト・フーディ


ブラックホール・ダッフル 60L


メンズ ビーニー・ハット













        





無料ブログ作成サービス JUGEM

(C) 2017 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.