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アリ巻き
![]() アリの季節にはまだ少し早いですが、そろそろ準備をしておかないと…… ということで、先週末に行なわれたAcropolisの不定期開催"フライタイング教室"では、アリ特集をさせていただきました。 ![]() ベースはラッカー仕上げ(車の補修用タッチペン利用)のハードシェル。 それぞれのパターンに応じた下ごしらえをして、一度に20本前後のロットで巻きためます。 自分の場合、#10~#12のムネアカ系を中心に、#18くらいまでのアント・パターンを生産します。 アブドメンがセクシーな丸みを帯びるまで、5〜6回の重ね塗り。 ソラックス部分のスペースを多めに空けておくと、いろいろなパターンへの応用が効くだけでなく、仕上がりに立体感を出しやすくなります。 面倒な作業と思われるかもしれませんが、頭を使わない単純作業は意外にクセになるのですよ。 タイングというより、メイキングの世界ですが。 ![]() 早速、川に持ち出して…… 効果もバッチリでございます。 |
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アダムス・パラシュート
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初釣りに……
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クリップル・パターン
![]() そろそろこんなパターンも巻いておかないと…… ということで、まずはハッチ・マッチャー系のフライを巻きはじめています。 クリップル・パターンはその名の通り、羽化に手間取って身動き取れない状態で水面からサスペンドする水生昆虫類をイメージしています。 実際、水面羽化するメイフライ等のスーパーハッチを観察していると、まさにこんな格好で流下する個体がかなり目立ちます。 バランス的に見ると、シャック部分が占める割合が大きい(長い)ようですが、シャック部のユラユラ感と細長いシルエットの強調、そしてより安定したドリフトのためには、こんな感じに仕上げたほうがよいようです。 たくさんの流下の中から、フライを選んで食べてもらうためには、デザイン的に破綻しない範囲で施されたデフォルメが効いてくるわけです。 現在、前橋のプロショップ"Acropolis"において、月に2回のペースでタイング教室をやってます。 このフライは先週の土曜日、皆さんと一緒に巻いたフライです。 これから3月一杯くらいまでは、水生昆虫のハッチ・マッチャー系のパターンを中心に巻いていこうと思います。 次回は27日だったかな……? 3月はとりあえず7日は決定しています。 いずれにしろ、開催日と詳細についてはこちらからどうぞ! PS: 木曜日のお江戸の会議、たいへんためになる内容でした。 予定通り道に迷って青山界隈をお散歩しましたが、駐車してある車を見る限り、あそこはドイツなのですね。 今週末は"丹沢ホーム"で、少し遅い新年会が行なわれます。 天気も良さそうなので、のんびり渓を歩いてきましょう。 |
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ロイヤルコーチマンのこと…
![]() 毛鉤を巻き始めたのは、高校2年生の夏休みでした。 最初は毛バタキの羽根をむしってミノ毛を作り、胴は孔雀の羽根やらゼンマイの綿毛やら……。テンカラ毛鉤の制作に没頭したものです。 しばらくすると、それだけでは飽き足らなくなって、より複雑な構造の毛鉤を巻きたくなります。 そんなとき、何かの釣り雑誌に載っていたフライを見て、 「これだ!」 と、直感したのが、なぜかロイヤルコーチマンだったわけです。 その意味では、このフライが自分のフライタイングの原点になっているのです。 当時はもちろんバイスなんか持っていません。 全部、手(指)で巻きました。 細いミシン糸を10cmほどに切って、その先端にそれぞれチチワを作り、材料を順番にひとつひとつミシン糸で止めて行きます。 ひとつ取り付けて固定したら一度巻き止め、次の材料もまた同じように取り付け、固定、巻き止め……という過程を繰り返すのです。 この作業に没頭して、高校を卒業する頃には、バイスなしで#20程度のロイヤルコーチマンを巻けるようになっていました。 そのぶん、勉強が疎かになったことはいうまでもありません。 その後、初めてバイスを手に入れたのは大学2年生のときです。 