植物 | SST'S フィールドスケッチ
  • 2020.03.06 Friday
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スギ花粉の季節
スギ雄花今年のスギ花粉飛散量は、過去2番目の多さになるのだとか
先日、丹沢の山でスギ雄花の様子をマジマジと見てきましたが、確かにその充実度には目を見張るものを感じました。
雪が解けて空気が乾燥したら、一気に弾けて飛散を開始することでしょう。

幸いにも、今のところ花粉症ではない私ではありますが、周囲を見ていると毎年のように発症する友人・知人が増えています。
もはや他人事ではない状況なのですが……
その一方で、

「オイラが花粉症なんぞに罹るわけねーだろ!」

という強気な自分もいたりします。
もしもこの春、花粉症デビューするはめになったら、思い切り笑ってやってください。

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梅見日和
菅原神社境内にて
昨日は節分、今日は立春……
暦のうえでは春でございますね。
皆さんは豆まきで福を呼び入れ、南南東の方角を向いて、恵方巻きを召し上がりましたか?

私は特に何もしませんでしたが、昨日はポカポカ陽気だったもので、久々に朝から自転車でクルージング。
よく走りましたわ〜 太腿パンパンです。
来週の月曜日は検診があるので、しばし体脂肪を燃焼させておこうかと。
ダイエットというわけではないですが、昨日の摂取カロリーは1000kcalに抑えました。


走っていると、ところどころで梅の花が目に入ります。
今年は例年より、開花が少し早いように感じますが、皆さんの地域ではいかがでしょう?

梅の花に誘われて出歩いているのは、私だけではないようで……


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春の雨にうたれて……
春の雨にうたれて……
一昨日の朝方、南牧村・六車にあるカタクリの群落地に出かけました。

ちょうど雨上がりということで、カタクリの花を中心に、朝日、逆光、雫……というイメージを膨らませていましたが、残念ながらカタクリの開花率は1%にも満たない状態。
ピンクの手ぬぐいを絞ったような蕾がズラリと並んでいるだけなのです。
そのうえ群落地に日が射し込むまでにはかなり時間がかかりそうだったので、テーマを変更するしかありませんでした。

そこで注目したのは、カタクリの葉に浮き出たモザイク柄の模様です。
いつも花に気を取られてばかりでしたが、葉の様子をじっくり観察すればするほど、絶妙な紋様に思えてきました。

そんなわけで、30分ほど日陰の群落地を見て回り、無数のカタクリの中から葉のカタチと紋様の美しい個体を見つけ出しました。
ほどよく水滴が取り付いて、カタクリの葉が持つ瑞々しさを引き立てていますね。


この後、上野村の神流川へ向かいましたが、役場前のC&R区間は怒涛の濁流と化していました。
週末には回復してくれるでしょうか……。
ライブカメラで要チェックです。



クサギ(臭木)
落葉性低木(Clerodendrum trichotomum)
芳しくないかほり……
"クサギ"の花の咲く季節になりました。

市街地から山の中に至るまで、どこでも目に入るのは、私がこの花をかなり苦手にしているからかもしれません。
ヘビを嫌いな人が、よくヘビを見つけてしまうのと同じ理屈ですね。

クサギは日本全国に分布しています。
草むらの中へ最初に侵入する樹木ですから、林道沿いなど、森の辺縁部に多く見られるようです。
晩夏から秋にかけて、釣りの帰りに林道を歩くとき、強烈に甘ったるい芳香臭が漂っていたら、この花だと思ってまず間違いないでしょう。

