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関東山地への旅
約1週間の関東山地を巡る釣り旅から無事帰宅しました。 帰りに少々寄り道をしましたが、取材の現場で体験したことは、今回もたいへん勉強になりました。
自然の豊さと脆弱さは紙一重で、それでも渓魚たちの生命力は逞しく健気です。 意外に懐の深い山に驚かされました。 源流部の水は所々で途切れていることが多く、魚の数も少ないようです。
自然災害の爪痕も散見され、悠久の時の流れの中で変わり行く様子を実感しました。 ヤマメの容姿は微妙です。 在来種の残っている可能性のある川も相模川水系で3本程度といわれていますから、もはやそれらは天然記念物に指定してもいいくらいです。
細々と暮らす源流部のヤマメたちを脅かすのは、自然災害だけでありません。 人間の手によるイワナの放流も問題になっています。
イワナもまた、相模川水系の一部河川がニッコウイワナの西限(南限)という説もあり、彼らの立場もまさに瀬戸際なのですが……。
様々な問題が複雑に絡まり合いながら、しばらくは混沌とした状況が続きそうです。
関東山地一帯では、増えすぎた野生動物の影響もあって、ヤマビルの大生息地となったエリアも少なくありません。 今回はまさにその真っ只中に入ってしまったようです。
先頭の人間が通過すると、その周辺に潜んでいたヤマビルたちが一斉に頭を持ち上げます。
その不気味さといったら他に例えるものがないほど。
そこで停滞すると、あっという間にシューズに取り付き、凄いスピードでウェイダーを這い上がってきます。
防御するだけでもたいへんな神経を使います。
毎年、ヤマビルにはどこかしらで何回かやられますが、今回も二の腕と肩のあたりを吸血されました。 あれだけたくさんのヤマビルに囲まれながら、2ヵ所で済んだことは奇跡かもしれません。 今回もたくさんの人たちにお世話になりました。
この場を借りて、心より感謝したいと思います。
お忙しい中、お付き合いいただき、どうもありがとうございました。 |
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