魚 | SST'S フィールドスケッチ
2013年 秋のヤリタナゴ移動作業
寒空の下どんよりとした曇り空の下、恒例のヤリタナゴ移動作業に参加してきました。
この作業は繁殖地から流出した個体を採捕し、繁殖地へ戻すことを目的としています。
様々な要因で減少の一途にあるヤリタナゴですが、今回も過去最低の採捕数となってしまいました。

美ヤリタナゴその一方、健全な生息環境が保たれている区間では、これまで見たことのない大型個体を確認できました。
うっとりするような美しさには驚かされるばかり……

その一方、こうした現象の背景に何があるのか。少々心配になってきます。
集団の個体数減少に伴う結果なのか、その原因は定かではありませんが、素直には喜べないのが正直な気持ちです。
 
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一難去って……
ヤリタナゴ群馬県内に唯一残されたヤリタナゴの棲息地……
まさに瀬戸際、ギリギリの生息条件の中でヤリタナゴたちは何とか踏ん張って生きています。
ここで毎年2回、春と秋にヤリタナゴの退避作業が行われています。
これはヤリタナゴの産卵適地から流出した個体や、農業用水の堀浚に伴う水止めによって死亡する個体を救出するための作業です。


(※ヤリタナゴは藤岡市の天然記念物に指定されているので、棲息地一帯は禁漁区に設定されています。この作業は藤岡市の文化浅井保護課の許可の下に行われます)

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止まらない個体数の減少……
ヤリタナゴ 絶滅危惧砧これまで年に2回のペースで「ヤリタナゴ」の退避作業に関するレポートをお知らせしてきました。
群馬県に唯一残された生息地は農業用水路のため、定期的なメンテナンスが必要です。
今回の退避作業は、毎年春に行われる地域恒例の堀浚いに合わせて、導水を止めた水路内からヤリタナゴを一時的に取り上げ、保護する目的で行われます。

そして今回も、結論から先に行ってしまえば、個体数の減少が止まらない状態が続いています。
昨年秋の台風に伴う大雨の影響で、水路の水が長期に渡って大増水、たくさんのヤリタナゴが下流方面へ流されてしまったことが最大の原因のようですが……


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失 踪 !?
ヤリタナゴ近影11月23日、「ヤリタナゴ 秋の移動作業」に参加してきました。
この作業は毎年春と秋に、群馬県内に唯一残されたヤリタナゴ生息地において実施されています。
迷路のような農業用水に入り込み、繁殖地に戻れなくなった個体を救出して、健全な野生個体群を維持することがこの作業の主な目的です。

これまで順調に個体数を増やしてきたヤリタナゴでしたが、昨年あたりから移動作業に伴う採捕数が激減。
タナゴたちが集団失踪してしまったような状態が続いています。
昨年秋の作業では34尾、今回は参加者よりも少ない(?)18尾という貧果に終わりました。

春よりも秋の作業時のほうが少ない傾向はあるのですが、ここまで落ち込むとは……
今回採捕された個体は大型魚ばかりで小さな個体は影を潜めています。
そのため、繁殖がうまく行なわれていないのでは……といった推測もできるのですが、真相が解明されるにはもう少し時間がかかりそうです。
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凍てつく朝に……春のヤリタナゴ退避作業
早朝の水路春は名のみの風の寒さや……
昨日も寒い朝でした。

群馬県内で唯一、ヤリタナゴが生息する藤岡市郊外の農業用水路。
そこでは毎年2回、春と秋にヤリタナゴ退避作業が行なわれています。
水路の管理や使用状況によって生息環境が大きく変わるため、恒常的な絶滅の危機にさらされているヤリタナゴを救出しよう……というのが退避作業の目的。

昨日は地域の人たち総出で水路の掘浚いが行なわれました。
そのため、一時的に水門を閉じる必要があり、少なくとも数時間は水が枯れてしまいます。
そこで断水中にヤリタナゴたちが絶命する前に救出しよう……という作戦。
カワウやサギ類、カラスなど、魚類や小生物を狙う鳥たちとの競争でもあります。

昨秋(11月)は退避作業開始以来の最低採捕数(救出数)を記録し、資源量の減少が懸念されました。
それだけに今回の作業に対する皆さんの意気込みは大きかったのですが……


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愛しきものたち
My Love P-chan !道南の渓で出会ったエゾハナカジカと思われるPちゃん。
もちろん、近寄っても全然逃げません。それどころか、むしろ様子を見ながら近づいてきて、手を水の中へ入れようものなら乗っかってきます。