この頃からミノ毛はハックルになり、胴はボディ、材料はマテリアルと呼ぶようになりました。 バイスの画期的な機能と、フライを巻くためのツール類の多様さに驚かされ、1本のロイヤルコーチマンを巻くために必要な時間は1/10に短縮されました。 それでも尚、ロイヤルコーチマンを巻き続けました。 マテルアルの処理、プロポーションの組み立て、各部のバランス等々、ロイヤルコーチマンを巻くことで得た知識や技術には、計り知れないものがあります。 もしもこれからフライを巻こうとする方がいたら、ひとつのパターンを巻き倒すことをお勧めします。 自分の場合、それがたまたまロイヤルコーチマンだったわけですが、やはりアップライトウィングのスタンダードパターンから選んでみてはいかがでしょう。 そうすることが、フライタイング上達への近道だと思います。 PS: 例の虫の件は、もう少々調べてからお知らせします。 そして本日、これから神流川へ行ってきます。目的は釣りではないですが、釣りもするかもしれません……。 |
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CDCダンのプロポーション
![]() とてもシンプルで、誰にも手軽に巻けて、なおかつ効果のあるフライの代表的存在です。 もちろん、羽化・流下するメイフライのダンと色調やサイズを合わせ、ハッチマッチャーとして利用するのが基本です。 けれども、フライローテーションの中で目先を変える意味合いで、戦略的に使っても十分な利用価値があります。 写真のフライは、ウィングを振り分けたハーフスペントのスタイルで巻いたパターン。CDCの量や浮力に依存するのではなく、バランスで水面をとらえるタイプです。 キーポイントはボディの形状……極細のダビング材を使って、ふんわりやさしいテーパーのプロポーションに仕上げました。 テールには細めのムース・ホックを使っています。 同じマテリアルを使って、同じイメージで仕上げたとしても、その仕上がりに大きな違いが出やすいフライといえるでしょう。 ![]() モデルになっているのは、フタバコカゲロウ属のダンです。 北関東あたりで羽化が始まるのはまだ先ですが、今頃から用意していないと間に合わないかもしれません。 今年は季節の進行が早く、羽化のサイクルが読みづらいように思います。 似たような色調のメイフライで、羽化期が重なる種類として、ヒメヒラタカゲロウの仲間があります。 南関東の某河川では、今年はすでにヒメヒラタのハッチが始まっているとか。 色調的にも複数のメイフライをカバーできる重要なパターンです。 何本あっても邪魔になりませんが、何本あっても足りないように感じるのはなぜでしょう……。 PS: 昨日、上野村の降水量はわずか10mmにも達しなかったようです。前橋など、たった4.5mm、相変わらず乾ききってます。伊豆方面は100mmに達したところもあるというのに……。 でも、釣りに渓魚に飢えてきたので、本日これから神流川へ行ってきます! |
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セミフライ
![]() 年が明けてからというもの、フライをまったく巻いていないことに気がつき、昨夜になってようやくタイングデスクに向かいました。 春先に合わせてユスリカ系でも……と、ミッジサイズのフックを取り出したのですが、久々に見る#28なんぞは指で掴むことさえ不可能に思えます。 老眼の進行速度は、自分の想像をはるかに超えているかもしれません。 そんなわけで、タイング初日の指慣らしに選んだのはセミのパターンでした。 ユスリカ系からいきなりセミに飛ぶとは何とも極端な選択ですが、マテリアルやツールを目の前にすると、とめどない妄想が脳内を駆け巡ります。 昨夜はそれまでニュージーランドの写真を整理していたこともあり、ウズウズっときた原因の多くは、最初からその辺にあったのですね。 そして#8のTMC 2312で3本のセミフライを巻きました。 サイズの大きいフライは意外にフォルムをまとめるのに気を遣いますし、ディアヘアの処理や、スレッドのテンションの加減など、セミのパターンは薄れていたタイング感覚を呼び起こすにはもってこいなんです。 そのうちの1本を撮影してと思ったのですが……、久々に巻いたフライというのは、やっぱりダメです。 マクロレンズ越しにディテールをチェックすると、笑っちゃうほど酷いので、写真には以前巻いたものを使わせていただきました。 どうやらできるだけ違ったパターンで100本くらい巻いてからでないと、目も指もタイングモードに入りきれないようです。 |
