今年もサケが帰ってきた! | SST'S フィールドスケッチ
今年もサケが帰ってきた!
旅路の果て 長い海洋生活を終えて、今年も利根川にサケが帰ってきました。
私たちの町の片隅を流れる川で生を受けたサケたちは、海へ降りると太平洋を一路北上……オホーツク海からカムチャッカ半島を経てベーリング海へ入り、さらにアラスカ湾付近を回遊する旅を続けます。
そして、3年〜5年後に再び生まれ故郷の利根川に帰ってくるのです。

産卵後は雌雄共に精根尽き果て斃死します。
利根川水系で最後の役割をまっとうできるサケは全体の1%程度といわれています。
無造作に横たわる親魚たちの亡骸ではありますが、選ばれし者たちの勇姿でもあり、感動を覚えずにはいられません。

穴掘り行動サケのペア。
メスが尾ビレと尻ビレを使って産卵床を掘っています。
すでに身体はボロボロに傷ついていますが、最後の力を振り絞って行われる必死の作業です。
 
戦闘中この画像は上武大橋付近の産卵場の状況です。
産卵適地が限られているため、重複産卵が行われているようです。
卵は紫外線に弱いので、せっかく生まれた卵が掘り起こされてしまうと死んでしまいます。
また、ここ数日の減水により、産卵床が干上がっていところも多数見受けられました。

いまだに多くの謎が残されているサケの生態ですが、利根川はサケが自然回帰する川の南限にあたります。
温暖化や放射性物質の問題等、今後の懸念材料もありますが、サケが戻ってくれる環境が保たれている素晴らしさを再認識すべきでしょう。


採卵中先日の水曜日(20日)、利根大堰で実施された群馬県水産試験場による試験研究のための採卵作業を見学してきました。
今年も健全な状態の親魚が多く、採卵作業は順調でした。
水試で育成後、稚魚は再び利根川へ戻されます。

利根大堰付近の小学校の生徒たちも見学に訪れていました。

ちなみに今年のサケの遡上ペースは絶好調!
11月21日の時点で13,347尾、12月下旬までカウントは続けられるので、過去最高だった昨年の記録 15,889尾を上回ることが確実視されています。

今年もあと数回、サケの観察に出かけようと思っています。
 
  • 2018.01.03 Wednesday
  • 13:31
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