渓魚 | SST'S フィールドスケッチ
  • 2020.03.06 Friday
  • スポンサードリンク
  • -
  • -
  • -
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

ふたり一緒に…
ずっと一緒に昨日はイワナの産卵行動を撮影しようと、上野村のとある渓の源流部へ出かけました。
いつもの年なら、落葉に埋もれた小さな流れにペアリングするイワナたちの様子をつぶさに観察できるのですが……
今年はどうやら産卵期が遅れているようです。
個体数がひじょうに多いにもかかわらず、オス同士が争うこともなく、捕食に熱心な魚も目立ちました。

そんな中、小さな滝の白泡の下で寄り添う一組のペアを発見。
雌雄ともに30cmを越える大型個体です。
産卵に適した底石がすぐ近くにあるのにも関わらず、産卵床を掘ろうともせず、寄り添いながら静かに定位しているのです。
落ち着きはらった様子が長年連れ添った夫婦のようで、何ともほほえましい。
信頼感、絆、愛……そんな言葉が次々と思い浮かびます。
もしかすると、前年度からのペアなのかもしれません。
しばらく観察していましたが、失礼ながら下流側からそっと近づき、二人の後姿を撮影させていただきました。
おそらく次の雨でこの滝を乗り越え、さらに上流へと移動してから、本格的な産卵行動に入るつもりなのでしょう。

無事に産卵を終えて、たくさんの子孫を残してくれることを心からお祈りいたします。
 
続きを読む...
渓は秋色
ニッコウイワナニッコウ系のイワナたちの体側に散りばめられた朱点……
その大きさや色加減はいろいろですが、共通するのは秋が近づくほどその色を濃くしていくことです。
先日訪れた渓は、標高1500m付近に広がる森の中を流れています。
それだけに秋の訪れも早いのでしょう。
イワナたちの体色は、恋の季節の到来を予見しているかのようにうっすらと色づき始めていました。
続きを読む...
本谷夏イワナ
美鰭魚神流川本谷毛ばり釣り専用区の夏……
岩盤脇の黄色っぽい岩の上を通過する流れで、神経質そうなライズを見つけました。
定位場所は流心の深いところにあるらしくて、はっきりと確認できません。
流心から弾かれてくる流下物を見つけたときにだけ、フワリと浮上してくるのです。

ミスキャストが許されるような状況ではなかったので、ティペットを5xから7xに落として、ハードシェルアント・パラシュート#16を結びました。
魚の動きとライズのタイミングをリズムでとらえつつ、頭の中を空にして渾身のキャスト……

奇跡的にイメージ通りに事が運び、フライはイワナの口に吸い込まれたのです。
ところがなかなか寄ってきません。
せいぜい30cmくらいだろうと思い込んでいたので、徐々に焦りが……

激しい抵抗を何とかやり過ごして手元まで引き寄せ、ランディング態勢に入ったとき、恐ろしく大きな尾びれと黄金に輝く完璧な魚体に驚愕(゜o゜)
ネットインしたのは、37cmの本谷ネイティブ♂イワナでした。

夏の盛りに、最高の時間を過ごさせていただきました。
こんなイワナを育む本谷に感謝です。
 
続きを読む...
いわなと冬の渓
いわな稚魚北関東周辺の渓で自然産卵したイワナたち……
卵の孵化は年が明けてから始まりそうですが……

今の季節はちょうど、「いわな 川と森の生きものたち」のプロローグの場面に相当するイメージ。
いわな一時は売り切れや品不足が伝えられ、Amazonあたりではいまだに5000円台で出品する個人や業者もいる始末 (>_<)
出版社にはたっぷり在庫がございますので、わざわざ高値で入手する必要はありません。
お近くの書店等でご注文いただければと思います。
もちろんネットショッピングでも、在庫確認のうえご注文いただければ、すぐに入手できると思われます。
クリスマスのプレゼントにも、まだ間に合うかも!
 