残念ながら、人間の♀とはそうしたご縁もなく今日に至りますが……
カジカは本当にラブリーなお魚です。


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氷雨に打たれながら
水は枯れずに済んだけど……
三寒四温の"寒"のほうに大当たり……
春の"ヤリタナゴ退避作業"は、氷雨そぼ降る早朝から行なわれました。

この日は地域の人たち総出で用水路の浚渫作業’堀浚い)が行なわれます。
これは堆積したゴミや泥を取り除き、水路の機能を充分に生かすための大切な作業で、この地域では明治時代から続けられているそうです。

作業は水門を閉じ、一時的な断水状態の中で速やかに進められます。
このとき、干上がった部分に残された個体や、カラスなどに食べられる個体をできるだけ少なくするために、退避作業は行なわれます。

群馬県内に唯一残されたタナゴの棲息地は、そんなきわどい環境の中、多くの人たちの協力によって保護されているのです。


なお、この水路に棲息するヤリタナゴ、マツカサガイ、ホトケドジョウは藤岡市の天然記念物に指定されており、通常は採捕することはできません。
退避作業は藤岡市の許可を受け、職員立ち会いのもとに行なわれる特別な作業です。



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サーモン・ウォッチング
12月の利根川水系
この季節には珍しい大雨が降った先週の木曜日と土曜日。
けれども、利根川へサケの観察に出かけた金曜日は、さわやかな快晴に恵まれました。

ところが……


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青空の下で……
説明会
昨日の11月23日、秋の恒例行事"ヤリタナゴ移動作業"に参加しました。
今回も見事な晴天に恵まれ、とても貴重な時間を過ごすことができました。

この作業の目的は、流量変化等の理由で下流域に流出したヤリタナゴを中心とした魚類をを集め、それらを上流域の棲みやすく増殖可能な環境の整ったエリアへ移動することです。

主催者は"ヤリタナゴ調査会""ヤリタナゴを守る会""やりたなごの会"の皆さんで、"ヤリタナゴの保護増殖"のため、藤岡市文化財保護係から許可を得て毎年実施されています。

当ブログでも過去の活動について数回紹介していますので、詳細は以前の記事"ヤリタナゴの移動作業 その1."等)を参考にしていただければと思います。

魚捕りおじさん
ヤリタナゴの採捕作業は2時間ほどで終了しますが、この間、参加者たちは各々手網を持って、水路の中に潜り込みます。
今回はFF用のウェアを身につけた方々も多数参加しておられました。

小さな流れには、ヤリタナゴの他にも多くの魚たちが棲んでいます。
タモロコ、オイカワ、コイ、アブラハヤ、ヨシノボリ、ジュズカケハゼ、それにドジョウやナマズ、アメリカザリガニ等、なかなかにぎやかな棲息状況です。

ヤリタナゴたち
移動のため採捕したヤリタナゴの総数、約600匹!
今年はライバル魚種になる外来魚、タイリクバラタナゴはわずか1匹しか捕獲されませんでした。

水路の中の小宇宙は健在です。
ヤリタナゴの繁殖に欠かせないマツカサガイや、マツカサガイの成育に必要な他魚種の棲息状況も順調なことが想像できます。


今回は東京方面から遠路はるばる参加してくださった方も多く、大いに助かりました。
参加された皆さん、主催者の皆さん、おつかれさまでした。


来春の移動作業が楽しみです!


強制退去候補 !?


カマツカ
チャームポイントは、良く動く眼なのよ♪
愛嬌たっぷりの馬面で、砂底を忙しく這い回る"カマツカ"は、岩手県〜山形県以南に広く分布するコイ科の魚です。

私が生まれ育った前橋市の利根川筋にもたくさん棲んでいましたが、最近ではまったく姿を見かけません。
河川の中・下流部の水通しの良い砂底を好む底生魚のため、やはり環境変化の影響を受けやすいのでしょう。
残念ながら、希少種になりつつあるのが現状といえそうです。

群馬県水産試験場では、県内に棲息する魚類の保護増殖研究の一貫として、10年ほど前にカマツカの種苗生産に成功しています。

だからといって安心というわけではありません。

大切なのはこうした魚たちが健全に生活できる環境を整えること……多様な生物たちのひしめく生態系の中で、それぞれの生物がそれぞれの役割をまっとうできる環境があれば、人間の干渉など全然必要ありません。

魚たちが過去へ向かって泳ぎ出してしまう前に、何とかしなけれないけない問題ですね。

PS:
本日、これから甲州方面の某有名河川へ向かいます。
今夜は友人宅に泊めてもらって、今日、明日の2日間、じっくりライズを釣る予定です、が……ライズ、あるのでしょうか?
週明けに楽しいご報告ができることを祈りたいと思います。

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