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コンパラダン
![]() 巻くのが簡単で、お手軽なハッチ・マッチャーを即座に仕上げられる"コンパラダン"……CDCというマテリアルが一般化する以前は、"ノーハックル・フライ"と並んでライズ狙いの先鋒として活躍したものです。 このフライの美点は、丈夫で使い減りしないところにあると思われますが、本来の性能を発揮させるためには、ウィング・マテリアルに使うディアヘアの質が重要です。 ![]() コンパラダンは、主に#14〜#20くらいのサイズに巻くと優れたバランスのフライになります。 それはまた、使用するディアヘアの太さや長さ、そしてヘアのテーパーの程度との兼ね合いがあるからで、良質の"コースタル・ディア"のヘアを手に入れるのはなかなかたいへんです。 ![]() ![]() 上記サイズの範囲内に巻くのなら、写真のようなテーパー具合のヘアでないと、うまく仕上げることができません。 ヘア先端部の細い部分(黒っぽい部分)のテーパーがゆるく長すぎると、コックハックル等で巻いたものと大差ない仕上がりになってしまいます。これでは浮力やボリューム感に欠け、持ち味を生かしきれません。 基本的にヘア全体の長さが15mm〜25mm程度のもので、先端部が短い(テーパーが強い)ヘアならば、きれいな仕上がりのコンパラダンを巻けると思います。 写真のフライでは、テール材にムース・ホックを使っていますが、もちろんコックハックル・ファイバーを数本束ねたものを振り分けても問題ありません。 渓流シーズンも今週一杯で終わってしまう地域がほとんどです。 秋の夜長はフライ・タイングに没頭しながら、イメージトレーニングに励みましょう! |
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秋のビートルパターン
![]() 昨日エントリーしたカメムシ風パターンの流用形です。 ディアヘアのボディ部はそのままに、オーバーウィングにはきらめきがとても印象的なピーコックソードを取り付け、アンダーウィングにはCDC、レッグ部はディアヘアの先端部をディバイドしています。 このようなドレッシングによって、浮力は確実にアップします。 しかしこのフライの場合、水面下へ強制的に沈めて使うことがよくあります。 そのため表面積を多く取ることで、マテリアルの隙間に気泡が溜まりやすくなり、水圧に押し潰れて痩せてしまわないことも、このフライの美点です。 浮かせたり沈めたり……それぞれの状態でイメージ通りの働きを補助してくれるのは、やはり強力なリキッドタイプのフロータントですね。 例えば『STALK』の"ディップコート"、『ジャニス』の"DEEP FLOAT"、『flux』の"kty3"などがお勧めできるリキッド系フロータントです。 ![]() フライタイングはイメージが大切……ということで、秋のニジマスを思い描きつつ、夜な夜な面倒なフライタイングに勤しむ今日この頃でございます。 |
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フライのお仕事
![]() 昨日は"Flyrodders"の取材&撮影があって、朝9時から夜の7時過ぎまでみっちり働きました。 主にフライを巻いたり、インタビューに答える内容でしたが、フライタイングの行程(step by step)を撮影や、それに関わるマテリアルやらのカットも多くて、たいへんな作業となりました。 昨日の前橋の最高気温は36℃くらい。 エアコンを使わない私の部屋ではしんどかったことでしょう。 編集部のSくん、そしてカメラマンさんも体調など崩していませんか? 今日は市内の河原で取材だそうですから、熱中症に注意してください。 ![]() 皆さんが帰った後、何となくフライを撮影したくなって、Red tail Peacock系のフライをブラックの背景色で撮ってみました。ピーコックの質感がなかなか魅力的ですね。 ちなみにこのフライは、今回の取材とはまったく関係ありません。 ムートンをインディケイターに使って、平べったいシルエットでまとめたテレストリアル風パターンですが、沈めてサイト・フィッシングに使っても良いフライです。 明日から2日間、名古屋から来る友人たちと久しぶりに『シャロムの森』へ行ってきます。 今日1日だけ、酷暑に耐えつつ職務に勤しむことにいたしましょう。 |
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