続きを読む...
The Blue Water
ブルーウォーター透き通っている水にも、いろいろな色があります。
自然界には、無色透明……ジンクリアな水は滅多にありません。

防水コンデジで水中撮影すると、人間が感じる以上に水の色が際立ちます。
というか、カメラが勝手に高い彩度を探すようなのです。
以前はそうした傾向に違和感がありましたが、今ではその特性を利用して絵作りを楽しんでいます。
基本的にはプログラム・オートで撮影しますが、日照条件に応じて露出を補正したり、シーンモード等の設定で水色を調整しています。

上の画像の水色、実際にはこれほど濃いブルーはありません。
しかし陽射しが強いほど、カメラ側で青を拾ってくれるので、こんな色合い仕上がります。
この渓へは先週末の連休の中日に出かけました。
昼過ぎからの入渓で、複数組の先行者があったものの、幸運にも活性のピークに当たったようです。
陽射しが強い水中撮影には最高の時間帯に、いいタイミングで魚が釣れてくれました。

続きを読む...
弥生の候
本谷ヤマメ3月も中旬にさしかかろうとしているのに、釣行回数はいまだにたった1回です。
忙しいいわけではなく、たまたま仕事や天候の巡り合わせが悪いだけなのですが、部屋に閉じこもっていることが多くて、何だか不健康な日々を送っているような気もします。


続きを読む...
北国幻想
巨大尾いよいよ今週末から北の大地へ向かいます。
すでに何人かの友人たちは現地に入っていたり、住み着いてしまった不届き者もいる始末……w
気持ちは分からないこともないですが……率直に言って羨ましいです。
仕事さえあれば、明日にだって飛んで行きたい!

それは冗談としても、今はやはり北国の幻想に取り憑かれている状態。
それが一番楽しい時間なのかもしれませんが……


続きを読む...
渓流シーズン終了!
秋色北海道を除くほとんどの都府県で、渓流のヤマメ(アマゴ)/イワナ釣りが禁漁期に入りました。
禁漁期は産卵期を保護するためのものですから、感謝の気持ちと共に、そっと見守ってあげることに
しましょう。

東日本は厳しい残暑と少雨の影響で、シーズン後半は壊滅状態でした。
過去に例を見ないほどの惨憺たる状況でしたが、自然が相手なので仕方ありません。

9月30日に本州へ上陸した台風17号も、群馬県内に落とした雨量はわずかなもの。
利根川最上流の矢木沢ダムの貯水率は、ようやく15%程度まで回復したにとどまりました。
まだまだ降ってくれないと、渓魚たちの産卵にも影響が出てしまいそうです。
続きを読む...
〆の一発!
快心の44イワナ!

帰宅の日が決まって先が見えてくると、やはり何となく焦りを覚えるもの。
そうこうしている最中にこんな溪魚が顔を見せてくれると、焦りなど一気に吹き飛んでしまいます。

土曜日の朝、小樽発の新日本海フェリーに乗船。日曜日の早朝には新潟へ到着するので、昼前には自宅に着いていることでしょう。
まだまだ滞在していたいのはやまやまですが、きりがありません(w

そんなわけで、あと2日間の余裕があるわけですが、今日の一発で思い残すことはないような…

森町の港から眺める夕凪の海。
旅の終わりが近いことを、何気なく知らせてくれるような風景ですね。

Fresh Green !
新緑の渓初夏の旅は大好きです。
10日間の出釣中、雨に降られたのはたった1日という幸運。
新緑に萌える風景を満喫することができました。

ビートル・イーター盛んにライズを繰り返すヤマメの鼻先にあるのは黒いビートルです。
水生昆虫ばかりに気を取られていると、失敗してしまいます。

新緑の葉陰に潜む陸生昆虫たちの動きにも、注意が必要な季節になりました。

続きを読む...
CALENDAR
SMTWTFS
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>


ENTRY(latest 5)
ARCHIVES
CATEGORY
COMMENT
PROFILE
LINK
Copyright 2005〜2010 Seiji Sato. All rights reserved. No reproduction or republication without written permisson.

本ブログにおけるすべての内容は、日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。本ブログに使用している写真・本文の無断転載を禁じます。同様に情報ベースサイト等への流用を固く禁じます。

お問い合わせやリンク等を貼られる際は、プロフィールにあるアドレスへご一報ください。



パタゴニア

RECOMMEND


R1フルジップ・フーディ


ブラックホール・パック 25L Dolomite Blue

リバー・ソルト・ウェーディング・ブーツ(ダナー社製) Feather Grey


ウェーダー・ワーク・ステーション Forge Grey


メンズ ミドル・フォーク・パッカブル・ウェーダー(ショート) Hex Grey


ジッパード・ポーチ P-6


メンズ・バギーズ・ジャケット


メンズ・バギーズ・ロング ハイキング Copper Ore











        





無料ブログ作成サービス JUGEM

(C) 2024 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.