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真昼の天空劇場
今からちょうど一年前、昨年の10月25日のこと。 北海道日高山脈上空は大気光学現象のオンパレードでした。 大気中の水滴や氷の粒の状態によって、太陽光が反射、屈折、回析することによって、空に不思議な図形が描かれることがあります。 「虹」のような大気光学現象は日常的に起こっていますが、いくつのも円弧や光の筋が重なり合い、それが明確に視認できることはそう多くありません。 自分自身にしても、こんな空を見上げるのは初めてでした。 あまりの神々しさにしばし見とれた真昼の天空劇場。
1時間ほどで魅惑のショータイムは幕を閉じましたが、鮮烈な記憶として瞼に焼き付いています。
反対側の空はこんな状態。
しかも安定してこのように見えているわけではなく、光の点が出現したり、別のアークが現われたり消えたり……
どれがつながっていて、どんな図形を描いているのかを確かめるすべもありませんでした。
今年は何かと慌ただしく、秋の北海道へ出かけられませんでした。
美鱒たちとの耽美な時間も今年はおあずけです。
まあそんな年もあるでしょう。
来年は早くから計画を立てて、いつも通り実行に移そうと思います。
全国的に天候不順が続いています。
今週末には再び台風がやってくるとか……
北海道はすっかり雪景色のようですし、自宅から見える浅間山も冠雪しました。
そんなこともあって、どうもいまひとつアクティブになれない今日この頃です。
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