ロイヤルコーチマンのこと… | SST'S フィールドスケッチ
ロイヤルコーチマンのこと…
平凡なフライですが……
毛鉤を巻き始めたのは、高校2年生の夏休みでした。

最初は毛バタキの羽根をむしってミノ毛を作り、胴は孔雀の羽根やらゼンマイの綿毛やら……。テンカラ毛鉤の制作に没頭したものです。

しばらくすると、それだけでは飽き足らなくなって、より複雑な構造の毛鉤を巻きたくなります。

そんなとき、何かの釣り雑誌に載っていたフライを見て、
「これだ!」
と、直感したのが、なぜかロイヤルコーチマンだったわけです。
その意味では、このフライが自分のフライタイングの原点になっているのです。

当時はもちろんバイスなんか持っていません。
全部、手(指)で巻きました。

細いミシン糸を10cmほどに切って、その先端にそれぞれチチワを作り、材料を順番にひとつひとつミシン糸で止めて行きます。
ひとつ取り付けて固定したら一度巻き止め、次の材料もまた同じように取り付け、固定、巻き止め……という過程を繰り返すのです。

この作業に没頭して、高校を卒業する頃には、バイスなしで#20程度のロイヤルコーチマンを巻けるようになっていました。
そのぶん、勉強が疎かになったことはいうまでもありません。

その後、初めてバイスを手に入れたのは大学2年生のときです。
この頃からミノ毛はハックルになり、胴はボディ、材料はマテリアルと呼ぶようになりました。

バイスの画期的な機能と、フライを巻くためのツール類の多様さに驚かされ、1本のロイヤルコーチマンを巻くために必要な時間は1/10に短縮されました。

それでも尚、ロイヤルコーチマンを巻き続けました。
マテルアルの処理、プロポーションの組み立て、各部のバランス等々、ロイヤルコーチマンを巻くことで得た知識や技術には、計り知れないものがあります。

もしもこれからフライを巻こうとする方がいたら、ひとつのパターンを巻き倒すことをお勧めします。
自分の場合、それがたまたまロイヤルコーチマンだったわけですが、やはりアップライトウィングのスタンダードパターンから選んでみてはいかがでしょう。

そうすることが、フライタイング上達への近道だと思います。


PS:
例の虫の件は、もう少々調べてからお知らせします。
そして本日、これから神流川へ行ってきます。目的は釣りではないですが、釣りもするかもしれません……。

  • 2018.01.03 Wednesday
  • 08:11
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Comment:
2007/03/29 12:40 PM, terry wrote:
こんにちわ。
高校二年からなんですね。やっぱり情熱があるからこそ、バイス無しでも巻けちゃうんでしょうね。
#20までを手で・・・ほんとにスゴイッ!!
2007/03/29 8:09 PM,  wrote:
成史さん、初めまして。初めて書き込み致します。

今年からフライフィッシングを始め、まだ3ヶ月ですが、フライフィッシングの魅力にとりつかれ、どっぷりとはまっています。

4月にシャロムの森にて開催されるスクールに申し込みを済ませ、今からワクワクしております。

タイイングも毎日、やってます。僕はパラシュートパターンばかり巻いています(笑)。

ロイヤルコーチマンは、初めて知ったフライですが、まだ巻いた事はありません。

今度トライしてみます!
2007/03/30 2:47 AM, riverwalkers wrote:
terryさん、
昔からチマチマした作業が大好きなのですが、最近は集中力が続きません。老眼も急速に進行しています。
指先もそろそろ震えてきたりして……。

2007/03/30 2:57 AM, riverwalkers wrote:
名無しさんになってますが、4月のシャロムのスクールに参加されるとのこと。私もお目にかかれることを楽しみにしています。
何でも遠慮なく、ご質問くださいね。
時間を有効に使って、スクールを充実したものにしていきましょう!
2007/03/30 5:01 AM, urushi-iwana wrote:
おはようございます。
 最近はアップライトのウイングを持ったフライ、巻いてないですねえ。
 ロイヤルコーチマンは夏の渓流にベストマッチですし、そろそろ巻こうかな。
 最近バテ気味で、睡眠も不規則ですが、週末は釣りしたいなあ。
2007/03/30 12:00 PM,  wrote:
おはようございます^^。
river walkers さんはこれをバイス無しで巻いていたのですか?
凄いですね。
このフォルムは確かに華やかであり入門書の表紙に描かれていたのを思い出します。
このフライはまだ巻いたことがなく実力は体験していませんが今度巻いて流して見たいと思います。
結構バランス等難しそうですが・・・^^;
2007/03/30 9:07 PM, kei wrote:
上の書き込みで、スクールに参加させていただく者です。keiと言います。

ルアーフィッシング歴は2年で、ルアーはそれなりに操れるのですが、フライはまだまだ、何もわからない状態です。

これからどっぷり、フライにはまる予定ですので宜しくお願いします。
2007/03/31 2:10 AM, riverwalkers wrote:
small stoneさんですね?
ロイヤルコーチマンは、いわゆるファンシーフライトいうタイプですから、ハッチマッチャー云々で使うフライではありません。
どちらかといえば、夏向きのフライです。

Keiさん、
承知しました。
どっぷりフライにはまるお手伝いをいたしましょう!
2008/07/04 12:30 AM, zigen wrote:
はじめまして。きっと貴方と同世代でフライの道具も無い時代から思考錯誤した仲間です。無論私もドライのお手本はロイヤルコーチマン。

 掲載画像が何年も撒き上げたロイヤルコーチマンと思われます?
 ウェストとブレスのピーコックハールボリュームバランス(同一のハールで作成されている?)が気になります。
 オリジナルフライはきっと貴方のようなタイイングが正解と思いますが、カメムシイメージならよりウェストにボリュームを増やし、パイロット的にプレゼンするならドライフライバランスを重視しブレスにハールは長めのものを使用してみてはいかがでしょう?
2008/07/04 1:06 AM, riverwalkers wrote:
zigenさん、
はじめまして。
フライタイングは各人各様、楽しめればいいと思います。
私の場合、拙い腕前で恐縮ですが、このフライに関してはこんなプロポーションに巻いて楽しんでいます。
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