私はこの匂いが生理的にまったくダメで、傍を通過するときには呼吸を止めています。

ゲホッとする悪臭葉
ところが[クサギ:臭木]という、そのものズバリの名称は、実は葉を切ったり揉んだりしたときに発する独特の匂いから来ているそうです。

確かに葉をち切ったとき、ゲホッと咽るような悪臭が漂いますが、人が言うほど酷い匂いには思えません。すぐに鼻が慣れてしまう程度の異臭です。


そんなわけで、本来は葉の匂いで不名誉な名称を与えられているクサギですが、私の場合、むしろ花の芳香臭に悪臭のイメージを重ねてしまいます。

もっとも、私は悪臭の代名詞とされるカメムシの匂いをそれほど嫌だと思いません。
むしろ多くの芳香性の強い花や、オーデコロンの類にたまらない不快感を覚えたりします。

もしかすると、自分の臭覚が異常なのかもしれませんね。

紫はなくそ
秋にはこんな不思議なカタチと色の果実をつけるクサギですが、これは草木染めの原料になるそうですよ。

タマゴケとヘチマゴケ
目玉親父
マクロレンズを覗いていると、いつもと違う世界を散歩しているような気分になります。

湿った岩壁に張り付いたコケ類も、その鮮やかな萌黄色の中に不思議なカタチの胞子嚢を忍ばせていることがあります。

上の写真は"タマゴケ"と呼ばれるコケの一種ですが、まるで"ゲゲゲの鬼太郎""目玉親父"みたいですね。

朝露を抱いて……
こちらは"ヘチマゴケ"の一種です。

どこにでも見られるコケ類も、光合成によって光のエネルギーを化学的なエネルギーに転換する役割を担っているだけでなく、水を濾過して浄化するコンディショニング機能も備えています。

そんな視点であらためてコケを見ると、朝露を抱いた様子の何と瑞々しいこと!

やはり自然界に無駄はなく、それぞれがつながりを持って生きているのだなと感心してしまいます。

カエデのグラデーション
楓
寒がりの葉と、そうでもない葉があるのでしょうか……。
秋のカエデは素敵なグラデーションで私たちを楽しませてくれます。

カエデは"楓"と書きますが、語源は"蛙手"なのだそうです。
つまり、葉の形がカエルの手に似ているため、カエルデからカエデに転じたわけです。

それならなぜ、漢字で"楓"と書くのでしょう?
そこにはちょっと複雑な事情があるようです。
中国には"フウ"というカエデによく似たマンサク科の樹木があって、それを"楓"と書きました。
ところが万葉の時代の雅な方々は、何かにつけて中国詩文から根拠を求めたため、フウとカエデを同一視することに決めたのだとか。
そのあたりのことはこちらから、"名前の由来"を見ていただくと詳しく書いてあります。

しかし、個人的には"楓"という文字は大好きです。
カエデの葉が風に揺れ動くさまは、春の新緑から秋の紅葉まで、季節に関わらず美しいものです。
そしてときには、こんなきれいなグラデーションを見せてくれるのですから、風流な漢字をあてはめてもいいと思います。

寒くなってきました。
今頃は全部の葉が赤く染まって、秋の水面にその色を投げかけていることでしょう……。

フジ蔓
ふじつる
蔓(つる)性植物というのは、実に奔放で力強い生き物です。

日本各地でごく普通に見られる「フジ(マメ科)」の仲間も、情け容赦ない蔓性植物の一種。西日本には、蔓の巻きつく方向がフジとは逆の「ヤマフジ」ばかりの地域もあるそうです。

広葉樹が落葉の季節を迎えると、普段は葉に隠れて見えなかった木枝の状態をうかがい知ることができます。そして同時に、フジの蔓が手当たり次第に樹木に巻きついて、縦横無尽に森の中を走る様子もはっきり見ることができます。

蔓に巻きつかれ、それが食い込みつつある木枝はとても苦しそうです。そんな場面を見るにつけ、フジの蔓がまるで征服者のような存在に思えてきます。

ところで、このエクステンドボディ(?)のような形状をしたフジ蔓ですが、いったいどのような過程をへて、こんなふうになったのでしょうか?

ヤーンやフロスをきつく捩れば、簡単にこんな形に整形できますが(パラシュートポールもこれで作ることがありますね)、やはり同じ理屈で生じてしまったカタチなのかもしれません。

つまり、何かに巻きついて上方へと伸びていくうちに、芯になっていた幹や枝が枯死。その反動で、余った部分を自分自身で縒りまとめてしまった……のでしょうか。

藤の花フジの花は、シーズンの到来を告げる花です。「フジ色」というように、色の名称として使われるくらいですから、誰もがそれと判断できます。

雪代終了前後に咲くことが多いので、雪が多い地域でも、この花が咲くとドライフライの釣りが楽しくなってきますね。

花だけ見ていれば優雅なものですが、他の樹木の幹や枝を絡めて咲き誇る様子までじっくり眺めると、空恐ろしさを感じます。

でも、早くフジの花の咲く季節が来ないかなぁと、半年も先のことを妄想する今日この頃でございます。

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